Hyper-VホストがサポートするHyper-V仮想マシン構成バージョンと、Hyper-Vレプリカの関係性を試してみたくなり、ちょっとやってみました。
結論から申し上げますと、「Hyper-VホストがサポートするHyper-V仮想マシンの構成バージョンでなければ、Hyper-Vレプリカは構成できない」です。当たり前ですよね。
今回試したのは、Windows Server 2022でのみサポートされるHyper-V仮想マシン構成バージョンである10のHyper-V仮想マシンをWindows Server 2019にHyper-Vレプリカできるか、です。上記に書いたとおり、「Hyper-Vレプリカは構成できない」が実際の挙動であり、長期サービス ホストでサポートされている VM の構成バージョン の記載とも一致します。
なんでこんな変なことを思いついたかというと、Hyper-Vレプリカを構成すると、レプリカ元のHyper-V仮想マシン構成バージョンで、レプリカ先に仮想マシンを作成するからです。仮想マシンの移行では、レプリカ元が最新バージョンでは無いHyper-Vホスト、レプリカ先が最新バージョンのHyper-Vホストで構成します。このパターンは、レプリカ先が最新バージョンのHyper-VホストでサポートするHyper-V仮想マシン構成バージョンならば、正しく機能しますね。では、この逆はどうなるのかを見てみようということです。結論はわかっちゃいるけど、実際に試してみたい興味が勝りました。
前置きはこれくらいとして、下記の2パターンを記載しておきます。手元の環境は、下記となっています。
- PET320がWindows Server 2022 Hyper-Vホスト
- ML110G7がWindows Server 2019 Hyper-Vホスト
Windows Server 2022でのみサポートされるHyper-V仮想マシン構成バージョンである10のHyper-V仮想マシンをWindows Server 2019にHyper-Vレプリカできるか
冒頭の結論通り、このパターンは構成できません。実際の流れを見てましょう。Hyper-Vレプリカの構成要約です。予想通り、構成できませんね。
Windows Server 2022でのみサポートされるHyper-V仮想マシン構成バージョンである10のHyper-V仮想マシンであることを確認しました。
Windows Server 2022に配置されているHyper-V仮想マシン構成バージョンである9のHyper-V仮想マシンをWindows Server 2019にHyper-Vレプリカできるか
Windows Server 2019 Hyper-VホストでサポートされるHyper-V仮想マシン構成バージョンである9のHyper-V仮想マシンは、Hyper-Vレプリカを構成できる仮定を見てみました。結論は、実際に構成できました。
Windows Server 2019でもサポートされるHyper-V仮想マシン構成バージョンである9のHyper-V仮想マシンであることを確認しました。Hyper-Vレプリカの構成要約です。Hyper-Vレプリカが構成でき、初期レプリカが実行されています。
0 件のコメント:
コメントを投稿