2014年2月23日日曜日

CentOS 6.5へSC 2012 R2 OM Update Rollup 1のエージェントをインストール

System Center 2012 R2 Update Rollup 1対応のUNIX/Linux MPまで適用したので、CentOS 6.5へのエージェントインストールをリトライしてみます。

しつこいですが、DNSでホスト名の名前解決を忘れずに設定しておきます。

検出ウィザードを起動し、[UNIX/Linuxコンピューター]をクリックします。
sc2012r2om-agent2ndinstall-centos65-01

CentOS 6.5の検出とエージェントインストールで使うアカウント"root"を設定します。
sc2012r2om-agent2ndinstall-centos65-02

[ターゲットリソースプール]を指定して、[検出]ボタンを押します。
sc2012r2om-agent2ndinstall-centos65-03

チェックボックスをチェックして、
sc2012r2om-agent2ndinstall-centos65-04
[管理]ボタンを押します。
sc2012r2om-agent2ndinstall-centos65-05

今回は無事にインストールできました!これでCentOS 6.5もSystem Center 2012 R2 Operations Manager UR1で監視できます!
sc2012r2om-agent2ndinstall-centos65-06
sc2012r2om-agent2ndinstall-centos65-07

とりあえず監視対象に入りました(ほかの2台は停止してます、悪しからず)。
sc2012r2om-agent2ndinstall-centos65-08

rpmパッケージとしてインストールされていることが確認できます。
sc2012r2om-agent2ndinstall-centos65-09

デーモンとしてプロセスが起動していることも確認できます。
sc2012r2om-agent2ndinstall-centos65-10

管理しているコンピューターにもリストされました。
sc2012r2om-agent2ndinstall-centos65-12

監視のほうでも健全であることが確認できます。
ちなみに実行アカウントをLinux側に設定しておくとこのあたりがスムーズです。
sc2012r2om-agent2ndinstall-centos65-11

ということで、CentOS 6.5へのエージェントインストールをお伝えしました。
次回あたりに、Ubuntu 13.10、Debian 7.3.0へのエージェントインストールも再トライします。

追伸
Ubuntu 14.04のリリースが近づいているのですねぇ。。。

2014年2月17日月曜日

System Center 2012 R2 Update Rollup 1対応のUNIX/Linux MP

Description of Update Rollup 1 for System Center 2012 R2にもある通り、System Center 2012 R2 Update Rollup 1対応のUNIX/Linux MPもリリースされました。

今回は、System Center 2012 Monitoring Pack for UNIX and Linux Operating Systemsの"Install Instructions"について、細かく見ていきます。

ダウンロードページであるSystem Center 2012 Monitoring Pack for UNIX and Linux Operating Systemsを開きます。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall01
赤い"Download"リンクをクリックします。

管理パックのmsiファイル(System Center 2012とSystem Center 2012 R2用)と管理パックのガイドファイルがダウンロードできるので、全てチェックします。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall02

ダウンロード中。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall03
ダウンロード完了
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall04

ここからSystem Center 2012 R2用のmsiファイルをインストール(というか展開)します。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall05
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall06
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall07
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall08
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall09

インストールが完了すると、管理パックが下記のパスに展開されます。
C:\Program Files (x86)\System Center Management Packs\System Center 2012 R2 Management Packs for Unix and Linux

sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall10

この管理パックをインポートします。
[管理パックのインポート]をクリックします。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall11

表示されたダイアログの[追加]ボタンをクリックし、[ディスクから追加する]を選択します。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall12

オンラインのカタログを検索させるためのダイアログは、[はい]か[いいえ]のどちらかを押しておきます。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall13

既にインポート済みのアイコンになっていますが、インポート可能な状態です。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall14
[インストール]ボタンを押します。

インポート完了。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall15

合わせて、Linuxエージェントのアップグレードしてみます。
現在のバージョンは、1.5.0-128であることがわかります。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall16
右側にあるタスクから[エージェントのアップグレード]をクリックします。

1.5.1-106にアップグレードされることがわかります。[次へ]ボタンを押します。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall17

[資格情報の設定]ボタンを押します。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall18

rootの情報を設定します。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall19

資格情報を設定したので、[アップグレード]ボタンを押します。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall20

アップグレード完了。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall21
なおアップグレードでうまくいかなかったら、アンインストール&インストールというやり方も選択肢として持っておくとよいです。
参考までにアップグレードに失敗したときのメッセージを載せておきます。
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall26
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall26error
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall26error2
sc2012r2om-ur1-unixlinuxmpinstall26error3

エージェントをアップグレードすると、このダイアログもきちんと出るようになったようです(前バージョンはバグだったのか?!)。
sc2012r2om-ur1-universallinuxcomputersdiagram

ということで、Debian 7.3とUbuntu 13.10へのエージェントインストールを後日試してみようと思います。

2014年2月16日日曜日

System Center 2012 R2 Operatins ManagerへUpdate Rollup 1を適用

System Center 2012 R2 Operations ManagerのUpdate Rollup 1がリリースされたので 遅ればせながら、アップグレード方法をおさらいしていきます。

System Center 2012 R2 Update Rollup 1の関連リンク集にも書きましたが、
インストール手順は、Issues that are fixed in System Center 2012 R2 Operations Manager Update Rollup 1の"Installation information"以降を参照します。

Issues that are fixed in System Center 2012 R2 Operations Manager Update Rollup 1の"Installation information"以降にあるダウンロードリンクをクリックして、インストール用のファイルをダウンロードします。
sc2012r2om-ur1install01

こちらも手動ダウンロードの場合は、Windows Updateカタログを使います。
sc2012r2om-ur1install02
Management Serverと管理コンソール用のアップグレードモジュールをバスケットに入れます。
(ほかのモジュールが必要であればこのタイミングでバスケットに入れればよいです)
sc2012r2om-ur1install03

[ダウンロード]ボタンを押します。
sc2012r2om-ur1install04

ダウンロード先を指定します。
sc2012r2om-ur1install05

ダウンロード完了。
sc2012r2om-ur1install06

Operations Manager用のフォルダが二つできました。
まずはManagement Serverのフォルダを開きます。
sc2012r2om-ur1install07

.cabファイルがダウンロードされています。
sc2012r2om-ur1install08

.cabファイルからmspファイルを取りだします。
sc2012r2om-ur1install09

管理コンソールのフォルダには各国語版のファイルがありますので、日本語版ファイルを開きます。
sc2012r2om-ur1install10

.cabファイルからmspファイルを取りだします。
sc2012r2om-ur1install11

ファイルの準備完了。
sc2012r2om-ur1install12

msiexec /updateコマンドで、Management Server、管理コンソールの順で適用します。
sc2012r2om-ur1install13
sc2012r2om-ur1install14
sc2012r2om-ur1install15
sc2012r2om-ur1install16

つづいて、データベースをSQL文でアップグレードします。
そのSQLファイルとパスは下記の通り。
sc2012r2om-ur1install17
パスは、Issues that are fixed in System Center 2012 R2 Operations Manager Update Rollup 1の"Installation information"以降にあるのですが、途中で空白が入った間違ってしまっています。正しいパスを下記に書いておきます。

"%SystemDrive%\Program Files\Microsoft System Center 2012 R2\Operations Manager\Server\SQL Script for Update Rollups"

◦update_rollup_mom_db.sql


◦update_rollup_mom_db.sqlをSQLサーバーにコピーします。
(OMのManagement ServerとSQLサーバーが同居している場合は、コピー不要です)
sc2012r2om-ur1install18

"OperationsManager"データベースを選択し、新しいSQLスクリプトとして、SQL文をコピー&ペーストして
sc2012r2om-ur1install19
実行。
sc2012r2om-ur1install20

管理パックのインポートで、依存する管理パックがあるため、インストールメディアをマウントします。
sc2012r2om-ur1install21

[管理パックのインポート]をクリックして開始します。
sc2012r2om-ur1install22

[追加]ボタンを押し、[ディスクから追加する]を選択します。
sc2012r2om-ur1install23

オンラインのカタログを検索させるために、[はい]を押します。
(いいえでも良いかとは思います。)
sc2012r2om-ur1install24

更新用の管理パックが以下のパスにあるので、そこを選択します(インストールパスがCドライブの場合)。

C:\Program Files\Microsoft System Center 2012 R2\Operations Manager\Server\Management Packs for Update Rollups

sc2012r2om-ur1install25

依存関係が不明の管理パックがでます。
sc2012r2om-ur1install26

先にマウントしたインストールメディアの管理パック"◦Microsoft.SystemCenter.Visualization.Library.mpb"を指定してやります。
sc2012r2om-ur1install27

依存性が解消されました。
sc2012r2om-ur1install28
[インポート]ボタンを押します。

管理パックのインポート完了。
sc2012r2om-ur1install29

以上で、System Center 2012 R2 Operatins ManagerへUpdate Rollup 1を適用完了です。

この後、OMエージェントのアップグレードを行ってください。
なお本稿とは別に、LinuxのOMエージェントのアップグレードを投稿する予定です。