2021年3月21日日曜日

Windows Admin Center Preview for Azure って、Azure 仮想マシン自体にインストールされているんだ

 Windows Admin Center Preview for Azure は、どうやって実装しているのかと思って、色々見て回った結果、Azure 仮想マシン自体にインストールされていました。

まず、Windows Admin Center Preview for Azure の[インストールされたアプリ]を見たら、有効化した日付(3/21付け)でインストールされていました。

仮想マシンにリモートデスクトップ接続して確認したところ、やはり間違いない。
このbuild番号"1.3.35394"は、見たことないな。別途調べてみます。

で、操作対象となっている仮想マシンにインストールされているということは、当然 Windows Firewall にも設定があるはずと思い見てみました。

ハイライトした箇所のポート番号が6516であり、インストールした際に指定したポート番号に相違ありません

このポート番号ですが、思い当たるところがあったので、確認しました。

インストール:サポートされているオペレーティング システム

に記載があるローカルクライアントシナリオです。
これは通常、ローカルで明示的に Windows Admin Center を起動して使う方法なんですが、なるほどこういう使い方もできますかー。

Windows Admin Center の Cluster Creation で Azure Stack HCI を組む その3 仮想スイッチの種類は何?

Azure Stack HCI OS でノード追加する前に、先日、

Windows Admin Center の Cluster Creation で Azure Stack HCI を組む その1

Windows Admin Center の Cluster Creation で Azure Stack HCI を組む その2

で作成したノードの仮想スイッチがどういうタイプなのかを確認します。

現在、Azure Stack HCI OS による Azure Stack HCI クラスターには3ノードが所属しており、下記の仮想スイッチが作成されています。

この仮想スイッチについて、見ていきます。とはいえ、Azure Stack HCI OS に GUI はないので他の Hyper-V ホストから、Hyper-V マネージャーを介して確認します。

一つ目の仮想スイッチについて、設定を開いてみました。

二つ目の仮想スイッチについて、設定を開いてみました。

いずれも、接続の種類が変更できません。これはすなわち Switch Embedded Teaming (SET)と呼ばれるものです。

ちなみに、Teaming を組んで、その上に仮想スイッチを作った場合は、こういう感じの画面になります。

今回のパターンで、Windows Admin Center の Cluster Creation によって Azure Stack HCI OS による Azure Stack HCI クラスターを組んだ場合、仮想スイッチは SET で構成されていることがわかりました。今度、マネジメント通信部分のみあらかじめ SET を構成した状態で、Azure Stack HCI クラスターへ Azure Stack HCI OS を追加してみようと思います。

Windows Admin Center Preview for Azure が使えるようになった

自分のサブスクリプションでも、Windows Admin Center Preview for Azure が使えるようになりましたので、簡単に確認します。
※プレビュー版ですので、今後、機能変更が入ると思います。あくまでプレビュー版の現状ということでお伝えします。

まず、セットアップします。

今回は、テスト目的で、ポート開放にチェックを入れます。
※ちなみに、あとでポートをブロックする場合は、該当仮想マシンに対するネットワークセキュリティグループ (NSG) でポート開放しているルールを削除すればよいはず。

数分待つとセットアップ完了します。

認証します。

使えるようになりました。

左ペインのメニューで使える機能は、こんな感じ。

Windows Admin Center Preview for Azure とオンプレミス版の違いは、下記の通り。
  • Azureとのハイブリッドクラウド周りなので、逆に不要と言えばそういう気もする
    • Azure ハイブリッドセンター
    • Azure Backup
    • Azure File Sync
    • Azure Monitor
    • Azure Security Center
    • 記憶域の移行サービス
  • Windows Admin Center Preview for Azure で拡張が追加できないようなので差異が出ている?!
    • Active Directory
    • DNS
    • おそらく DHCP も
    • そのほか、既定でインストールされていない拡張も該当しそう
  • Azure Monitor で直接状況を把握できるから無い?!
    • システムインサイト

下記にオンプレミス版のメニューを貼っておきます。
※当該仮想マシンは、Azure IaaS にある AD DCです。





2021年3月13日土曜日

Windows Admin Center の Dell EMC OpenManage Integration Version 2.0 拡張がアップグレードできなくなるし

Windows Admin Center 2103にアップグレードした環境に接続すると、ひたすらブラウザの画面をリロードしてました。。。
なんじゃこりゃと思って、よーくみてみると、
をひたすら繰り返していた模様。。。検索して類似情報にあたってみるも、ちょっと違う感じ。
しょうがないので、Windows Admin Center のサービスを再起動!

治ったようで、無事に Dell EMC OpenManage Integration Version 2.0 拡張がアップグレードできました。。。

この画面みて、教えてもらった話を思い出す。

Dell EMC OpenManage Integration Version 2.0 拡張は、Windows Admin Center 2103からのサポートです。
にその旨、記載があります。ちなみに、Windows Admin Center 2009で、Dell EMC OpenManage Integration Version 2.0 拡張を見てみると、「互換性がありません」
と出ています。。。

あと、Dell EMC OpenManage Integration with Microsoft Windows Admin Centerのサポートについては、下記に情報があります!

2021年3月6日土曜日

Windows Admin Center の Cluster Creation で Azure Stack HCI を組む その2

Windows Admin Center の Cluster Creation で Azure Stack HCI を組む その1
からの続き。

Windows Admin Center 2103がリリースされていますが、Windows Admin Center Preview 2102と Cluster Creation 1.509で試した結果を備忘録として載せておきます。
本稿は、Cluster Creation を使った構築について記載します。

前回は、役割と機能を事前にインストールすることで、Windows Admin Center Preview 2102と Cluster Creation が円滑に動くようにしました。
※それでも、役割と機能が一部足りていなかった点、本稿で明らかとなります。

共有接続に入れる想定で、クラスターを作成します。

[Server clusters]から[Create new]をクリックして、開始します。

Azure Stack HCI OS を使って作成を進めます。


そうするとストレッチクラスターにするのか、一つのサイトにするのかを指定します。今回は、一つのサイトで作成します。

[Next]をクリック

ノードを追加していきます。
ノードを追加し終えたら、[Next]をクリック。

ドメイン参加済みなので、[Next]をクリック。

役割と機能が不足していました、BitLocker ドライブ暗号化、Windows PowerShell 用 Active Directory モジュールが追加されます。[Install features]をクリック。

完了したので、[Next]をクリック。

更新プログラムもインストールできます。[Install updates]をクリック。

ハードウェアのファームウェアやデバイスドライバーは、ここで更新できるみたい。今回は、Nested Hyper-V のためスキップします。[Next]をクリック。

再起動が入る箇所です。
[Next: Networking]をクリック。

ネットワークの確認です。[Next]をクリック。

管理ネットワークを作成します。2パターンありますが、画像が欠けている。。。
このパターンは、Teaming を構成しています。
※事前に管理ネットワーク用の Teaming を作成するとどうなるのか、確認したいと思います。その際に、別途画像は取り直しますね。
[Next]をクリック。

仮想スイッチを作成します。
書き忘れましたが、今回は仮想マシンごとに6 NIC で構成しています。
残り4 NIC は、すべて「仮想マシンのワークロードとストレージ通信用の仮想スイッチ」にします。
[Next]をクリック。

RDMA の設定は、ここでできます。今回は、Nested Hyper-V なので、チェックせずにスキップします。[Next]をクリック。

ネットワークを設定します。またまた書き忘れましたが、本環境は DHCP が入っています。。。
[Apply and test]をクリックしないと、先に進みませんご注意くださいね。
CredSSPのダイアログが表示されるので、[Yes]を押して進めます。
設定が通りました。[Next: Clustering]をクリック。

Validate Cluster を実施します。[Validate]をクリック。

検証が通りました。検証レポートもダウンロードできます。
[Next]をクリック。

クラスター情報を設定します。
クラスター名、固定IPアドレスを入力しました。
一点、[Add all eligible to the cluster (recommended)]が気になりました。PowerShell でクラスター構築するときは、nostorage にしていたので。とりあえず様子見するため、このまま進めてみます。
クラスターのネットワークも個別指定できますが、今回はこのまま。
[Create Cluster]をクリック。
クラスター作成完了。[Next: Storage]をクリック。

システムドライブ以外のドライブにあるデータを削除します。
手順 3.1: ドライブをクリーニングする と同じ内容です。
[Erase drives]をクリック。
完了。[Next]をクリック。
ドライブの確認です。[Next]をクリック。

ドライブの検証が完了。[Next]をクリック。

S2D を有効化します。[Enable]をクリック。

S2D ができました。作成レポートもダウンロードできますね。[Finish]をクリック。

接続リストに戻ります。[Go to connections list]をクリック。

接続リストに追加されました。って、個人接続のほうに追加されちゃってる。。。

共有接続に追加します。
追加されました。
共有接続からクラスターを開いてみたのですが、左側メニューが少ない!

個人接続から、つないでみると左側メニューは、すべて出ていますね。なんだろう?!
これも調べないとだめかな。。。