2024年2月4日日曜日

Windows Server 2022でKB5034439が適用できない事象に遭遇しました

いくつかのOSで回復パーティションサイズを確認した。 

Windows 10向けの更新プログラム「KB5034441」が、Windows Update適用時に「0x80070643」エラーとなりました 解消しました!

の続き

KB5034439: Windows Server 2022 の Windows 回復環境更新プログラム: 2024 年 1 月 9 日

が適用できない事象が手元の環境でも発生しました。

KB5028997: WinRE 更新プログラムをインストールするためにパーティションのサイズを手動で変更する手順

に基づいて、回復パーティションを拡張するのですが、搭載メモリ量によって回復パーティションのサイズが違うことに気づきました。

搭載メモリが128GBの場合は、597MBとなる例

搭載メモリが192GBの場合は、612MBとなる例

KB5028997: WinRE 更新プログラムをインストールするためにパーティションのサイズを手動で変更する手順 に従い、回復パーティションを626MB(表示上は627MB)としました。

KB5034439: Windows Server 2022 の Windows 回復環境更新プログラム: 2024 年 1 月 9 日

を改めて適用してみました。
※本環境は、Hyper-Vフェールオーバークラスターであることから、クラスター対応更新を使用しました。なおKB50334439の適用は、再起動不要みたいです。  

  • 搭載メモリが128GBのサーバーにおいて、回復パーティションを626MB(表示上は627MB)としたケースは、KB50334439の適用成功を確認しました。下記"01"および"02"のサーバーは、搭載メモリが128GBのサーバーとなります。
  • 搭載メモリが192GBのサーバーにおいて、回復パーティションを626MB(表示上は627MB)としたケースは、KB50334439の適用失敗を確認しました。クラスター対応更新での失敗結果を下記に添付します。下記"03"のサーバーは、搭載メモリが192GBのサーバーとなります。
ということで、搭載メモリが192GBのサーバーは、回復パーティションをさらに広げる必要有ということに。。。

では、どれくらい広げるのが良いのかという点については、

KB5028997: WinRE 更新プログラムをインストールするためにパーティションのサイズを手動で変更する手順 に書かれている250MBを採用しました。回復パーティションを再拡張した画面ショットは、下記のとおりです。

改めてクラスター対応更新を実行しました。
まず更新プログラムのプレビューを行ったところ、該当のサーバーのみKB50334439が適用可能です。

状況確認できましたので、クラスター対応更新を実行しました。今度は成功しましたね。
"03"のサーバー上で回復パーティションを再拡張後、本日2回目の適用は成功しました。

以上のことから、サーバーの搭載メモリ上に応じて、回復パーティションのサイズ変更を試行錯誤する可能性があると認識しました。

1 件のコメント:

  1. 下記のスクリプトでWindows RE のパーティションを拡張できるようになったそうです。diskpartなどの手順を使うよりは、簡素化できますね。

    Windows RE のパーティションを拡張する
    https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/manufacture/desktop/add-update-to-winre?view=windows-11#extend-the-windows-re-partition

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