2023年11月23日木曜日

System Center 2022 Virtual Machine Manager の更新プログラムロールアップ 2

更新プログラムの解説、インストール方法などは、下記に記載があります。

System Center 2022 Virtual Machine Manager の更新プログラムロールアップ 2

変更点を上記より引用します。

  • 新機能と機能強化
    • VMM コンソールから Arc 対応 SCVMM の最新の機能拡張について説明します。 Arc 対応 SCVMM を介して SCVMM VM で使用できる Azure のセキュリティ、パッチ適用、監視機能について説明します。 
    • VMware VM を Hyper-V VM に変換する際に、V2V 変換速度が 4 倍向上しました。 この拡張機能を使用する方法の詳細については、こちらをご覧ください。  
    • ディスク サイズが 2 TB を超える VMware VM のサポート。
    • 最新の Linux ゲスト OS のサポート - Ubuntu Linux 22.04、Debian 11、Oracle Linux 8、9。 
    • 新しい VM サブタスクで VHDUniqueFileNameFormat をバイパスするオプション。
  • 修正された問題
    • DualStack GRE が機能しない
    • SCVMM が SQL 2022 サービス テンプレートをサポートしていない
    • VMMService によって UDP ポートの枯渇とクラッシュが発生する
    • 移行後にレプリカ VM がネットワーク接続を失う
    • VM デスクトップがロックされている間に VM をシャットダウンすると、代わりに VM の電源がオフになります
    • subnetvlan オブジェクトにより、コンソールで OutOfMemoryException が発生する
    • SCVMM 2022 コンソールでは、ホスト評価の計算後にホストが表示されない
    • SCVMM が拡張機能のドライバー バージョンとドライバー ID を列挙できませんでした
    • SCVMM は、同じ名前のホスト NIC の最大帯域幅値を混在させる
    • ホストでメンテナンス モードが開始されると、OutOfMemoryException で SCVMM コンソールがクラッシュする
インストール方法を確認します。
※都合により英語版です。
Microsoft Updateか手動インストールの二通りです。
本環境でMicrosoft Updateに表示されませんでした。よって手動インストールで進めます。

System Center 2022 Virtual Machine Manager の更新プログラムロールアップ 2 の「手動インストール」項より必要なファイルをダウンロードします。リンク先自体は、Microsoft Update Catalogでした。

必要なファイルがダウンロードできたら、.cabファイルから、.mspファイルを取り出します。

次にmsiexecにてアップデートしますが、System Center 2022 Virtual Machine Manager の更新プログラムロールアップ 2 の日本語実行例がイケてない。。。ので、Update Rollup 2 for System Center 2022 Virtual Machine Manager の「Installation instructions」項を参照ください。

msiexec /update kb5032369_vmmserver_amd64.msp

というコマンドラインでアップデートします。
SCVMM管理サーバー関連のサービスを一時停止してアップデートする方法を選びます。

管理コンソールのビルド番号を確認します。

管理サーバーのビルド番号を確認します。

いずれも下記に記載の 10.22.1711.0 であることを確認しました。

System Center - Virtual Machine Manager のビルド バージョン

VMMエージェントをプッシュインストールすればアップデートは完了です。

追伸

SQL Server 2019の累積更新プログラム(CU)も併せて適用しておきました。
※SCVMM管理サーバーのサービスは一時停止しましょう。

SQL Serverの最新の更新プログラムとバージョン履歴

に 全バージョンのビルド番号が記載されています。

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