2015年3月12日木曜日

Update Rollupを適用したらVMM-OMの接続が上手くいかなくなった

発端は、Operational Insightsのキャパシティプランニングが表示されなくなったことでした。
PRO(VMM-OMの接続)をSC 2012 R2 VMM Update Rollup 5側から確認してところ、エラーが発生してました。
scompro3277680-vmmnotcompatible01
メッセージを見る限り管理パック(MP)のバージョンが古いことが原因のようです。

試しに[最新の情報に更新]を行ってみたのですが、やっぱりそういうことのようです。ただありがたいことに管理パックのバージョンがわかりましたので、これを探してみることにします。
scompro3277680-vmmnotcompatible02

ダウンロード可能かあれこれ3時間ほど探したのですが、成果無し。

Operations Managerの管理パックを見てみましたが、エラーメッセージの通り3.2.7895.0より古いものでした。
scompro3277680-vmmnotcompatible03

これは、Update Rollup 1用の管理パックで、ダウンロードセンターからダウンロードしたものです。
scompro3277680-vmmnotcompatible04

ここで、ふとOperations ManagerのUpdate Rollupを適用した時のことを思い出しました。Operations ManagerはUpdate Rollup適用後に、インストールフォルダ配下から最新の管理パックをインポートします。もしかしてVMMも同じことをしなければならないのではと?

早速、VMMのインストールフォルダ配下を探してみると、それらしい管理パックがありました!日付は、Update Rollup 5のリリース日に近いものです。
scompro3277680-vmmnotcompatible05

ということで、Operations Managerへインポートするために、管理共有ベースでフォルダパスをコピーします。
scompro3277680-vmmnotcompatible06

管理パックのインポートダイアログでバージョンを確認すると、3.2.7895.0でした。これをインポートすればよいのか!
scompro3277680-vmmnotcompatible07

インポート済みの管理パックがあったので、確認のダイアログが出ましたけど、これは[OK]ボタンを押します。
scompro3277680-vmmnotcompatible08

無事にインポート完了!
scompro3277680-vmmnotcompatible09

管理パックの一覧画面でもバージョンを確認できました。
scompro3277680-vmmnotcompatible10

VMMに戻って、Operations Manager設定(PROの設定)をみると、管理パックのバージョンは古いまま。
scompro3277680-vmmnotcompatible11

ジョブ画面に出ていたRepair-SCOpsMgrConnectionコマンドレットを使ってみようと思い実行しましたが、そんなコマンドレットはないというエラーが発生。。。
scompro3277680-vmmnotcompatible12

実行するところを間違えたかと思い、Operations Manager側で実行してみましたが、やっぱりない。
scompro3277680-vmmnotcompatible13
これは、フィードバックするしかないかもということで、
解決しないので、いったん対応をあきらめOperations Managerはシャットダウン、VMMは状態を保存しました。

約一週間後。
Operations Manager設定(PROの設定)から[最新の情報に更新]を行ってみたら、あっさり成功。。。
scompro3277680-vmmnotcompatible14

接続が疎通してます。
scompro3277680-vmmnotcompatible15

Operational Insightsのキャパシティプランニングも再表示されました。
scompro3277680-vmmnotcompatible16

推測の域を出ませんが、Operations Manager側で管理パックを認識するのに時間がかかったもしくは、シャットダウン→起動を経ることによって管理パックが認識されたということなんでしょうかね。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿