2015年11月28日土曜日

System Center 2012 R2 Operations Manager Update Rollup 8の適用

遅ればせながら適用したので、メモとして記録を残しておきます。

リリースに関する情報は、
Description of Update Rollup 8 for System Center 2012 R2
Update Rollup 8 for System Center 2012 R2 Operations Manager
→バグ修正以外に、BIG-IPなどの監視が可能になっていますね。
があります。
今回も、

  • Update Rollup 8のインストール
  • Operations Managerのデータベース、データウェアハウスデータベースにSQLスクリプトを適用
  • 管理パックのインポート
  • OMエージェントの更新(これはサーバー毎にWindows Updateで適用可能です)
  • Linux/UNIX管理パックの更新(今回はどうやら不要のようです)

を行います。


Update Rollup 8のインストールは、Windows Updateから可能です。


再起動は不要に見えますね。
※この後、Operations Managerのデータベース、データウェアハウスデータベースにSQLスクリプトを適用しますが、再起動はそのあとで実施してみようと思います。

Operations Managerのデータベース、データウェアハウスデータベースにSQLスクリプトを適用します。
CドライブにOperations Managerをインストールした場合、下記のパスにSQLスクリプトが配置されています。
C:\Program Files\Microsoft System Center 2012 R2\Operations Manager\Server


SQLスクリプトのタイムスタンプを見る限り、Operations Managerのデータベース用のSQLスクリプト(update_rollup_mom_db.sql)だけが更新されているようです。


ただし、手順上は、Operations Managerのデータベース、データウェアハウスデータベースにSQLスクリプトを適用します。
まずは、Operations Managerのデータベース用のSQLスクリプト(update_rollup_mom_db.sql)を適用します。
useコマンドにて、Operations Managerのデータベースへの適用を明示します。


Operations ManagerのデータウェアハウスデータベースにSQLスクリプト(UR_Datawarehouse.sql)を適用します。
まだ、この改行コードの違いは、残っていますが、続行します。


useコマンドにて、データウェアハウスデータベースへの適用を明示します。

以上で、Operations Managerのデータベース、データウェアハウスデータベースへのSQLスクリプトは適用完了です。

管理パックのインポートを行います。
CドライブにOperations Managerをインストールした場合、下記のパスにUpdate Rollupの更新版管理パックが配置されています。
C:\Program Files\Microsoft System Center 2012 R2\Operations Manager\Server\Management Packs for Update Rollups


Update Rollupの更新版管理パックについて、パスを確認したらOMコンソールからインポートします。
管理の管理パックをクリックし、右ペインの[Import Management Packs]からインポートを開始し、ウィザードの指示に従います。




先ほど確認したパスから、管理パックを選択します。



[Install]ボタンを押してから30分ほどたつとインポートが完了します。
※性能により、適用完了までの時間は前後すると思われます。


OMエージェントの更新を行います。
サーバー毎にWindows Updateで更新可能ですし、下記の方法でも更新が可能です。
管理の[Pending Management]をクリックし、アップデートするサーバーを選択します。

右ペインの[Approve]をクリックします。

アクションアカウントではなく、ドメイン管理者アカウントを指定して、更新を行います。


15分ほどで更新完了しました。


Linux/UNIX管理パックの更新です。
冒頭で「今回はどうやら不要のようです」と書きました。
管理パックのMSIファイルを実行すると、再インストールか削除のウィザードとなります。


Update Rollup 7適用時に更新した管理パックと同じままです。
System Center 2012 Management Pack for UNIX and Linux Operating Systems (2015/08)

ちなみに、インストール先の管理パックについてタイムスタンプは下記の通りです。


ということで、UNIX/Liunx管理パックは、今回スキップします。

以上で、System Center 2012 R2 Operations Manager Update Rollup 8の適用は完了です。

2015年11月25日水曜日

System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager Update Rollup 8の適用

遅ればせながら適用したので、メモとして記録を残しておきます。

リリースに関する情報は、
Description of Update Rollup 8 for System Center 2012 R2
Update Rollup 8 for System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager
→Virtual Machine Managerには変更点の記載があるので、チェックしておくと良いでしょう。
があります。

VMM 2012 R2 Update Rollup を適用する際の注意点
を行います。
System Center 2012 R2 Virtual Machine Managerの設定をクリックするとリボンメニューにバックアップがあります。これを使います。
以降、英語版コンソールの画面で進めます。


バックアップ先のパスを手動で入力し、[OK]ボタンを押します。ここは参照ボタンつけてほしいなぁ。。。


ジョブの画面で完了を確認します。


バックアップ先にもファイルが出来上がっていることを確認します。


後は、Windows Updateから適用します。



Update Rollup 8 for System Center 2012 R2 Virtual Machine Managerにすると、Operations Managerの管理パックも新しくなります。
こちらについては、Operations ManagerへのUpdate Roolup 8適用時に取り込むこととします。改めて別記事にまとめます。


以上、ご参考になれば幸いです。

2015年11月23日月曜日

Windows Server 2016 TP4でLinuxのSecure Bootを試す

注)開発途中の製品ですので、あくまでも2015年11月時点の情報となります。今後開発が進むに従い、本記事の内容と差異が発生するはずです。これをもって、次期Windows Serverがこうなると判断するのは早計ですので、ご注意ください。

第二世代VMを作成して、Ubuntuのインストールメディアから起動しようとしてもできないのですね。


ということで、第二世代VMの設定を変更し、Ubuntuのインストールメディアから起動できるようにします。
[セキュリティ]の[セキュアブート]→[セキュアブートを有効にする]のチェックを外し、[OK]ボタンを押します。


そうすると、Ubuntuのインストールメディアから起動します。

後は、インストールを進めるだけ!


インストールが終わったら、第二世代VMの設定を変更し、Ubuntuがセキュアブートできるようにします。
[セキュリティ]の[セキュアブート]→[セキュアブートを有効にする]のチェックし、テンプレートから[Microsoft UEFI Certificate Authority]を選択します。

選択したら、[OK]ボタンを押します。

これで、Ubuntuもセキュアブートします!

Windows Server 2016 TP4でVMの構成バージョンをアップグレードする

注)開発途中の製品ですので、あくまでも2015年11月時点の情報となります。今後開発が進むに従い、本記事の内容と差異が発生するはずです。これをもって、次期Windows Serverがこうなると判断するのは早計ですので、ご注意ください。

Windows Server 2016では、VMの構成ファイルがXMLからバイナリファイルになるというアナウンスがあります。

Windows Server 2016 TP3からTP4にアップグレードしたところ、VMの構成バージョンが変わっていることに気が付きました。
TP3は6.2、TP4は7.0になるとのこと。


構成バージョンのアップグレードも可能です。
上記画面の右下に[構成バージョンのアップグレード]というメニュー項目があるので、これをクリックします。
そうすると下記のダイアログが表示されます。

[アップグレードする]ボタンを押すと、7.0にアップグレードされます。

マウスでフォーカスしたVMが7.0にアップグレードされました。

Windows Server 2016 TP3からTP4にアップグレードしてみた

Windows Server 2016 TP3からTP4にアップグレードしてみましたので、簡単にレポートします。

注)開発途中の製品ですので、あくまでも2015年11月時点の情報となります。今後開発が進むに従い、本記事の内容と差異が発生するはずです。これをもって、次期Windows Serverがこうなると判断するのは早計ですので、ご注意ください。

Windows Server 2016 TP3で、ダウンロードしたWindows Server 2016 TP4のメディアを挿入し、アップグレード開始してみました。
ここは素直に、更新プログラムをダウンロードすることとし、[次へ]ボタンを押します。


GUI付きで評価するので、Desktop Experienceを選択し、

[次へ]ボタンを押します。


ライセンス条項は[同意する]ボタンを押します。


TP3からTP4は、設定を一切引き継がないようです。なので、Hyper-Vで作っていたVMをエクスポートして対比しました(実際、この操作は正解で、TP4で改めてHyper-Vを
追加したところVMは一切引き継がれていませんでした)。

VMのエクスポートが終わったタイミングで[次へ]ボタンを押します。

アップグレードの準備が続きます。


設定を引き継がないことを了承するため、[OK]ボタンを押します。




ここで、ようやくTP4のインストール開始です。


インストール後は、Windows.oldフォルダができるお約束の構成でした。
Hyper-Vを追加後、VMのインポートを行って、環境の復旧完了です。

まだ、Technical Previewですので、これからもバックアップ等、必要なファイルを対比したうえで、次のTechnical Previewへアップグレードする操作をしたほうが賢明そうです。
以上、レポート終わります。