2021年2月23日火曜日

Windows Admin Center の"利用可能な拡張機能"が表示されなくなったとき

いくつか Windows Admin Center を入れています。そのうちの一つで、"利用可能な拡張機能"が表示されなくなりました。。。

案の定、[フィード]からエントリーが消えてます。。。
追加しましょう。。。
追加画面にフィードの URL が書いてあります。が、入力すると消えてしまいます。。。
https://aka.ms/sme-extension-catalog-feed

を入力しましょう。
しばし待ちます。
フィードが登録されました。
[利用可能な拡張機能]の一覧も、正常に表示されました。

Windows Admin Center の拡張画面で識別する、プレインストールとフィードの拡張機能

[利用可能な拡張機能]に"パッケージフィード"列があります。

ここをよく見てみると、Windows Admin Centerにプレインストールされているものなのか、Windows Admin Center のフィードなのかが、わかるようになっています。

なので、このようにプレインストールとフィードのエントリーが両方並ぶこともあります。こういった場合は、フィードのほうが新しいと思うので、そちらをインストールすることになりますね。

フィードの新しいバージョンをインストールすると、プレインストールのバージョン行に、新しいバージョンがインストールされている旨の表示が出るようになっています。


2021年2月18日木曜日

Windows Admin Center 2009における「Azure に登録する」

Windows Admin CenterとAzureの連携、すなわちハイブリッドクラウドの管理をWindows Admin Centerから行う際、こちらの方法を真っ先に行う必要があります。

ご注意
Windows Admin Center 2009にて確認しています。Windows Admin Centerが今後バージョンアップされた場合や、Azure PortalのUIが変更された場合は、手順変更となるかもしれませんのでご了承ください。

事前にご用意いただくもの
  • Azureサブスクリプション
    • Azure Active Directory
      Azure Active DirectoryのテナントIDを事前にご確認いただくと、スムーズに作業できます。
    • Azure Active Directoryのアプリ登録権限
      こちらの方法で、Azure Active Directoryへアプリ登録を行います。
      Azure サブスクリプション、Azure Active Directoryの管理特権があるとベストです。
      既定では、一般ユーザーでもAzure Active Directoryへアプリ登録できます。しかしながら、組織の方針によりこちらが無効化されているケースも想定されます。Azure Active Directory内の[ユーザー設定]にある[ユーザーはアプリケーションを登録できる]の設定を事前にご確認ください。
Azure に Windows Admin Center を登録
Windows Admin Centerで、右上の歯車アイコンをクリックし、[Azure]をクリックします。

[登録]をクリックします。

コード欄の文字列をコピーし、[コピー]をクリックします。
※画面例のコード欄とは異なる文字列が表示されます。ご注意ください!


[コードを入力します]をクリックします。
※コードは、毎回変更されます。下記の例で示したコードとは、異なりますのでご注意ください。

先ほどコピーしたコードをコード欄に転記し、[次へ]をクリックします。

Azureにサインイン可能なメールアドレスを入力し、[次へ]をクリックします。
この後、パスワード入力画面に遷移しますので、ご入力をお願いします。
※お使いの認証方法によっては、二要素認証の画面になることもあります。

下記の画面が表示されましたら、ブラウザーのタブを閉じます。

Azure Active DirectoryのテナントIDを選択します。
※Azure PortalのAzure Active Directory画面より、テナントIDを事前にご確認ください。

Azure Active Directory アプリケーションは、[新規作成]を選択し、[接続]をクリックします。

Azure ADに接続できましたら、[サインイン]をクリックします。

Azureに再度サインインします。

[承諾]をクリックします。

Windows Admin Center上で登録できたことを確認します。

[Azureで表示]をクリックします。

[既定のディレクトリに管理者の同意を与えます]をクリックします。
※ここで、[既定のディレクトリに管理者の同意を与えます]がクリックできない場合は、権限不足です。

[はい]をクリックします。

処理が完了したことを確認します。

以上で、Windows Admin CenterをAzureに登録できました。この後、Azure Backupなどを個別に設定できます。

2021年2月15日月曜日

Windows Server 2019の Storage Spaces Direct における再同期ジョブ

Windows Server 2019の Storage Spaces Direct の再同期ジョブ(修復ジョブ)は、Get-StorageJob で見ています。

先日、「Windows Admin Center からみる Storage Spaces Direct の修復ジョブ」を書く際に調べた
Windows Server 2019 で記憶域の再同期を監視する方法
にそれとは別の方法があるので、そちらを確認してみます。まず、

Get-ClusterNode | Get-ClusterPerf -ClusterNodeSeriesName ClusterNode.Storage.Degraded

です。こちらは、ノード単位の再同期ジョブが確認できます。Get-StorageJob を先に実行した結果とご一緒に画面キャプチャを貼っておきます。違いを確認してみてください。


Storage Spaces Direct のヘルスサービスにあるエラーを表示する PowerShell コマンドレットが Get-HealthFault です。

このコマンドレットと同じ表示は、Storage Spaces Direct なので、Windows Admin Center のクラスターマネージャー→概要で確認できます。

2021年2月14日日曜日

Windows Admin Center からみる Storage Spaces Direct の修復ジョブ

 Storage Spaces Direct の修復ジョブは、get-storagejob コマンドレットで進捗状況を確認できます。
※ 記憶域の再同期を理解して管理する で、Storage Spaces Direct の記憶域がどのように再同期されるか記載されています。

Windows Admin Center の CSV で修復タスクが動いているか確認できます。

ちなみに、同じタイミングでget-storagejob コマンドレットで進捗状況を確認するとこんな感じです。

2021年2月11日木曜日

Windows Admin Center Preview 2012のリモートデスクトップ接続がちょっと変わる

Windows Admin Center Preview 2012の変更をみてみる
で、Windows Admin Center Preview 2012の変更をリリースノートからふれてみました。
少しずつ、Windows Admin Center Preview 2012を調べています。そのなかで、リリースノートに書かれていない改良があったので、お知らせします。

まず、Windows Admin Center 2009のリモートデスクトップ接続画面を添付します。
となっています。

かたや、Windows Admin Center Preview 2012のリモートデスクトップ接続画面、特に認証情報を入力する画面が、ちょっと変更されています。
※接続時の証明書情報が出ないのは、既定の動きなのか引き続き確認したいので、ここでは言及しません。

Windows Admin Center 2009のちょっとモダンな感じが、Windows Admin Center Preview 2012のリモートデスクトップ接続画面にも反映されたと言えばよいのでしょうかね。

-----2021/02/12 追記-----
接続時の証明書情報は、
「このコンピューターによって提供されている証明書を使用して自動的に接続する」
をチェックすると、以前と同じような情報が表示されます。
「このコンピューターによって提供されている証明書を使用して自動的に接続する」
をチェックされていると、リモートデスクトップ接続できるようになります。


つまり、証明書に関する情報が、Windows Admin Center 2009までは、先に出ていました。
が、Windows Admin Center Preview 2012からは、後に出るようになったわけです。加えて証明書に関する情報が、チェックボックスで On/Off できるようになることで、接続前に随時確認できる感じになったともいえます。
-----2021/02/12 追記終わり-----




2021年2月7日日曜日

Azure Automanage を既存の仮想マシンで有効化してみる

Azure Automanage を新規作成の仮想マシンで有効化してみる

で、新規仮想マシンに対して、Azure Automanage を有効化しました。本稿は、既存の仮想マシンに Azure Automanage を有効にしてみます。
※Azure Policy から有効化も可能。Azure PolicyとAutomanage 2021年01月に記載していますので、よろしければご覧ください。

とはいえ、Azure Automanage の対象リージョンは、本稿作成時点で、まだ、西ヨーロッパ、米国東部、米国西部 2、カナダ中部、米国中西部、東日本ということです。こちらにあらかじめ仮想マシンを作成してから、

クイック スタート:Azure portal で仮想マシンに対して Azure Automanage を有効にする

のうち、

既存の VM で VM に対して Automanage を有効にする

に基づいて構成します。

左上の[既存の VM で有効にする]をクリックします。


[マシンの選択]をクリックします。
サブスクリプションを選択し、表示された仮想マシンを選択します。
※必要に応じて、リソースグループを絞り込んだり、対象外の仮想マシンを選択したりできます。
仮想マシンを選択したら、[選択]をクリックします。

必要に応じて、構成プロファイルは切り替えましょう。
Automanage アカウントが指定されていることを確認し、[有効にする]をクリックします。

有効にすると、しばらくは"処理中"になってます。

しばらく待つと、"構成済み"になります。

Azure Policy から既存のVMを有効化する際には、修復タスクが要ります。が、Automange だとそこはあたかも内包されている感じですね。Automanage のほうが簡単ですねー


Windows Admin Center Preview 2012の変更をみてみる

Announcing Windows Admin Center Preview 2012
にリリースの詳細があります。
ここから主だったポイントの引用と訳を記載してみます。
  • Platform updates
    • Azure File Sync: A much more reliable experience has come to Azure File Sync.
    • Files and File sharing: Bug fixes and a UNC copy-paste to the dashboard
      バグフィックスだけでなく、UNC パスのコピー&ペースがダッシュボードからできます。
    • Cluster Manager: You can now register your Azure Stack HCI cluster to Azure and change your diagnostic data settings right from within Windows Admin Center.
      Azure Stack HCI クラスタを Azure に登録し、Windows Admin Center 内から診断データの設定を右クリックで変更できるようになりました。
      ※Azure Stack HCI OS による Azure Stack HCI クラスターを Azure に登録できるようになったのですね。
    • Storage Migration: UI updates and support for several new features released with the October 2020 Storage Migration Service cumulative update.
      2020年10月のストレージ移行サービスの累積アップデートでリリースされたいくつかの新機能のUIアップデートとサポート。
    • Storage replica: You can now view the replication status next to the status icon in the partnerships table. There were also several bug fixes.
      パートナーシップ テーブルのステータス アイコンの横にレプリケーションのステータスが表示されるようになりました。また、いくつかのバグ修正も行われました。
    • System Insights: now available for Azure Stack HCI!
       Azure Stack HCIに対応
    • Virtual Machines:
      • New “Isolation mode” in the networking section when creating a new VM.
        新しいVMを作成する際のネットワーキングセクションに新しい「アイソレーションモード」が追加されました。
      • Improved SDN networking for VMs.
        VM の SDN ネットワーキングが改善されました。
      • Bug fixes and minor performance improvements.
    • Windows Update: This release fixed a bug where scheduled restarts were happening immediately, even if they were not scheduled to do so.
      このリリースでは、スケジュールされた再起動が、スケジュールされていなくてもすぐに発生していたバグを修正しました。
  • New GPU tool
    Windows Admin Centerには、サーバー上で実行されている仮想マシンにDDA(Discrete Device Assign)GPUを管理したり、割り当てたりするための新しいツールが用意されています。(以降、略)
    ※最新の拡張機能を取得しましょう。
  • Secured-core capabilities
    We are lighting up your secured-core server capabilities in the Security tool of WAC. Follow the instructions at the end of this blog to get the latest extension.
    WACのセキュリティツールで、あなたのセキュアコアサーバーの機能をライトアップしています。
    ※最新の拡張機能を取得しましょう。
  • Cluster creation tool is now generally available
    • RDMA support
      RDMA provisioning is now a part of the deployment flow. Azure Stack HCI customers can fully leverage RDMA capable network adapters using the latest cluster-creation extension in Windows Admin Center. The workflow automatically discovers the supported protocol (iWARP or RoCE V2) and guides with recommended settings for bandwidth and traffic priority.
      RDMA プロビジョニングが展開フローの一部になりました。Azure Stack HCI のお客様は、Windows Admin Center の最新のクラスタ作成拡張機能を使用して、RDMA 対応のネットワーク アダプタをフルに活用することができます。ワークフローは、サポートされているプロトコル(iWARPまたはRoCE V2)を自動的に検出し、帯域幅とトラフィック優先度の推奨設定でガイドします。
      ※RDMA設定は、S2D/Azure Stack HCI デプロイメントで設定するものなので、ここできるようになればより操作しやすいと感じました。
    • Stretch Cluster
      Azure Stack HCI stretch clusters provide a solution for disaster recovery with automatic failover. This release of cluster-creation enables to choose to deploy single-site or multi-site/stretch cluster. The wizard flow provides network configuration options and runs required network connectivity tests to validate user inputs before performing the new cluster creation. The wizard also has in-built ingenuity to auto-assign sites based on AD site provisioning.
      Azure Stack HCI ストレッチクラスタは、自動フェイルオーバーによるディザスタリカバリのソリューションを提供します。このリリースのクラスタ作成では、シングルサイトまたはマルチサイト/ストレッチ クラスタを展開することを選択できます。ウィザードのフローは、ネットワーク構成オプションを提供し、新しいクラスタ作成を実行する前に、ユーザーの入力を検証するために必要なネットワーク接続テストを実行します。ウィザードはまた、ADサイトのプロビジョニングに基づいてサイトを自動割り当てするための工夫が組み込まれています。
    • Integrated solutions updates
      Azure Stack HCI is supported on a broad range of vendor systems and is available through Microsoft’s rich selection of partners and system integrators (SIs). Windows Admin Center provides further integrated solutions through OEM extensions within the cluster deployment flow. This allows Azure Stack HCI customers to not only be up to date with OS updates but also the curated firmware/driver updates from respective OEMs based on make and model of Azure Stack HCI nodes. This will simplify the deployment of full-stack updates across your Azure Stack HCI cluster infrastructure.
      Azure Stack HCI は、幅広いベンダーのシステムでサポートされており、マイクロソフトの豊富なパートナーとシステムインテグレータ(SI)の選択を通じて利用できます。Windows Admin Centerは、クラスタ展開フロー内のOEM拡張機能を通じて、さらに統合されたソリューションを提供します。これにより、Azure Stack HCIの顧客は、OSのアップデートだけでなく、Azure Stack HCIノードのメーカーやモデルに基づいて、それぞれのOEMから提供されるキュレーションされたファームウェア/ドライバのアップデートを最新の状態に保つことができるようになります。これにより、Azure Stack HCIクラスタインフラストラクチャ全体でのフルスタックアップデートの展開が簡素化されます。
      ※DELL の場合は、OMEWACと呼んでいる拡張がこの部分を担います。
  • Secret feature
    This is not included in this release yet, but we have a hidden feature for all of you. Each of the tools in Windows Admin Center can now “pop out” by hovering on the tool and be managed in a pop-up window.
    このリリースにはまだ含まれていませんが、皆さんのために隠れた機能があります。Windows Admin Centerの各ツールは、ツール上にカーソルを置くことで「ポップアップ」して管理できるようになりました。
    ※有効化は、Announcing Windows Admin Center Preview 2012に載っています。興味にある方は、みてみてください。
以上

2021年2月1日月曜日

Windows Admin Center Preview 2012は、ビルド番号で識別せよ

 Windows Admin Center Preview 2012にしたはずなのに、と勘違いしそうになりました。。。

Windows Admin Center Preview 2012にアップグレードしました。バージョンが、2009のまま?!

Windows Admin Center 2009の環境と見比べてみます。
はい、ビルド番号をよーく見るとちょっと違っており、Windows Admin Center Preview 2012にアップグレードできたことが確認できます。(赤枠内)

ちなみに、インストールも全く変わっておりませんでした。(以前のインストールで、もともとのインストール既定値から変えているところ「HTTP ポート80のトラフィックを HTTPS にリダイレクト」があります、念のため)


新機能や改良点の確認は、また別途みます。