2020年10月25日日曜日

SCVMM 2019の SQL Server を2019にバージョンアップします

SQL Server 2019をサポートしている System Center 2019 は何がありますか?

をまとめたので、SCVMM 2019の SQL Server を SQL Server 2019にバージョンアップしてみます。

SQL Server をバージョンアップするので、SCVMM のサービスは止めておきましょう。

SQL Server 2019のセットアップを実行します。
セットアップを実行したら、「以前のバージョンの SQL Server からのアップグレード」をクリックします。
プロダクトキーは、控えておきます。(SSRS のインストールでプロダクトが必要になったりします)
[次へ]をクリックします。
[ライセンス条項と次に同意します]をチェックし、[次へ]をクリックします。
インスタンスを確認したら、[次へ]をクリックします。
アップグレードされる機能を確認したら、[次へ]をクリックします。
インスタンスIDなどを確認したら、[次へ]をクリックします。
サマリーを確認したら、[アップグレード]をクリックします。
インストール完了。
SQL Server Management Studio で、"select @@version"を実行して、SQL Server 2019 RTM にアップグレードされたかを確認します。
問題ないですね。
簡単に SCVMM 2019の稼働確認も行っておきました。

さて、SCVMM 2019は、以上でよいのです。が、
は、SQL Server 2019 CU8が必要です。
SQL Server 2019 CU8について、
調べてみました。本稿執筆時点で、SQL Server 2019用の最新 CU ということでした。

ついでなので、SQL Server 2019 CU8を適用してみます。更新プログラムをダウンロードしたら、インストールします。
更新プログラムを起動し、[ライセンス条項と次に同意します]をチェックし、[次へ]をクリックします。
インスタンスを確認したら、[次へ]をクリックします。
[次へ]をクリックします。
更新の内容を確認したら、[更新]をクリックします。
更新完了。
SQL Server Management Studio で、"select @@version"を実行して、SQL Server 2019 CU8 にアップグレードされたかを確認します。
問題ないです。
この後、SCVMM 2019の稼働も確認しておしまいです!








SQL Server 2019をサポートしている System Center 2019 は何がありますか?

 見落としていたのですが、SQL Server 2019をサポートしている System Center 2019 は、下記のとおりです。

  1. SCDPM 2019
    こちらに記載がある通り、SQL Server 2019をサポートしています。
  2. SCOM 2019
    こちらに記載がある通り、SQL Server 2019 CU8以降をサポートしています。
  3. SC Orchestrator 2019
    こちらに記載がある通り、SQL Server 2019をサポートしています。
  4. SCSM 2019
    こちらに記載がある通り、SQL Server 2019 CU8以降をサポートしています。
  5. SCVMM 2019
    こちらに記載がある通り、SQL Server 2019をサポートしています。
以上、RTMではなく、CU8以降となっている System Center 2019コンポーネントがあることに注意しましょう!

2020年10月17日土曜日

Azure Backup Center からバックアップ有効化してみます。

Azure Backup Center という機能がプレビューとなっています。」にて、

Overview of Backup Center

バックアップ センターの概要
をご紹介しました。

せっかくなので、Azure Virtual Machine に Azure Backup を仕込んでみます。
このまま、Virtual Machine をクリックします。[…]をクリックし、[バックアップ]をクリックします。

リカバリーサービスコンテナーの作成画面です。同じサブスクリプションのリソースグループを選択する必要がありますね。[バックアップの有効化]をクリックしておきます。

有効化されたので、この画面からは、表示が消えます。

作成したリカバリーサービスコンテナーは認識されていますね。

インスタンスのバックアップ にも表示されました。(コンテナーを全部選び直したら表示されました)

もう一つの概要画面にも、リストアップされていますね。

Azure Virtual Machine からバックアップ有効化するということのほかに、Azure Backup Center からバックアップ有効化するのかを選べるようになると選択肢が増えてよいと思いますねー。

Azure Backup Center という機能がプレビューとなっています。

概要は、下記のリンクをご覧ください。

Overview of Backup Center
バックアップ センターの概要

さて、実際にアクセスしてみます。まず、

https://preview.portal.azure.com/

にアクセスしてくださいね。

Overview of Backup Center
バックアップ センターの概要

にある通り、キーワードを入力します。


なぜか概要画面が二つありますが。
こちらの概要は、フィルターとして Azure が対象となっているものですね。
もう一つの概要は、本当に概要説明です。

インスタンスのバックアップ
は、フィルターとして Azure が対象となっているものですね。

バックアップ ポリシー
は、フィルターとして Azure が対象となっているものです。が、表示されてるものは、オンプレミス用コンテナー向けとして作成したものです。

コンテナー
は、リカバリーサービスのコンテナーが表示されます。ここからドリルダウンできますね。

バックアップジョブ
は、フィルターとして Azure が対象となっているものです。

バックアップレポートは、Log Analytics ワークスペースと連携してレポートを表示します。

バックアップコンプライアンス

バックアップ用の Azure ポリシー

保護可能なデータソース
Azure VM として一台表示されています。これもバックアップすればよいのだよな。バックアップジョブなどに表示されてきますよね。



Azure Virtual Machine の新しいリソースブラウザー

Azure Virtual Machine を開いたところ、「新しい仮想マシンリソースブラウザーをお試しください」なる表示が出ました。

「新しい仮想マシンリソースブラウザー」を開いてみました。

オペレーティングシステム、サイズ、パブリック IP アドレス、ディスクの情報が表示されるようになっています。
これは助かります!

2020年10月10日土曜日

Azure Storage で提供されているクラシックメトリックが2023年8月31に終了します

というメールが届きました。そこから調べてみたら

Azure Storage クラシック メトリックは 2023 年 8 月 31 日に廃止される予定です

が公式周知ページとしてありました。

さて、メトリックということで、この画面/機能が対象ということでしょうか。

移行に関するドキュメントは、

Azure Monitor のメトリックに移行する

を参照してくださいとのことです。

2020年10月9日金曜日

Hyper-V Replica Broker 用 Windows FW の PowerShell

Hyper-V レプリカを設定する
手順 2: ファイアウォールをセットアップします。

にある Hyper-V Replica Broker 用 Windows FW の PowerShell スクリプトですが、そのままだと動きません。スクリプト例が日本語化を考慮していなくて。。。

手順 2: ファイアウォールをセットアップします。」から PowerShell スクリプトを下記に転記します。

get-clusternode | ForEach-Object {Invoke-command -computername $_.name -scriptblock {Enable-Netfirewallrule -displayname "Hyper-V Replica HTTP Listener (TCP-In)"}}

 実行は、失敗します。Windows FWの規則名が、日本語が含まれているからです。
※Windows FWの規則は、有効化後のものです。

よって、日本語名を考慮した、PowerShell スクリプトにします。

get-clusternode | ForEach-Object {Invoke-command -computername $_.name -scriptblock {Enable-Netfirewallrule -displayname "Hyper-V レプリカ HTTP リスナー (TCP 受信)"}}

これで実行ですれば問題ありません!



2020年10月3日土曜日

Windows Admin Center 2009 で仮想マシン周りの UI が変わりました。

 リリース記事に UI 刷新と書かれていましたが、メニュー構成が刷新されていますね。

2007でのメニュー構成です。
画面サイズにもよりますが、よく使う機能が主に表示されるようになっていて、入りきらない場合は[詳細]の中に含まれます。画面サイズが小さいと、逐一[詳細]をクリックしてメニューを出す必要がありました。


2009でのメニュー構成です。2007までの方針を変えて、目的ごとにメニューをまとめた構成になっています。あと、インベントリがデフォルト表示されるようになっています(これはありがたい)
[新規]には、仮想マシンの作成と、仮想マシンのインポートが含まれます。

[接続]には、リモートデスクトップ接続、リモートデスクトップ接続ファイルのダウンロード、管理対象へWindows Admin Center で接続(別タブが開く)が含まれます。
管理対象へWindows Admin Center で接続(別タブが開く)は、使い出がありそうです!

電源は、仮想マシンに対する起動、シャットダウンなどの操作が含まれます。

[管理]は、移動(ライブマイグレーション、ライブ記憶域マイグレーション)、複製、ドメイン参加、仮想マシンのエクスポート、ASR へのレプリカ設定、チェックポイントの作成、リネーム、保存状態の削除、削除が含まれます。

なお、クラスターの仮想マシンについても同様のメニュー構成となります。

追伸
ほかにも、UI 刷新された箇所があれば、別途まとめる予定です。

Windows Admin Center 2009 の HA 構成

 は、できません。。。都合3回確認しましたが、いずれも失敗。下記画面ショットは、1回目のものですー


Deploy Windows Admin Center with high availability から、High-availability deployment script をダウンロードしました。ファイル名は、
Install-WindowsAdminCenterHA-1907.zip
です。

これを共有ストレージを使ったフェールオーバークラスターにインストールしました。が冒頭に書いた通り、結果は失敗です。