2017年9月30日土曜日

Windows Server Insider Preview Build 16278でクラスターのIPアドレスを変えようとしてハマる

Windows Server Insider Preview Build 16278でクラスターのIPアドレスを変えようとしてハマりました。

「フェールオーバー クラスターの IP アドレス変更手順」を参考にして、クラスターのIPアドレスを変えようとします。

他サーバーから、リモートで接続します。

IPアドレスと、クラスターをオフラインにします。
これが、行けなかった。
Windows Server Insider Previewは、Server Coreで提供されていますので、ローカルではフェールオーバークラスターマネージャーが使えません。
リモートからフェールオーバークラスターマネージャーでは、もうクラスターに接続できないので、この後どうにもならずハマってしまいました。。。
Server Coreの場合は、リモートのフェールオーバークラスターマネージャーを使ってクラスターのプロパティを操作してはいけないですねorz

また、Storage Speces Directを作り直しかと内心焦りながら、いろいろ調べました。。。
Windows Server 2012のWSFCで使用できるPowerShellコマンドレット (Start-ClusterResource) についてにたどり着きました。

Start-ClusterResourceを実行してみたけど、リソース名が違う様子。
Start-ClusterResourceがあるなら、Get-ClusterResourceもあるだろうと、実行してみました。


リソース名がわかりましたし、オフラインのリソースがCluster Nameと(問題の)Cluster IP Addressであることもわかりました。
ということで、Cluster NameとCluster IP Addressをオンラインにして、事なきを得ました~


Windows Server Insider Preview Build 16278でHCIを構成

Windows Server Insider Preview Build 16278でStorage Speces DirectとHyper-VからなるHCIを構成してみます。
HCIは仮想マシン上に構成(つまり、Nested Hyper-V)、SC 2016 VMMにホスト登録するところまで、記載します。
※途中、ハマっており、画面が多いです。。。
今回使ったスクリプトは、こちらからダウンロードできるようにしています。

下記のコマンドレットを各ホストで実行します。
Set-Item WSMan:\localhost\Client\TrustedHosts "*"


1台のみで実行するので、各ノードのホスト名、ローカル管理者アカウントを変数に入れておきます。


Enter-PSSessionで、各ノード(今回は4台)に接続して、ローカル管理者グループにクラスターのドメインアカウントを追加します。
あと、Data-Center-Bridging、Failover-Clustering、Hyper-V、RSAT-Clustering-PowerShell、Hyper-V-PowerShellとマネジメントツール(これは念のために追加しただけでなくても良いはず)をインストールします。
※最初の画面は、クラスターのドメインアカウントを一度間違えています。。。

※下記の画面は、sconfig.cmd実行後だったので、画面の色がこうなってます。。。

実行終わったら、再起動させてます。

各ノードに必要なセットアップが終わったら、Test-Clusterを実行します。


Test-Clusterの実行完了。


New-Clusterを実行。しかし静的IPアドレスを指定しなかったため後でハマった。。。


クラスターができたので、ファイル共有監視を設定しようとするとエラー。。。

※後でもう一度実行したのですが、やはりエラー。。。

せっかくなので、クラウド監視にしてみる。
参考にした技術情報はこちらです。

フェールオーバー クラスターのクラウド監視を展開します。」に従って、ストレージアカウントを作成します。


ストレージアカウントとプライマリーキーをコピーしておきます。


クラウド監視を設定するもエラー。。。
おかしいと思い、get-clusterしてみると接続できない。。。

別ホストから、フェールオーバークラスターマネージャーを接続して確認してみようと思ったものの、そういえばIPアドレスがDHCPだったことを思い出す。

いったんクラスターを削除し、


静的IPアドレスを指定して、New-Clusterを実行。
※しかしあまり考えないで、IPアドレスを付与したので、後々困ったことになる。


New-Cluster完了。


確認のため、Get-Clusterを実行するとエラー。。。

DNSエントリーがなかった。。。Windows Server 2016の時は、登録した記憶がない。。。
気を取り直して、DNSエントリーを登録。


確認のため、Get-Clusterを実行も成功。


せっかくなので、クラウド監視を設定。
※ファイル共有監視は、もう一度実行したのですが、エラーだったのであきらめた。。。


クラウド監視が設定されると、ストレージアカウント側はコンテナーができています。
この感じだと、クラウド監視ごとにストレージアカウントを作ったほうが良さそうですね。


ディスクのクリーンアップを実行。


Enable-ClusterStorageSpacesDirect を実行。

無事に完了。


他サーバーのサーバーマネージャーから、Storage Spaces Directの記憶域ができましたことを確認。


1.93GBの3way mirrorなので、636GBでボリュームを作成。
※これでもまだ余っていることが後でわかる。

ボリュームも作成完了。


他サーバーのサーバーマネージャーから、Storage Spaces Directの記憶域を確認。
56.5GB程、まだ空いていますね。


ようやく、SC 2016 VMMに登録できます。
登録ウィザードを進めます。

Run as Accountを指定。


クラスター名を指定。


クラスターノードも認識していますね。


ホストグループを指定。


[Finish]を押して登録します。


VMMジョブも無事完了。


ホストグループに登録完了。


他サーバーのフェールオーバークラスターマネージャーから、ディスクの状態を確認、CSVとして作成できています。


以上。

Windows Server Insider Preview Build 16278でsconfig.cmd


そういえば、sconfig.cmdがあったことを思い出し、それでWindows Server Insider Preview Build 16278 Server Coreを構成します。
とはいっても、ドメイン参加の部分だけ。(後でDNSサーバーも変更していますが、ありふれているので割愛します)。

起動するとこんな画面です。ここで、1を入力し、Enterキーを押します。ドメイン参加を開始します。


"d"を入力してドメイン参加を指定。続いてドメイン名を入力、管理者権限のあるアカウント名を入力し、Enterキーを押します。


管理者権限ユーザーのパスワード認証を入力し、Enterキーを押します。


再起動の前に、コンピューター名を変更するか聞かれたので、迷わず[Yes]ボタンを押します。


変更したいコンピューター名を入力し、Enterキーを押します。


再度、管理者権限ユーザーを入力し、Enterキーを押します。


再度、管理者権限ユーザーのパスワード認証を入力し、Enterキーを押します。


再起動するか聞かれるので、[Yes]ボタンを押します。


再起動後、改めてsconfig.cmdを起動して、Windows Server Insider Preview Build 16278をアクティベーションします。11を入力し、Enterキーを押します。
続いて、3を入力し、Enterキーを押します。


ダイアログがポップアップするので、こちらのプロダクトキーを入力します。


無事にアクティベーション完了。


1を入力し、Enterキーを押します。


アクティベーションが成功していますね。


以上。