2015年8月23日日曜日

System Center 2016 Technical Preview 3 Operations Managerをインストールしてみました。

注)開発途中の製品ですので、あくまでも2015年8月時点の情報となります。今後開発が進むに従い、本記事の内容と差異が発生するはずです。これをもって、次期System Center がこうなると判断するのは早計ですので、ご注意ください。

System Center 2016 Technical Preview 3 Operations Managerがリリースされましたでの、早速インストールしてみました。

Azure VMの構成は、山市良さんのホワイトペーパー System Center によるAzure IaaS 環境の運用管理 を参考にさせていただきました。
AzureでA3のVMを構成して32GB*8本の記憶域プールを準備しました。これをRAID5相当に構成しています。



インストールフォルダも準備しました。


SQL Server 2014をインストールします。この辺りのインストールは当ブログでおなじみなので、必要なところのみコメントしていきます。





フルテキストサーチをチェックしてます。Reporting Serviceは、チェックしていますがインストールのみとします。





エンジン、エージェント、Reporting Serviceのサービスアカウントを指定しておきます。


照合順序でこれが基本ですね!


SQL Server管理者のアカウントを追加しておきます。


用意したFドライブを指定します。



Reporting Serviceはとりあえずインストールのみとします。





インストール開始です。
上の画像から40分ほどでインストール完了。RAID 0相当でも良かったかもしれません。


ダウンロードした、System Center 2016 Technical Preview 3 Operations Managerを展開します。




インストールを始める前にOMアクションアカウント(UNIX/Linux MPエージェントのインストール時に証明書の登録でローカル管理者権限が必要)、構成サービス用のアカウントをローカル管理者に追加します。
※本来追加する、構成サービス用のアカウントが画面から漏れています。すでに他のOM管理サーバーで使用しているサービスアカウントは追加できないため、この後、別のアカウントを追加しています。詳細はサマリーの画面をご確認ください。

これ以外にも、Report Viewer 2012およびSQL Server 2012 Feature PackのMicrosoft System CLR Types for Microsoft SQL Server 2012である”SQLSysClrTypes.msi”もインストールしておきましょう~。

System Center 2016 Technical Preview 3 Operations Managerのインストールを開始します。


今回の環境では、管理サーバーと管理コンソールに絞ってインストールします。


Fドライブにインストールします。



既存の管理グループと分けるため、別の管理グループを作成します。


先にインストールしたデータベースーサーバー(自分自身)を指定します。データベースの配置先がFドライブになっていることを確認しました。

データウェアハウスデータベースのデータベースサーバー(自分自身)を指定します。ータベースの配置先がFドライブになっていることを確認しました。


OMのサービスアカウントを指定します。この画面の上二つは、ローカル管理者権限を持たせています。



インストール前のサマリー画面です。


構成サービスのサービスアカウントは先ほどの画面に無いものを指定していること、確認いただけます~

インストール開始します。

上の画面から40分ほどでインストール完了しました。

なお、ライセンスキーはPowerShellで設定する必要があります。よって上記の画面は警告となっています。

一旦、Windows Updateで修正プログラムを適用しておきます。


Open Source Software Management Packs for System Center 2016 Technical Preview 2を試すために、UNIX/Linux管理パックを追加導入しておきます。管理の管理パックから追加します。



System Center 2016 Technical Preview 3 Operations Managerを展開先フォルダ配下に、Management Packsフォルダから、UNIX/Linux管理パックを選択します(今回はそれ以外もちょっと選択してます)。選択し終わったらインポートを開始します。


20分ほどでインポート完了しました。


通しで説明するため、次回は、Linuxエージェントの導入からとする予定です。

2015年8月21日金曜日

Open Source Software Management Packs for System Center 2016 Technical Preview 2 その3

注)開発途中の製品ですので、あくまでも2015年8月時点の情報となります。今後開発が進むに従い、本記事の内容と差異が発生するはずです。これをもって、次期System Center がこうなると判断するのは早計ですので、ご注意ください。

Open Source Software Management Packsの設定に入ります。

といっても、System Center 2016 Technical Preview 2 Management Packs for Open Source Softwareにアクセスし、

[Download]リンクをクリックした際に表示される、ガイドふたつに倣うだけです。


ダウンロードした、ApacheMPGuide.docx の Deploying and Enabling the CIM Provider 項からが実際の設定手順(インストール手順でもあります)になります。
Installing the Apache CIM Provider を実施するのに、フォルダを開きました。

今回は、CentOS 6.6をテストヘッドにしていますので、scx-1.6.0-166.universalr.1.x64.sh を使います。

scx-1.6.0-166.universalr.1.x64.sh をpsftpでCentOS 6.6にputします(間違えてgetしていますがマネしないでください)。


scx-1.6.0-166.universalr.1.x64.sh をsudo で権限昇格させて実行します。途中でsudoさせるためのパスワードを聞かれています。

今回確認しようとしているのはApache HTTP Serverですが、MySQLもインストールしてはいましたので、それぞれ対応するエージェントのインストールと起動が行われています。

監視を確認するため、Apache HTTP Serverを起動します。

とここまでは順調でした。

この後、なかなか監視に出てきてくれなくて3時間半ほど放っておいたら、監視されていました。なぜここまで時間がかかったのかはまだ調べておりませんが。。。


たいした設定はしていないのですが、なぜかVirtual Hostは二つ出ていたりします、バグでしょうか?!


SSL証明書の監視もできるみたい(正式な証明書は設定しておらず、インストールされているものです)。


ということで、どういう監視ができるのかは、イメージしていただけると思います。

本稿執筆時点でSystem Center 2016 Technical Preview 3がリリースされていますので、別稿で改めて、Apache HTTP ServerおよびMySQLの監視について試してみたいと思います。
※Open Source Software Management Packs for System Center 2016 Technical Preview 2なんですよね、TP3で動いてくれるかな。。。

以上、参考になれば幸いです。