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2024年2月18日日曜日

Windows Server 2022でKB5034439が適用できない事象に遭遇しました その2 WinREのパーティションを拡張するスクリプトを試した

Windows RE のパーティションを拡張する

と言うスクリプトがリリースされたのを聞いたので、確認しました。

結果としては、WinREのパーティションを拡張できます。しかしながら、下記の点を留意した方が良いですね。

  • PowerShellの実行ポリシーを一時的に変えておくのが定石です。
  • あらかじめ作成しておくとの記載があるバックアップフォルダーは、作成不要だった。理由は以降に記載します。
  • 絶対パスが機能しない模様で、相対パス指定だった。
  • "で囲むのも機能しない模様です。
  • 相対パス指定した結果、スクリプトの実行フォルダー配下にバックアップフォルダーが作成された。
では、実際の流れを見ていきます。
念の為、KB5034439が適用できない事象が起きていることを確認します。

WinREのパーティションを拡張するスクリプトを実行します。


なぜか直後は、Windows UpdateでKB5034439が適用できない事象が再発してました。

他の更新プログラムもあったので再起動しました。

Windows UpdateでKB5034439をインストールしています。
KB5034439の適用が成功しました。

2024年2月10日土曜日

Azure VMなWindows Server 2022でKB5034439が適用できない事象に遭遇しました

当方の手元で使っている環境でも発生していました。ということで、適用できない事象の画面を貼ります。


このケースの場合、回復パーティションが前方にあります。

回復パーティションを拡張しようとするとCドライブのパーティションを削除することとなり、本末転倒な事態へ陥ります。

つまり、

KB5028997: WinRE 更新プログラムをインストールするためにパーティションのサイズを手動で変更する手順

による拡張はできません。。。

Azure VMなWindows Server 2022については、小澤氏による詳細な解説記事がすでにあります。こちらを参考にしてください。 

Windows Server で KB5034439 の適用がエラーとなった場合の対応

上記にも書かれている通り、このケースに関しては無視するか、抜本的な対応が無いとどうにもなりませんね。

2024年2月4日日曜日

Windows Server 2022でKB5034439が適用できない事象に遭遇しました

いくつかのOSで回復パーティションサイズを確認した。 

Windows 10向けの更新プログラム「KB5034441」が、Windows Update適用時に「0x80070643」エラーとなりました 解消しました!

の続き

KB5034439: Windows Server 2022 の Windows 回復環境更新プログラム: 2024 年 1 月 9 日

が適用できない事象が手元の環境でも発生しました。

KB5028997: WinRE 更新プログラムをインストールするためにパーティションのサイズを手動で変更する手順

に基づいて、回復パーティションを拡張するのですが、搭載メモリ量によって回復パーティションのサイズが違うことに気づきました。

搭載メモリが128GBの場合は、597MBとなる例

搭載メモリが192GBの場合は、612MBとなる例

KB5028997: WinRE 更新プログラムをインストールするためにパーティションのサイズを手動で変更する手順 に従い、回復パーティションを626MB(表示上は627MB)としました。

KB5034439: Windows Server 2022 の Windows 回復環境更新プログラム: 2024 年 1 月 9 日

を改めて適用してみました。
※本環境は、Hyper-Vフェールオーバークラスターであることから、クラスター対応更新を使用しました。なおKB50334439の適用は、再起動不要みたいです。  

  • 搭載メモリが128GBのサーバーにおいて、回復パーティションを626MB(表示上は627MB)としたケースは、KB50334439の適用成功を確認しました。下記"01"および"02"のサーバーは、搭載メモリが128GBのサーバーとなります。
  • 搭載メモリが192GBのサーバーにおいて、回復パーティションを626MB(表示上は627MB)としたケースは、KB50334439の適用失敗を確認しました。クラスター対応更新での失敗結果を下記に添付します。下記"03"のサーバーは、搭載メモリが192GBのサーバーとなります。
ということで、搭載メモリが192GBのサーバーは、回復パーティションをさらに広げる必要有ということに。。。

では、どれくらい広げるのが良いのかという点については、

KB5028997: WinRE 更新プログラムをインストールするためにパーティションのサイズを手動で変更する手順 に書かれている250MBを採用しました。回復パーティションを再拡張した画面ショットは、下記のとおりです。

改めてクラスター対応更新を実行しました。
まず更新プログラムのプレビューを行ったところ、該当のサーバーのみKB50334439が適用可能です。

状況確認できましたので、クラスター対応更新を実行しました。今度は成功しましたね。
"03"のサーバー上で回復パーティションを再拡張後、本日2回目の適用は成功しました。

以上のことから、サーバーの搭載メモリ上に応じて、回復パーティションのサイズ変更を試行錯誤する可能性があると認識しました。

2024年1月20日土曜日

いくつかのOSで回復パーティションサイズを確認した。

Windows 10向けの更新プログラム「KB5034441」が、Windows Update適用時に「0x80070643」エラーとなりました 解消しました!

にて回復パーティションのサイズが重要だとわかりました。また、ITライターの山内氏より下記記事がある旨、ご連絡いただきました。

Windows 10/11で「2024年1月の更新プログラム」のインストールが失敗(エラー0x80070643)! その原因は?

ご連絡いただいた際、下記の情報を連携いただいたこと、申し添えます。上記記事含め、改めて御礼申し上げます。

  • UEFIパーティション要件を鑑みると、最終的に空き52MB+5~15MBのあきがあれば成功するはずだろう。
  • Windows 22H2以前なら+50MBくらいで成功すると思います。Windowsセットアップの既定だと確か83MBくらいの空きで回復パーティションを作る故。

いろいろ情報を教えていただきました。GUIかdiskpartのいずれかで、Windows Server系の回復パーティションの配置やサイズをメモしておきます。

Windows Serve 2016

450MBで先頭に配置されているサーバーがありました。

Windows Serve 2019

全3台で確認したところ、499MBで先頭に配置されているサーバーがありました。
※全3台ともOSインストール時に、手動でパーティション作成していません。おそらくこれはパターンの一つでしょうかね。

Windows Serve 2022

597MBの回復パーティションが一番後ろにあります。

Azure Stack HCI OS 22H2

515MBの回復パーティションが一番後ろにあります。