VMware仮想マシンをHyper-Vに移行できるWAC拡張 1.8.0 その1 からの続き。
ESXi 7とvCenter 7上でWindows Server 2016仮想マシンを用意し、VMware Toolsをインストール済みとしていました。VMware仮想マシンをHyper-Vに移行できるWAC拡張 1.8.0 その1 に記載の通り、初期同期が完了しました。
移行の前に、「その他のオプション」見てみました。将来的には、Azure Arcへの登録もできますね。
続いて、仮想マシン移行を見ていきます。1.8.0プレビューでは、VMware Toolsのアンインストール、静的IPアドレスの移行がサポートされます。
全てのオプションを選択しました。いずれのオプションを選択しても、ローカル管理者権限のクレデンシャルが必要です。
事前チェックが開始。
事前チェックが完了。
差分同期の初期フェーズが完了して、。
静的IPアドレスの構成が完了しましたので、VMware Toolsのアンインストールが開始。
Mware Toolsのアンインストールが完了。
移行元仮想マシンの電源OFFされました。
合わせてvCenter側の状態を確認しました。
そうこうしているうちに移行が完了しました。
移行元の仮想マシンは、残っているので切り戻しが可能です。ただしVMware Toolsがアンインストール済みなので注意します。
では、オプションで指定したVMware Toolsのアンインストール、静的IPアドレスの構成がどうなったかを見ます。
仮想マシンコンソールより、OSにサインインしました。シャットダウンイベントの追跡ツールが表示されました。
IPアドレスの構成は移行できていました。
では、プロパティから確認したところ、DNSを残して消えました。
コミュニティメンバーに教えてもらったところ、静的IPアドレスの構成自体は下記のフォルダーにあります。
実際の設定情報は、JSONファイルに書かれています。
さてこの静的IPアドレス構成は、起動時にタスクスケジューラーで一度のみと聞きました。ため元で再起動してみましたが、すでに実行済みであり、静的IPアドレス構成は再反映されません。
この後、別の環境でリトライを繰り返したところ、移行前と移行後のNICに同じIPアドレスが付与されているからかもと考えています。移行前と移行後のNICに同じIPアドレスが付与されている旨のメッセージを別途キャプチャしたく考えています。
時間が前後しますが、VMware Toolsのアンインストールは確認済みです。
VMware仮想マシンをHyper-Vに移行できるWAC拡張 1.8.0 その3 へ続く。