2024年10月27日日曜日

Microsoft 365 Copilot と Microsoft Copilot における Web 検索クエリの透明性が向上 の抄訳

Microsoft 365 Copilot と Microsoft Copilot における Web 検索クエリの透明性が向上

が公開されています。ざっくり引用すると、下記になると思います。

  • ユーザー向けの Bing Web 検索クエリの引用
    「ユーザー向けの Web 検索クエリの引用 (10 月から一般提供) では、Copilot の応答の情報元であるリンクを引用したセクションに、ユーザーのプロンプトから生成された Web 検索クエリが含まれるようになります。これにより、参照されたサイトの情報 (現在提供中) と、より的確な応答のために使用された検索クエリを把握することができます。」とのことで、情報源の透明性確保に一役買うと思います。
  • Bing Web 検索クエリの監査ログと電子情報開示
    「Web 検索クエリのログ機能 (第 4 四半期に一般提供) は、Copilot がユーザーのプロンプトから生成した Web 検索クエリに対して、管理者が検索、監査、電子情報開示を実行できるようにするものです。このアクションは、既にプロンプトと応答に対しては実行できますが、検索クエリに対してもこの使い慣れたツールで実行できるようになります*。」とのこと。このことから下記の2点があげられると思います。
    • 管理者は、生成されたWeb検索クエリに関連するイベントを監査ログから確認できます。
    • 管理者、必要に応じて検索や電子情報開示を行うことが可能です。

Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2024 年 9 月 の抄訳

Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2024 年 9 月

の抄訳が掲載されました。

いくつかのトピックが紹介されていますので、個人的に気になったものをピックアップして引用します。ピックアップしたもの以外にも照会がありますので、上記のリンクから抄訳を確認いただくのが良いと思います。

管理・運用機能

こちらは結果的にすべてご紹介することになりました。

  • ユーザー イネーブルメント ツールキットで Copilot の利用を促進
    「このツールキットには、業務別のプロンプト例や Copilot のユース ケースを紹介して Copilot の上手な活用を促すためのテンプレートとリソースが含まれており、ユーザーやマネージャーとのコミュニケーションにお使いいただけます」とのこと。
  • 広く利用できるようになった Microsoft Copilot Academy で Copilot の活用スキルを磨く
    「Copilot Academy はマイクロソフトのエキスパートが監修しており、実践的な演習や体験を通じて Copilot の使い方を習得できるようデザインされた、包括的かつ体系的な学習エクスペリエンスを提供します。」とのことで、本来必要であった有償のVivaライセンスは不要とのこと。
  • Teams 会議での Copilot 利用を管理するコントロールの拡張
    「IT 管理者は Teams 管理センターから、テナントごと、ユーザーごと、またはその両方で Copilot をオフに設定できます。会議開催者向けには、会議オプションの [Allow Copilot (Copilot を許可する)] に (1) 会議中のみ、(2) 会議中と会議後、(3) オフの 3 つの選択肢が表示されます。」とのこと。

エンド ユーザー向け機能

こちらは、Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2024 年 9 月から一部のみご紹介します。

  • Copilot in Word での長文参照とすばやい文書作成
    「最大 75,000 語の文章を参照可能です (注: 生成される文章は引き続き 3,000 語まで)。」とのこと。つまりこれ以上長い文章は、現時点で参照に使えないことになりますね。
  • Copilot と Microsoft 365 のスキルアップ
    「Copilot と Microsoft 365 テクノロジのスキルアップを支援する新しいブログ シリーズ (英語) をぜひご覧ください。」とのこと。英語原文のブログは、Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2024 年 9 月からアクセスしてみてください。

Azure Bastion Developer SKUの前提

Azure Bastion Developer SKUは、Azure Bastionの中でも最小の機能となっています。

クイックスタート: Azure Bastion をデプロイする - Developer SKU →前提

AzureロールやAzure VMの受信ポートについて上記で言及されています。その上で私的に二つピックアップします。

一つ目は、Azure VMと同じ仮想ネットワークを使うことです。Basic以上のようにBastion専用のサブネットが不要な代わりにこの前提があります。概念図は、下記にあるので参考にしてください。

デプロイ - Developer SKU

二つ目は、本稿執筆時点でデプロイ可能なリージョンが限定的なことです。この点、デプロイして気づきました。現状、下記のリージョンに制限されているのでご注意ください。下記のリージョンにAzure VMがあれば使えるという感じですね。

  • 米国中部 EUAP
  • 米国東部 2 EUAP
  • 米国中西部
  • 米国中北部
  • 米国西部
  • 北ヨーロッパ

2024年10月11日金曜日

Kerberos認証についてのリンク集

Windows 2000 Server リソースキット 3 分散してステムガイド 上 があるとKerberos認証の詳細をおりに触れて振り返れます。でも最近は、なかなか見かけませんね。

概要の振り返りが可能な公式情報を探していたところ、下記を見つけたのでリンクを貼っておきます。

2024年10月5日土曜日

Purge protection/消去保護を有効化してしまったが、90日を超えたので削除されてましたよ。

 以前誤ってPurge protection/消去保護を有効化しました。Purge protection/消去保護自体の設定は、下記にあるものです。

Key Vaultの作成時に、「削除されたコンテナーを保持する日数」に90日を指定したので、どうなっているか確認してみました。

ちゃんと削除されていましたよ。

WorkgroupクラスターなWindows Server 2025 Preview向けにWindows Admin Centerからクラスター対応更新を有効化できますか?

結論、現状はうまくいきません。うまくいかない結果を載せておきます。

こんな感じで通常通り進んでいきます。

構成を開始します。

元の画面に戻りました。。。リトライします。

エラーを検出しました。

この結果を受けて、命名規則にそったクラスターリソース名で、Cluster-Aware Updating を有効化する に載っているAdd-CauClusterRoleの構文での代わりにDNS名を使うようなものがあるかをWindows Server 2025 Previewのコマンドレットにて確認しました。現状は記載無し。一般提供後にオプションが増える可能性はあるのか無いのかと、Windows Admin Centerからの構成も改めて確認したいですね。

2024年10月4日金曜日

Workgroupクラスターは、Windows Admin Centerで扱えるものの留意点あります

Windows Server 2025のプレビュー版による、Storage Spaces Directを作り、Windows Admin Centerで従来通り見えるはずと思い、試してみました。

まず、接続リストへの登録で、下記の通り警告が出ます。

Workgroupクラスターは、ADドメインのコンピューターオブジェクトではなく、管理アクセスポイントとしてDNSを利用したためです。登録自体はできますので、ご安心を。

続いて。
Windows Admin Center(以降、WACと称す)に登録されている接続先の多数がADドメインメンバーであることから、Workgroupクラスターおよびそのノードへの接続時に認証を求められます。
単純にユーザー名だけ入れれば良いのですが、.¥administratorという表記にするとエラーになります。
ということで、単純にユーザー名だけ入れて認証を通します。

Workgroupクラスターということだけではなく、Workgroupなサーバー故です。ということで、Workgroupクラスターの接続中に片系ノードの認証画面が出たのでその画面キャプチャも貼っておきます。

※なお試してはいませんが、他のADドメインのサーバーも同じような挙動になると推測します。
Windows Server 2025 PreviewですがStorage Speces Direct(以降S2Dと略します)ですので、見慣れた概要画面が表示されます。
S2Dの管理画面は従来通り使えるのですが、Workgroupクラスター故に、管理画面を遷移していく中で、改めて認証画面が出ますね。
単純にユーザー名だけ入れて認証を通せば操作を続行できます。
あと、留意点として、クラスター対応更新もあるのですが、それは別稿でまとめます。
続く

2024年9月29日日曜日

Windows Appでリモートデスクトップ接続先のさらにその先となる仮想マシンコンソールとリモートデスクトップ接続にキーボード入力できない?!

ウィンドウのフォーカス(ウィンドウの選択)ができていないのかと思って数回リトライしたのですが、気のせいなのかな?!

Windows Appのソフトウェアキーボードも試してみましたが、さらにその先となる仮想マシンコンソールとリモートデスクトップ接続にキーボード入力できない?!

なお、仮想マシンコンソールとリモートデスクトップ接続にコピペはできます。

Windows Appでの挙動確認は続けますね。

2024年9月22日日曜日

Workgroupクラスターのクラスター対応更新は、出来ないはずなんだよな

「Workgroupクラスターのクラスター対応更新で自己更新は出来ない」ような情報をどこかで読んだと思うのですが、思いだせず。
※思いだせたら追記します。

どこまでできるか試してみました。Windows Server 2025 Previewなので、英語版を使っておきます。

Workgroupクラスターは、AdministrativeAccessPointがDNSなので、名前解決ができればクラスターノード自体を探索できました。

できないと思われる自己更新モードを設定してみます。


Windows FirewallでRemote Shutdownのルールをもう一つの片系ノードで解放で有効化しないとダメですね。ルールは二つあり、各々のプロファイルはPrivateです。各々のプロファイルは、念を押してAllに変えておきます。


自己更新モードを再施行して、完了しました。

更新プログラムのリストは、時間がかかりましたが取得できました。

自己更新モードを実行してみます。

自己更新モードが実行できたみたい。
しかしずーっとこの状態が続きました。多分うまく行ってないと思います。

なおstop-caurunで強制終了しようとしてもできませんでした。。。

いろいろ前提条件が足りてない可能性もあるので、公式情報が出たら改めて確認してみます。

2024年09月23日追記
クラスター対応更新の概要 も参考にしていましたこと、追記します。

WorkgroupなクラスターのWitness

Workgroupな(Storage Spaces Direct、以降S2Dと称す)Hyper-VクラスターのWitnessを設定しようと思い立ち、ファイル共有Witnessを設定するもエラー発生。

対策したつもりでしたが、やり方が悪かったかなと思いました。

Workgroup and Multi-domain clusters in Windows Server 2016

を読み直したところ、

Quorum Configuration

The witness type recommended for Workgroup clusters and Multi-domain clusters is a Cloud Witness or Disk Witness.  File Share Witness (FSW) is not supported with a Workgroup or Multi-domain cluster.

とありまして、ファイル共有Witnessはそもそもサポートしていません。。。

What's new in Windows Server 2025 (preview)

にもWitnessは今のところ記載無いですね。WorkgroupなS2D Hyper-VクラスターのWitnessは、クラウドWitness一択になりそう。GAのタイミングで改めて確認です。

※なおWorkgroupな3層型Hyper-VクラスターのWitnessは、ディスクWitnessが使えています。

2024年9月21日土曜日

Windows Appは、バックスラッシュ入力と106/109キーボードに対応できた

を見つけましたので、MacOSで試してみます。
バックスラッシュ入力(¥の入力とも言えます)できてます。

Connections」→「Keyboard Mode」を「Unicode」にする


と106/109キーボードの通りに文字入力できるようですね。下図の赤枠が「Unicode」で、青枠が「Scanmode」です。

iPadOSではどうか試してみました。キーボードの切り替えは見つかりませんでしたが、バックスラッシュの入力は問題無しです。


2024年9月14日土曜日

Copilot の新機能 | 2024 年 8 月からのCopilot for Microsoft 365 リスク評価クイック スタート ガイドなどなど

Copilot の新機能 | 2024 年 8 月

の抄訳がリリースされたので確認しましたところ、まず

Copilot for Microsoft 365 リスク評価クイック スタート ガイド

の英語版があると知りました。

Aug 2024とあるので、これから改版されていきそうですね。あと、ダウンロードにはOffice 365やAzureで使えるアカウントでサインイン必須です。当方は、Office 365でサインインできるアカウントでダウンロードできました。
含まれる内容の概略は、Copilot の新機能 | 2024 年 8 月にあるので、そこだけ下記へ引用します。

  • AI リスクと緩和策のフレームワーク: AI リスクの主な分類と、マイクロソフトにおける企業レベルおよびサービス レベルでの対策について概説しています。
  • リスク評価の実例: お客様が実際にサービスとそのリスク状況を評価した際に用いられた一連の質問と回答を紹介しています。
あとCopilot の新機能 | 2024 年 8 月には、下記のトピックなどが載っていますので、適宜参考にされてください。
  • Copilot in Word で情報の貼り付けが容易に
  • Copilot in Teams で特定の期間の情報を要約
  • 営業部門、財務部門、エネルギー業界向けプロンプトの新作コレクションが Copilot Lab に登場

2024年9月8日日曜日

Windows Server & Cloud User Group Japan 第41回 勉強会セッション動画「Azure Update Managerの新機能、Azure Automation Update Managementから Azure Update Managerへの移行」を公開します。


 

Copilot の新機能 | 2024 年 7 月 からの気づき

Copilot の新機能 | 2024 年 7 月 の抄訳からいくつかのトピックを気づきとして得ました。

Microsoft Copilot ダッシュボードの提供拡大

あいにく自分が使っている環境は、Copilot for M365を用意していません。それでも下記状況を見ることができます。

関連してMicrosoft 365管理センターでも準備状況など確認できますね。

Copilot Lab でプロンプトのヒントを得て実行に移す

こちらは前にも使っていましたが、ヒントにつながるいろいろな情報、プライバシーなどにアクセスできるページです。