2020年5月16日土曜日

Windows Admin Center 1910.2 タグ付けの新機能

タグ付け自体は、1910.2でなくても使えます。
なにがタグ付けの新機能になるかと言えば、クラスター追加時にタグ付けできるということです。

Windows Admin Center 1910でクラスター追加時の画面です。

クラスター追加時に、タグは追加できませんね。

Windows Admin Center 1910.2でクラスター追加時の画面です。

[クラスター名のタグ接続]というチェックボックスが増えています。
これをチェックしてあげると、クラスター追加時にタグ付けます。

Announcing Windows Admin Center Preview 1902

Shared connections
項が関連しますね。

2020年5月13日水曜日

Active Directoryからゾンビになったドメインコントローラを削除しよう Ver. 1.1

本稿は、以前にActive Directoryからゾンビになったドメインコントローラを削除しようとしてまとめていました。
が、Microsoft 安納さんのブログへのリンク切れ等ありましたので、こちらでまとめ直すこととしました。

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Active Directoryからゾンビになったドメインコントローラ(DC)を削除するならば、まず考え付くのは、NTDSUTILのmetadata cleanupではないでしょうか。
metadata cleanupといえば日本マイクロソフトのエバンジェリストである安納さんのこの記事↓
【Windows Server】DC が死んだらグローバルカタログの移動も忘れずに
が定番ですね!
それ以外で確認していくところをおさらいしていきます。
・[Active Directoryサイトとサービス]にゾンビ化したドメインコントローラがないか確認。
・ADSIエディタでゾンビ化したドメインコントローラがないか確認。
・コンピュータアカウントが残っていないか確認。
というところが考えられると思います。

ここでもう一つ。最近知ったのですが、LostAndFound コンテナに接続オブジェクトが残っていることがあるとのこと。これを削除しないと、Active Directoryの機能レベルがエラーで上がらないということがあるそうです。

※LostAndFoundコンテナって?という方は、
Managing Active Directory from MMC
の”LostAndFound”の項目を見てみてください。

上記の技術情報に書いてありますが、LostAndFoundコンテナは、通常表示されていません。


ここに接続オブジェクトが残っていると、地雷になりかねないので要注意ですねぇ。
で、DNSサーバーのエントリーから、Aレコード、SRVレコードを削除すると、総仕上げでしょうか。
特に、DomainDNSZones配下と、ForestDNSZones配下に残っていたりするので、ここも見ておくべきだと思います。

2020年5月10日日曜日

Windows Admin Center 1910 HA 構成をデプロイしてみる

Windows Admin Center 1910 HA 構成をデプロイしてみる
と書いたのですが、うまくいっていないのが現状です。

用意した環境は下記のとおりです。
  • Windows Server 2019 English Failover Cluster
    iSCSI Target による共有ディスクを接続した2ノード構成の FailOver Cluster です。
  • Windows Admin Center 1910
  • Install-WindowsAdminCenterHA-1907.zip にふくまれる Install-WindowsAdminCenterHA.ps1
    Deploy Windows Admin Center with high availability
    からダウンロードできる最新版です。
  • インストールで使用しているアカウントは、Domain 管理者権限を保有します。
  • Windows Server 2019 による Active Directory
    フォレストおよびドメインの機能レベルは、いずれも Windows Server 2016です。

Install-WindowsAdminCenterHA.ps1 によるインストールは、問題なく完了します。


何が問題かと言えば、ClientAccessPoint オプションで指定したクラスターリソースにあたるコンピューターオブジェクトが作成されないという点です。。。この場合は、wacha と言うコンピューターオブジェクトです。
※画像にあるコンピューターオブジェクトは、別の用途です、あしからず。


コンピューターオブジェクトがないので、フェールオーバークラスターマネージャーでは、クラスターリソースが起動できません。


じゃあ、ClientAccessPoint オプションで指定したコンピューターオブジェクトを先に作って無効化したらどうなのよ、ということになります。
結論から言うと、これもダメなんです。

まず、コンピューターオブジェクトを作成して無効化します。

一度インストールした Windows Admin Center 1910 HA 構成をアンインストールします。

改めて HA 構成をデプロイしますが、無効化しているコンピューターオブジェクトと競合してしまいます。


クラスター用のコンピューターオブジェクトを作って無効化しておく方法は、一般的だと思いますがねぇ。。。

ということで、HA 構成については、下記の事象が出てしまっていてまともにデプロイできない感じです。
  • クラスター用のコンピューターオブジェクトが無ければ、HA 構成のデプロイは完了します。が、ClientAccessPoint オプションで指定したコンピューターオブジェクトが作成されいないため、HA 構成のクラスターリソースが起動しません。
  • クラスター用のコンピューターオブジェクトを作って無効化して HA 構成をデプロイすると、デプロイに失敗します。

本稿記載時点で、新規に Windows Admin Center HA 構成は組めないため、シングルサーバーで Windows Admin Center を運用いただくのが良いです。
※すでに運用されている Windows Admin Center HA 構成は、stay ですね。スクラッチから作り直すと上記のようにデプロイできません。

SCDPM 2019 Update Rollup 1は、Windows Update からインストールできます

System Center の Update Rollup は、Windows Update からインストールで検出できたり、コンポーネント(特に SCOM なんですけど)によってはうまく検出できなかったりします。

今回、SCDPM 2019をオンプレミスで入れ直しました。
で、Windows Update の画面を確認したところ、
SCDPM 2019 Update Rollup 1が、Windows Update からインストールできることを確認しました。

SCDPM と ASR Agent は競合するのか

ふと思い立ち、物理サーバーに SCDPM 2019 をインストールした際のお話。

この物理サーバーには、SCOM コンソールなどいろいろ入っていたので、ちょっと整理していたのですが。

まず、廃止してしまった SCDPM の保護エージェントが入ったままで、SCDPM のインストール時に引っ掛かりました。これはそういうものだと思うので、直ちにアンインストール。

で、OS 保護用に Azure Site Recovery エージェントを入れていました。
こちらも、SCDPM のインストール時に引っ掛かるという。。。

※SSRS が止まっているところは無視してくださいね。

気を付けましょう。

2020年5月6日水曜日

Azure Site Recovery Provider の登録時エラー

再登録時エラーといったほうが良いかもしれませんね。

上記の画像ですが、Azure Site Recovery Provider にて登録を進めておりました。ただこの環境は、以前、Azure Site Recovery に登録したことがあります。

調べたところ、
Remove servers and disable protection

Unregister a Hyper-V host in a Hyper-V Site
が見つかりました。

このスクリプトを実行してやると、過去の情報を削除できるようです。


無事に登録できました!

Windows Admin Center 1910.2の Azure File Sync 拡張を使ってセットアップ その1

Azure File Sync のデプロイの計画
Azure File Sync のデプロイ
に情報有りますが、今回は Windows Admin Center の Azure File Sync 拡張を使ってセットアップしてみます。

※Windows Admin Center を AAD のアプリとして登録し、[管理者の同意]/[Grant admin consent]を行っておきます。

と書いたのは良いのですが、このあたりがうまくできていない可能性があります。(私の操作がうまくない可能性)
よって、本稿だけでセットアップできておりませんこと、あらかじめご承知おきください。

あと、別稿で書いていますが、なぜか日本語表示だとうまく進められないので、英語表示にして進めています。

Azure File Sync を有効化したいサーバーを Windows Admin Center で開きます。
Azure File Sync を開くとこんな感じになります。

[Set up]をクリックします。

セットアップに必要な情報を入力します。
リージョンとリソースグループは必ずしも連動してくれないような。。。


[Set up]をクリックすると、処理が進みます。


対象のサーバーにエージェントがインストールされて、Storage Sync Service に登録されると基本的なセットアップは完了です。
※同期対象とするフォルダー設定は、別稿、すなわち、その2でまとめる予定です。

Storage Sync Service に登録されていることが確認できます。


エージェントは、この名前でインストールされます。

2020年5月5日火曜日

Windows Admin Center 1910.2か、Azure File Sync 拡張かのバグかもしれない その2

Azure File Sync 拡張をつかって、Azure File Sync は有効化できるのですが。


問題なのは、有効化したあと。

左上の[Windows Admin Center]をクリックしても、状況かわりませんー


Web ブラウザーをリロードすると直りますけど。。。

Windows Admin Center 1910.2か、Azure File Sync 拡張かのバグかもしれない その1

英語表示と、日本語表示で挙動が違います。。。

日本語表示

必要情報を入力したのですが、セットアップ]ボタンが有効になりません。

英語表示は、[Set up]ボタンが有効になります。


というわけで、直るまでは英語版をお使いください。

Azure File Sync のエージェントをアンインストールすると、再起動を求められる

Azure File Sync のトライ中に遭遇したので、参考までに書いておきます。
※不意の再起動とびっくりしないように、皆様ご留意ください。


2020年5月3日日曜日

Windows Admin Center Preview 1910.2でサービスを再起動

Windows Admin Center Preview 1910.2の新機能として、サービスのリスタート機能があります。

試しに SCVMM エージェントを再起動してみましょう。

確認のダイアログがでます。


再起動完了

この機能がはいったことで、サービスの管理コンソールと並行して使えるようになりましたね。

2020年5月2日土曜日

SCVMM 2019 UR1の仮想マシン作成ウィザードで Nested Hyper-V 設定

SCVMM 2019の仮想マシン作成ウィザードで Nested Hyper-V 設定ができるか、画面とっていないのですが。。。
※プロパティからは、該当設定できるので、「仮想マシン作成ウィザードでは見逃した」説が濃厚だな。

SCVMM 2019 UR1の仮想マシン作成ウィザードで Nested Hyper-V 設定は、できます。

※英語版ですので、Enable Nested Virtualization が該当の設定ですよ。