Linux Integration Service v3.5がリリースされて、一部のディストリビューションは、サポートされる機能がKernel built-inより良くなるという逆転現象が起きました。
がおいおい解消されるのではないかと思ったりしています。
では、早速、インストールを解説していきます。
サポートされるLinuxは、以下の通りです。
CentOS 5.5-5.8
CentOS 6.0-6.3
Red Hat Enterprise Linux 5.5-5.8
Red Hat Enterprise Linux 6.0-6.3
インストール自体は全く難しくありません。
まず、
Linux Integration Services Version 3.5 for Hyper-V http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=41554
から、ISOファイルとインストールのガイドとなるPDFファイルをダウンロードします。
※インストールの詳細は、インストールのガイドとなるPDFファイルに書かれていますので、そちらも参考にしてください。
LinuxICv35.isoをVMにマウントします。
そうすると、Linux上でこのようなウィンドウが表示されます。
ディストリビューションのバージョン毎にディレクトリが分かれているので、今回インストールしている CentOS 6.3に合わせて"RHEL63"ディレクトリを開きます。
同じディレクトリをlsコマンドで確認してみます。
rpmパッケージと、インストールおよびアップグレード用のshスクリプトが入っていますね。
今回は新規インストールなので、install.shを実行します。
インストールするとKVPデーモン、VSSデーモンがchkconfigコマンドでOSブート時に起動されることが確認できます。
インストール完了すると再起動を則されますので、rebootコマンド等で再起動してやります。
再起動後に、Linux Integration Service v3.5が動作しているかを確認します。
kernelモジュールとして動作していることが確認できます。
ここまで来たら、インストールのガイドとなるPDFファイルの11ページある
"Configuring the Hyper-V-specific Network Adapter in Red Hat Enterprise Linux "
に従って、ネットワークを有効にしましょう。
さて、VSSデーモンが動いているということは、VSSによるオンラインバックアップができるということです。
実際にWindows Serverバックアップから確認してみました。
今回、Linux Integration Service v3.5をインストールしたVMは、CentOS63x64is65なのですが、
赤枠内の通り、オンラインバックアップできることがわかります。
容量固定なVHDの拡張もできます。こちら改めて別記事でご紹介しようと思います。
また今回は試していませんが、KVPデーモン経由で、IPアドレスをインジェクションも可能です。
つまり、Hyper-VレプリカでDR先にLinuxのVMが移動しても、そこで使われるIPアドレスが自動的に設定されるので、運用が継続できます!
今まで、Linux Integration Service v3.4だからとあきらめていた機能も、Linux Integration Service v3.5をインストールすることで使うことができます。
ぜひ、Linux Integration Service v3.5を試してもらえればと思います!
0 件のコメント:
コメントを投稿