2023年12月10日日曜日

System Center 2022 Operations Manager の更新プログラムロールアップ 2 その1

更新プログラムの解説、インストール方法などは、下記に記載があります。

System Center 2022 Operations Manager の更新プログラムロールアップ 2

変更点を上記より引用します。

  • 機能追加
    • Azure Migrate を検出し、Operations Console を使用してビジネス ケース & 評価を生成します。
  • 修正された 問題
    • Thread::Thread クラスで GetExitCodeThread が正しく使用されていないために無限ループが原因で SCXOM モジュールでハングする問題を修正しました
    • ドメイン アカウントがメンテナンスでサポートされていないことを示すドキュメントが更新されました。これは、以前は混乱し、お客様に SSH エラーが発生していました。
    • StateChangeEventList のメンテナンス モード クエリに DISTINCT キーワードを追加し、クエリ時間を短縮しました。
    • 複数の言語の候補レポートの仮想化がブロックされる問題を修正しました。
    • RHEL 9.1 が SCOM に追加されない問題を修正しました。
    • 条件が空の場合に NullReferenceException が発生する問題を修正しました。
    • 新しいプロセスと OS ビルドで監視ホストが継続的にクラッシュする問題を修正しました。
    • MP のアップグレード中に、p_InstallTypesと Reltypes が同じマネージド型に対してp_CreateViewForType繰り返し実行される問題を修正しました。
    • レポートで一部の GB 文字が正しく表示されない問題を修正しました。
  • セキュリティの強化
    • Web コンソールのセキュリティの脆弱性をいくつか修正しました。
  • Unix/Linux/ネットワーク監視の修正と変更
    • SNMPv3 デバイスのエンジン検出中に msgAuthenticationParameters の長さが 0 である必要がある問題を修正しました。 また
    • MonitoringHost.exe クラッシュが発生する SNMP Discovery に関連する問題を修正しました。
    • ユーザーが Invoke-Command を使用して Get-SCXAgent を実行してリモートで Invoke-SCXDiscovery できない問題を修正しました。
    • Operations Manager Linux Agent for New distros Like ロッキー Linux 8、Alma Linux 8 のサポートを追加しました。
    • Operations Manager Linux Agent for Openssl3.0 Distros Like Ubuntu22、RHEL9、ロッキー9、Alma9、Oracle 9 のサポートを追加しました。
    • DSC プロバイダーのインストール時に Linux エージェントがクラッシュする問題を修正しました。
    • XML 解析の問題による Linux エージェントのクラッシュの問題を修正しました。
    • Codeql のさまざまな問題に対処しました。
    • 重要なコンパイラ軽減機能を備えた拡張 Linux エージェント
    • 古い openssl バージョンのため、Solaris 10X86 での Linux エージェントのインストールに関する問題を修正しました。
    • お客様の環境で無効になっている SELINUX によって発生する Linux エージェントのインストールの問題を修正しました。
    • Linux エージェントの CPU 使用率が 100% になる問題を修正しました
    • 昇格の種類が Sudo の場合にスクリプト タイムアウトが機能しない問題を修正しました
    • より複雑なクエリをサポートするために、OMI クエリ フィルターのサイズを 256 に増やしました
    • 重要な暗号スイートを既定値として組み込みましたでは、アップデートを確認します。
では、アップデートを確認します。SCOMのアップデートロールアップは、役割毎に更新プログラムが用意されているため適用が少々ややこしい。ということで上記KBより"Simplified SCOM Management Server Patching,"をダウンロードして実行します。

SCOM Powershellから、Get-SCOMManagementGroup |ft SkuForLicense,Version,TimeOfExpiration にてビルド番号を確認します。Operations Manager 2022 build versions
でビルド番号を確認できますが、GAのビルド番号ですね。。。
※当該環境は、まだプロダクトキーを投入していません。画面キャプチャ時点でSkuForLicenseは、評価版となっています。

構成サービスの再起動が必要だったことを思い出して、そちらを実行しました。

再度、ビルド番号を確認します。
だめなので再起動。管理コンソール、管理サーバー共にGAのまま。

プロダクトキーを投入。ここで、構成サービスの再起動だったか。。。

構成サービスを再起動。管理コンソールは、評価版ではなくなったが、管理サーバーは未だ評価版。

でもって再起動。ようやくRetailになりました。
"Simplified SCOM Management Server Patching,"を再実行してどうなるかを確認します。
UR2のビルド番号で処理はしているようですが。完了したけど、結果はかわらず。

もしかして、明示的な権限昇格が必要なのか。(ADドメイン管理者アカウントで実行していました)
念の為、再起動後に明示的な権限昇格をしてみます。
未だGA版のビルド番号であることを確認して、
明示的な権限昇格で"Simplified SCOM Management Server Patching"を再実行します。
処理自体は、完了。
構成サービスを再起動してビルド番号を再確認します。
だめですね。よって再起動。再度、ビルド番号を確認してもだめでした。


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