2013年9月17日火曜日

記憶域階層を使った記憶域プールを作ってみました

SSDの換装でIntel Data Migration Softwareを使ってみたで空きとなったIntel 330 SSD 240GBを使って記憶域階層を使った記憶域プールを作ってみました。

Windows Server 2012 “R2” Community Dayで横山先生がセミナーでお話された点も踏まえてみます。また既に該当の記事”Windows Server 2012クラウドジェネレーション:第16回 Windows Server 2012 R2プレビュー版のストレージ機能概要”があったのでそちらも踏まえながら、個人的にちょっとハマッタ点を追記していきます。

まず、横山先生がお話された点”ディスクのメディアタイプは極力手動設定したほうが良い”を試してみました。
これいきなりは、実行できませんでした。
set-physicaldisk_error

後でうまくいった例を載せますが、記憶域プールを先に作っておく必要がありました。
ということで、気を取り直して記憶域プールを作成します。
ここは特に淡々と進めればよいので画面ショットに注記を入れないで載せていきます。
01makestoragepool01
01makestoragepool05
01makestoragepool06

ここではSSDのメディアタイプを正しく認識しているような。しかし、HDD 2台は不明になっています。
01makestoragepool04
01makestoragepool02
01makestoragepool03

HDDのメディアタイプが不明になっているので、SSDも含めてメディアタイプをPowerShellコマンドレットで指定しておきます。
02makevirtualdisk00

ここから仮想ディスク(仮想マシンの仮想ディスクではなく、記憶域プールの仮想ディスク)を作っていきます。
仮想ディスクのペインにあるウィザードのリンクをクリックします。
02makevirtualdisk01

[次へ]ボタンを押します
02makevirtualdisk02

作成済みの記憶域プールを選択し、[次へ]ボタンを押します。
02makevirtualdisk03

ここポイントです。
横山先生がお話されたとおり、メディアタイプが正しくないと[この仮想ディスクに記憶域階層を作成する]が下記の例だと選択できません。
02makevirtualdisk04-ng

一方、メディアタイプを(正しく認識というか)設定しておくと、選択できるようになります。
02makevirtualdisk04

[この仮想ディスクに記憶域階層を作成する]をチェックし、[次へ]ボタンを押します。
ここではsimple(いわゆるRAID0)を選択し、[次へ]ボタンを押します。
02makevirtualdisk05

ここもポイントですね。横山先生がお話された通り、[固定]しか選択できません。
そのままの状態で、、[次へ]ボタンを押します。
02makevirtualdisk06

ここは両方とも最大サイズを選択して、[次へ]ボタンを押します。
02makevirtualdisk07

[作成]ボタンを押します。
02makevirtualdisk08

仮想ディスクが作成できました。
02makevirtualdisk09


続いてボリュームを作成します。
[次へ]ボタンを押します。
03makevolume01

[次へ]ボタンを押します。
03makevolume02

[次へ]ボタンを押します。
03makevolume03

[次へ]ボタンを押します。
03makevolume04

ボリュームラベルを記入して、[次へ]ボタンを押します。
03makevolume05

[作成]ボタンを押します。
03makevolume06

作成できました。
03makevolume07

ベンチマークを取ってみます。Intel 330 SSDはコントローラーがSandForceなので、0Fillの結果(上のほう)も載せておきます。
E99A8EE5B1A4E58C96E8A898E686B6E59F9F-0Fill-CrystalDiskMark3_0_2f-ja
E99A8EE5B1A4E58C96E8A898E686B6E59F9F-DefaultData-CrystalDiskMark3_0_2f-ja

ベンチマークは、SSD側で取られていため、非常に高速な結果が得られています。ですが、SSDで1TB近くの容量を確保しようとするとコンシューマー製品とは言え、結構な値段になります。
そういう意味では、記憶域階層を持った記憶域プールは、リーズナブルに高速なボリュームを提供できますね。

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