2023年12月16日土曜日

System Center 2022 Data Protection Manager の更新プログラムロールアップ 2

更新プログラムの解説、インストール方法などは、下記に記載があります。

System Center 2022 Data Protection Manager の更新プログラムロールアップ 2

変更点を上記より引用します。

  • 修正された問題
    • 複数 TB データ ソースのバックアップを有効にするには、DPM ジョブのタイムアウトを増やし、オンライン ジョブのマウントを 20 日から 14 日にそれぞれ 30 日に増やします。
    • ホスト A からホスト B に移行され、ホスト A に戻された VM ライブの復元は、ID 958 で失敗します。
    • SQL2016またはKB5021127用のKB5021128をインストールSQL2017、保護用の SQL データベースの検出を防止します (DPM 2022 UR1 修正プログラムの一部でした)。
    • DPM 2022 UR1 (DPM 2022 UR1 修正プログラムの一部でした) を適用した後、VMware Disk SubSystem 0x80990EF1 で VMware バックアップが失敗します。
    • Hyper-V 項目レベルの回復は ID 958 で失敗し、回復ポイントをマウントできなかった場合に内部エラー コードが0x80990F4E。
    • オンライン回復ポイントから元の場所にファイル データを回復すると、レプリカが不整合としてマークされます。
    • BMR バックアップは、保護されたサーバーに追加のスナップショットを作成します。
    • Hyper-V バックアップでは、バックアップに必要のない avhdx ファイルは削除されません。
    • VMware VM のテープ バックアップでは 、.vmdk ディスクは バックアップされません。
    • 保護のためにボリュームを列挙しているときに DPM がクラッシュすることがあります。
    • WMI クエリが失敗したため、DPM ストレージ プール ボリュームが見つからないとマークされる場合があります。
    • BMR バックアップが ID 104 で失敗する場合があります。プロセスは別のプロセス (0x80070020) によって使用されているため、ファイルにアクセスできません。
    • ID 104 で Hyper-V VM の回復が失敗する - ジョブの実行中に予期しないエラーが発生しました。不明なエラー (0x80041024)。
    • 外部 DPM サーバーでは、保護されているすべてのサーバーが一覧表示されない場合があります。
    • メールの件名と本文はローカライズされていません。
    • ソース仮想分散スイッチに対してネットワーク構成が一致しない場合、VMware VM の復元は InvalidDeviceSpec エラーで失敗します。
    • ディスクが除外されている VMware VM を復旧すると、すべてのディスクが復旧されます。
    • VMware サーバーが保護されている場合、サーバーの再構築後に DPMSYNC コマンドがクラッシュします。
    • HYPER-V VM のバックアップと復元は ID 60 で失敗し、保護エージェントは予期しない状態でした。内部エラー コード (0x809909B0)。
    • 注: 更新プログラムロールアップ エージェントを新しくインストールすると、保護されたサーバーが再起動される可能性があります。
    • 上記の修正に加えて、SC DPM 2022 UR1 修正プログラム で修正されたすべての問題は、SC DPM 2022 UR2 にも含まれています。
  • その他の機能強化と機能
    • SCDPM 2022 UR2 には、追加の新機能も導入されています。 新機能の詳細については、こちらのドキュメントを参照してください。
      ということなのですが、上記リンク先から引用します。
      • VMware vSphere 8.0 のサポート
      • DPM 電子メール レポートとアラートに対する Windows および基本的な SMTP 認証のサポート
      • VMware VM のクラッシュ整合性バックアップへのフォールバック
      • Azure への DPM バックアップのエクスペリエンスの向上
  • 既知の問題
    • ID でデータ ソースの保護の停止が失敗する: 33469
      • 説明: 保護グループからデータ ソースを削除するか、バックアップを停止すると、ID 33469 のエラーが発生します。"この操作は、MARS エージェントの現在のバージョンではサポートされていません"。この問題は、DPM がインストールされているバージョンの MARS (Microsoft Azure Recovery Services) エージェント 2.0.9262.0 以降を誤ってチェックし、DPM サーバーで MARS エージェントが使用できない場合に失敗したために発生します。 
      • 回避 策: MICROSOFT Azure Recovery Services (MARS) エージェントをダウンロードして DPM サーバーにインストールします。 MARS エージェントを Azure に登録する必要はありません。 インストールによってこのエラーが軽減されます。 
では、手動アップデート方法を確認します。
※Microsoftの推奨として、SCDPMデータベースをバックアップしてから、Update Rollupを適用することとなっています。データベースのバックアップが済んでいる状態として、進めます。対象は、下記画面キャプチャーのデータベースです。

Microsoft Update Catalogよりアップデーターをダウンロードします。3種類ダウンロードしていますが、この後実行するのは dataprotectionmanager-kb5032420_5532271828fa58b03eff759e0ce4211a2393f313.exe です。

ウィザードが表示されるので、順次進めていけば大丈夫です。
インストール後にMicrosoft Updateの設定変更があります。
都合により時間を変更しました。
インストール完了後に再起動する旨があります、ウィザードを閉じます。
再起動してほしい旨が表示されるので、再起動します。


再起動したら、System Center – Data Protection Manager build versions とビルド番号を比較します。大丈夫です!

が、System Center – Data Protection Manager build versions を見ていると今月である2023年12月にリフレッシュ版が出るみたいです。

続いて保護エージェントを管理コンソールからアップデートします。
※保護エージェントを入れていないので、ここの説明は省略します。SCDPM保護エージェントのインストールやアップデートは、Windows FWを一旦全面開放しないと上手くいかなかったりするので、適宜調整いただければ。

SCDPM 2022 UR1へアップグレードしておく に保護エージェントのアップデート方法を記載しているので、そちらも参考にしてください。

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