2025年4月30日水曜日

Public Preview of AI Shellのパブリックプレビュー

Announcing the Public Preview of AI Shell

という記事が昨年の11月末にリリースされています。

WindowsとMacOSのいずれかにインストールされているPowerShellで使用でき、下記のどちらかと繋いで使用できます。

  • Azure Open AI Agent
    ただし、Azure Open AIが別途必要
  • Copilot in Azure
遅まきながら、Windows 11に入れてみます。インストール自体は、管理者権限無しでも可能です。Announcing the Public Preview of AI Shellを見てみると、

Installs aish.exe to $env:LOCALAPPDATA\Programs\AIShell and adds it to your PATH

ということ故ですね。
インストールはできました。
Start-AIShellで起動後、Copilot in Azureも選択しました。
が、エラーになってます。
サンプルのプロンプトも投げてみましたが、unauthorizedになっています。

もう少しAnnouncing the Public Preview of AI Shellを見ながら、あちこち当たってみる必要がありそうですね。

2025年4月26日土曜日

Get-ChildItemとImport-VMによる効率的なインポート

VM をインポートする

という記事があります。元々はAzure Local 22H2などに移行するための解説です。

諸事情により、Windows Server 2025をクリーンインストールしたので、元々いた仮想マシンのインポートで活用することとしました。

Get-ChildItemの再帰を使ってvmcxを抽出可能です。

Get-ChildItemの再帰を使ってvmcxを抽出し、Import-vm -registerとget-vmをパイプラインで繋いでいくと、最終的にインポートした仮想マシンの状態まで一覧化可能になります。
このやり方は便利なので覚えておこうと思います。

2025年4月19日土曜日

Standard ポリシーを使用したトラステッド起動 VM のバックアップ その1

トラステッド起動仮想マシンは、Azure Backupの拡張ポリシーを使用する必要がありました。Standard ポリシーの使用は、まだプレビューということです。

拡張ポリシーの方ができることは多いのですが、コストもかかると思います。本稿執筆時点では、確かにEnhancedのみが指定できます。

Azure Updatesなどにて、正式リリースされたら改めて確認する予定です。

Visual Studio CodeからGitHub Copilotを使ってみた

Windows Admin Center 2410 (WAC 2410と略す)に付属するPowerShellモジュールであるMicrosoft.WindowsAdminCenter.Configurationに含まれるコマンドレット名とSYNOPSISを抽出したく、まず下図のとおりコマンドを実行しました。

出力させたファイルの一部を下記に添付します。

NAME
    Add-WACCertificates
    
SYNOPSIS
    [PLACEHOLDER] Adds the saved certificates used by GW to this server.
    
    
SYNTAX
    Add-WACCertificates [-ExitWithErrorCode] [<CommonParameters>]
    
    
DESCRIPTION
    Add the certficates whose thumprints are saved in appsettings.json to this node. The file paths for the .cer files
    will also be available in settings.json.

補足)Get-Helpで説明をうまく出力できなかったコマンドレットが複数ありました。

Get-Helpコマンドレットを使っているので、その書式どおりです。とはいえここからSYNOPSISだけコピー&ペーストするのは効率が悪いですね。

そこで表題の通り、Visual Studio CodeからGitHub Copilotを使ってみました。プロンプトを微調整して指定した(配下を直下と指定しなおした)ものが下記です。


良い感じのコードを生成してくれました。出力結果をソートするようにプロンプトで指定すればなおよかったようです。上記画面の左下に抽出結果も出ています。念のため抽出結果の抜粋を下記に貼ります。

Name                                    Synopsis
----                                    --------
Add-WACCertificates                     [PLACEHOLDER] Adds the saved certificates used by GW to this server.
Add-WACSetupStartMenuShortcut           Adds a start menu shortcut to the "WindowsAdminCenterSetup" executable.
Add-WACSideloadSite                     Add WAC sideload site.


2025年4月14日月曜日

Azure Public IP Address Basic SKUがリタイヤ

標記の件でメールが届きました。

公式の通知は、upgrade-to-standard-sku-public-ip-addresses-in-azure-by-30-september-2025-basic-sku-will-be-retired です。今年つまり、2025年9月30日にAzure Public IP Address Basic SKUがリタイヤします。

移行のガイダンスが出ています。

Basic パブリック IP アドレスの Standard SKU へのアップグレード - ガイダンス

さて、肝心のPublic IP Address Basic SKUは、どこで使っているのかを調べました。

結果として、VPN Gatewayで使用していました。

Standard SKUへのアップグレードが推奨されているものの、関連付けられていると変更できないようですね。

Basic パブリック IP アドレスの Standard SKU へのアップグレード - ガイダンス を改めて確認したところ、まだStandard SKUへの移行パスは未提供です。今後、移行パスが提供されてから改めてアップグレードを試みます。


2025年4月10日木曜日

Windows Server 2025 Pay-as-you-goとWAC in Azure その2

Windows Server 2025 Pay-as-you-goとWAC in Azure その1では、Windows Server 2025 Pay-as-you-goの有効化しました。これによりWAC in Azureのライセンス要件を満足できました。本稿では、WAC in Azureの有効化を解説します。

まず拡張がないことを確認しておきます。

「Windows Admin Ceter (プレビュー)」をクリックして、「設定」をクリックして、セットアップを進めます。
拡張が入りつつあります。
拡張の作成が成功しました。
「Windows Admin Center管理者ログイン」のロールを権限割り当てしてください。(手順は省略します)
ロールの権限割り当てが完了するとメッセージが消えます。この状態で、「接続」クリックします。
WAC in Azureにて接続できました。

WAC in AzureゆえWAC機能拡張は、追加できません。が、サーバーマネージャーは一通り使えます。

以上、2回に分けて解説しました。ご参考になれば幸いです。

2025年4月9日水曜日

Windows Server 2025 Pay-as-you-goとWAC in Azure その1

Azure Arc対応サーバーにしたオンプレミス側のサーバーで、WAC in Azureを有効にすると警告メッセージが出るようになっています。

メッセージある通りSA権か従量課金制(Pay-as-you-go)が必要なので、Windows Server 2025 Pay-as-you-goを準備することとしました。

インストール時に下記をまず下記赤枠を選択してOSセットアップを完了させます。

OSセットアップが完了したら、Azure Arcに登録します。システムトレイのアイコンから進めるのがわかりやすいです。

Azure Arcの構成ウィザードが起動したら、次に進めます。

「Azureにサインイン」か「コードの生成」で認証します。

次の画面でEntra IDテナント(画面上は、Azure Active Directoryテナント)を選択するのですが、ここでエラー発生。。。

数回繰り返したのですが、ここでエラーになったまま。ということで数時間後に改めて再トライ。今度はうまくいきました。
次の画面で「従量課金制」をチェックして次に進めます。
登録が進行中です。
当方の環境では、上記から数分かからずに登録完了しました。
下図赤枠の通り、登録完了を確認できました。
ライセンスを確認したところ、従量課金制のアクティブ化が進行中でした。
待っている間に、OS側のライセンスを確認します。
OS側は認証されていました。

しばらく待つとAzure側の従量課金制もアクティベートが完了しました。

以上で、WAC in Azureを使うためのライセンス要件を満たすことができました。

次回は、WAC in Azureの有効化を見ていきます。その2につづく。