Windows Containersを基盤側から構築してみることで、構築のポイントを押さえてみます。
今回は、Windows Container ホストの構築を
コンテナー ホストの展開 - Windows Server
Container Host Deployment - Windows Server
のドキュメントから、見ていきます。
手元には、すでにHyper-VホストとなっているWindows Server 2016 TP4のマシン(Nested Hyper-Vを確認した環境)がありますので、これを使います。
ゆくゆくはHyper-Vコンテナも試せればなと。
まず、Windows Container機能をインストールします。
コンテナー ホストの展開 - Windows Server
では、PowerShellになっています。PowerShellのほうが大量展開に有利ですが、GUIでも同様の操作が可能か確認します。
結論として、「Install-WindowsFeature containers」コマンドレットと同じようにできます。
再起動を自動的に行いましたので、
再起動後、ウィザードが完了したことを確認しました。
念のため、「Get-ContainerHost」も実行してみました。
Windows Container ホストとしての準備ができたので、仮想スイッチをNATとして作成を行います。
New-VMSwitch -Name "Virtual Switch" -SwitchType NAT -NATSubnetAddress 192.168.11.0/24
で作成します。
仮想スイッチができたのでNATオブジェクトを作成します。
New-NetNat -Name ContainerNat -InternalIPInterfaceAddressPrefix 192.168.11.0/24
OSイメージをインストールするところにたどり着きました。ですが、その前にContainerProvider PowerShell モジュールをインストールします。
Install-PackageProvider ContainerProvider -Force
Containerイメージを検索してみます。
Find-ContainerImage
Nano Serverと、Windows Server Coreの各OSイメージをインストールしてみます。
Install-ContainerImage -Name NanoServer -Version 10.0.10586.0
BITSでダウンロードするのですね。
なんだかんだ、12分ほどで完了。
Install-ContainerImage -Name WindowsServerCore -Version 10.0.10586.0
さすがにNano Serverとはサイズが違うので、6分経過後でもダウンロードはここまでの進み具合です。
コマンドレット実行開始から2時間ほど経過後、次の処理が走りました。
最終的に2時間10分ほどで、WindowsServerCoreのOSイメージをインストール完了。
Azureですと、ここまでがパッキングされたものが即利用可能となるわけですから、とても有用です。
でも、仕組みを知るには、自分で構築してみるのが一番でもあります。
Dockerのインストールは必須ではないみたいですが、別稿で確認結果をまとめる予定です。
以上、参考になれば幸いです。
2016年3月27日日曜日
VyOS 1.1.7へアップグレードしました
手元で使っている環境は、AzureとのVPN接続に使っています。
コードネームLithiumこと、VyOS 1.2.0の足音が聞こえてきていますが、まだ安定リリースは、1.1.x(コードネームHelium)です。
すっかり見逃していたのですが、VyOS 1.1.7が、リリースされています。
手元で使っている環境を確認したところ、1.1.5でした。1.1.6すら見逃していたようです。。。ちなみに、ずいぶん前のLet's Noteを使っているので、システムイメージは32bit版を使っています。
では、早速、Upgradeに従って、アップグレードします。
show system imageで現在の状況を確認します。
そうでした、1.1.0でインストールしたのでそのイメージも残っていますね。
add system image http://mirror.vyos.net/iso/release/1.1.7/vyos-1.1.7-i586.iso
で1.1.7のイメージを追加します。システムイメージをダウンロードし、いくつかの設定を入れ込むということで、実際には追加インストールとなっています。
手元の環境では、10分ほどでダウンロード・インストールできました。
VyOSを再起動し、新しいシステムイメージを実行します。
改めて、
show system image
でバージョンを確認します。
以上、ご参考になれば幸いです。
コードネームLithiumこと、VyOS 1.2.0の足音が聞こえてきていますが、まだ安定リリースは、1.1.x(コードネームHelium)です。
すっかり見逃していたのですが、VyOS 1.1.7が、リリースされています。
手元で使っている環境を確認したところ、1.1.5でした。1.1.6すら見逃していたようです。。。ちなみに、ずいぶん前のLet's Noteを使っているので、システムイメージは32bit版を使っています。
では、早速、Upgradeに従って、アップグレードします。
show system imageで現在の状況を確認します。
そうでした、1.1.0でインストールしたのでそのイメージも残っていますね。
add system image http://mirror.vyos.net/iso/release/1.1.7/vyos-1.1.7-i586.iso
で1.1.7のイメージを追加します。システムイメージをダウンロードし、いくつかの設定を入れ込むということで、実際には追加インストールとなっています。
手元の環境では、10分ほどでダウンロード・インストールできました。
VyOSを再起動し、新しいシステムイメージを実行します。
改めて、
show system image
でバージョンを確認します。
以上、ご参考になれば幸いです。
2016年3月21日月曜日
Windows Containers Part 1 ~とりあえず自分で確認できたところまでのメモ書き~
とりあえず自分で確認できたところまでのメモ書きです。
ます、勉強するためのドキュメントトップページは下記の二つ。
Windows コンテナーに関するドキュメント日本語版は2016/2/16付け
Windows Containers Documentation英語版は2016/2/18付け
AzureにてWindows Containersホストを展開し、試していきます。
参考にしたのは、Azure クイック スタートです。ここは特に引っかかることもなくできましたので、補足しません。
続いて、
Windows コンテナー クイック スタート -Docker
を見ながら進めます。
dockerのコマンド一覧を確認してみます。
dockerからコンテナイメージを確認します。
コンテナイメージから新しいコンテナを作成します。
このあと、コマンドプロンプトは、起動したコンテナに対するコマンド入力となりますので、少々混乱してしまいました(それと気づくのに遅れて、いろいろ試行錯誤、そこでdocker rmでコンテナを削除できたりすることを始めて知りました)。
※試行錯誤しているうちは、この方法で良いと思います。が、確実に動くようになったら、startコマンドで別ウィンドウとして表示するのもありだと思います。
httpサーバーをpowershellから追加してみました。
構成の変更がおわったので、exitで抜けます。
コンテナをコミットします。
これでコンテナイメージを一つ増やすことができました。
さて、先ほど「起動したコンテナに対するコマンド入力となりますので、少々混乱してしまいました」と書きました。
混乱している中で、同じコンテナ名を再指定してしまいました。これは当然のことながら競合している旨のエラーとなります。
この場合、もし起動しているコンテナを停めるならば、docker stopを使えばよいかと(ちなみにdocker killもあるようですね)。
その上で、コンテナを一旦廃棄するならば、docker rmで廃棄できます。
コンテナホストの作成も含めまだまだ未確認な点は多いのですが、本記事は一旦ここまでとします。
ます、勉強するためのドキュメントトップページは下記の二つ。
Windows コンテナーに関するドキュメント日本語版は2016/2/16付け
Windows Containers Documentation英語版は2016/2/18付け
AzureにてWindows Containersホストを展開し、試していきます。
参考にしたのは、Azure クイック スタートです。ここは特に引っかかることもなくできましたので、補足しません。
続いて、
Windows コンテナー クイック スタート -Docker
を見ながら進めます。
dockerのコマンド一覧を確認してみます。
dockerからコンテナイメージを確認します。
コンテナイメージから新しいコンテナを作成します。
このあと、コマンドプロンプトは、起動したコンテナに対するコマンド入力となりますので、少々混乱してしまいました(それと気づくのに遅れて、いろいろ試行錯誤、そこでdocker rmでコンテナを削除できたりすることを始めて知りました)。
※試行錯誤しているうちは、この方法で良いと思います。が、確実に動くようになったら、startコマンドで別ウィンドウとして表示するのもありだと思います。
httpサーバーをpowershellから追加してみました。
構成の変更がおわったので、exitで抜けます。
コンテナをコミットします。
これでコンテナイメージを一つ増やすことができました。
さて、先ほど「起動したコンテナに対するコマンド入力となりますので、少々混乱してしまいました」と書きました。
混乱している中で、同じコンテナ名を再指定してしまいました。これは当然のことながら競合している旨のエラーとなります。
この場合、もし起動しているコンテナを停めるならば、docker stopを使えばよいかと(ちなみにdocker killもあるようですね)。
その上で、コンテナを一旦廃棄するならば、docker rmで廃棄できます。
コンテナホストの作成も含めまだまだ未確認な点は多いのですが、本記事は一旦ここまでとします。
2016年3月20日日曜日
System Center 2012 R2のSQL Server 2012 SP3対応
Microsoft® SQL Server® 2012 Service Pack 3 (SP3)
がリリースされています。
ラボのSystem Center 2012 R2環境でも、Windows Updateで検知しています。
下記は、SC 2012 R2 OMを動かしているマシンでの例です。
とはいえ、System Center 2012 R2環境での対応状況を確認しておかないと、SQL Server 2012 SP3を適用できませんね。
探したところ、
SQL Server Requirements for System Center 2012 R2
に記載がありました。
2016/03/20時点では、System Center 2012 R2 Operations Managerだけが、SQL Server 2012 SP3対応ということになっています。
※これから順次更新されていくのでしょうね。
ということで、System Center 2012 R2 Operations Managerには、SQL Server 2012 SP3を適用してしまいます!
※適用前のバックアップを忘れずに~
ちなみに
SQL Server Requirements for System Center 2012 R2
には、
General SQL Server recommendations for System Center 2012 R2
として、推奨条件が記載されているので、目を通すと良いです!
以上、ご参考になれば幸いです。
がリリースされています。
ラボのSystem Center 2012 R2環境でも、Windows Updateで検知しています。
下記は、SC 2012 R2 OMを動かしているマシンでの例です。
とはいえ、System Center 2012 R2環境での対応状況を確認しておかないと、SQL Server 2012 SP3を適用できませんね。
探したところ、
SQL Server Requirements for System Center 2012 R2
に記載がありました。
2016/03/20時点では、System Center 2012 R2 Operations Managerだけが、SQL Server 2012 SP3対応ということになっています。
※これから順次更新されていくのでしょうね。
- Operations Manager Data Warehouse
- Operations Manager Operational Database
- Operations Manager Reporting Server
ということで、System Center 2012 R2 Operations Managerには、SQL Server 2012 SP3を適用してしまいます!
※適用前のバックアップを忘れずに~
ちなみに
SQL Server Requirements for System Center 2012 R2
には、
General SQL Server recommendations for System Center 2012 R2
として、推奨条件が記載されているので、目を通すと良いです!
以上、ご参考になれば幸いです。
Update Rollup 9 for System Center 2012 R2 Operations Manager part 3 - PRO
SCOMと接続している場合のみですが、System Center 2012 R2 Update Rollup 8をVirtual Machine Manager適用後、Virtual Machine Manager(VMM)とOperations Manager(OM)の接続(PRO)は、疎通が切れます。
よって、PROの再構成を行います。
Update Rollupを適用後は、VMM用の管理パックをOMにインポートする作業が毎回必要となります。
では、確認していきます。
VMMのインストールフォルダにある"ManagementPacks"から、VMM用の管理パックをOMにインポートします。
オンラインカタログを確認するので、[OK]ボタンを押します。
VMM用の管理パックを選択します。
セキュリティの警告がUR8と同様に出ています。
セキュリティ警告を了解したうえで、インポートを進めます。
インポート完了です。管理サーバーの性能にもよると思いますが、当方の環境では完了までに20分ほどを要しました。
VMMコンソールから[Operations Managerの設定]を表示させ、[最新の情報に更新]ボタンを押してしばらく待ちます。
ジョブ画面で完了を確認します。3分ほどで完了しました。
PROが再構成されると先の画面になります。
以上、ご参考になれば幸いです。
よって、PROの再構成を行います。
Update Rollupを適用後は、VMM用の管理パックをOMにインポートする作業が毎回必要となります。
では、確認していきます。
VMMのインストールフォルダにある"ManagementPacks"から、VMM用の管理パックをOMにインポートします。
オンラインカタログを確認するので、[OK]ボタンを押します。
VMM用の管理パックを選択します。
セキュリティの警告がUR8と同様に出ています。
セキュリティ警告を了解したうえで、インポートを進めます。
インポート完了です。管理サーバーの性能にもよると思いますが、当方の環境では完了までに20分ほどを要しました。
VMMコンソールから[Operations Managerの設定]を表示させ、[最新の情報に更新]ボタンを押してしばらく待ちます。
ジョブ画面で完了を確認します。3分ほどで完了しました。
PROが再構成されると先の画面になります。
以上、ご参考になれば幸いです。