2015年12月26日土曜日

Windows Server 2012でのAzure Backupがうまく動くようになりました

Azure Backup on Windows Server 2012だとバックアップ時間が遅いのはバグなんでしょうか?を今年の5月に書いたのですが、修正プログラムが出たと聞いたので、追試してみます。

修正プログラムは、Azure Backup takes a long time to back up data with a guest OS that's running Windows Server 2012から入手できますが、メールアドレスの登録が必要です。つまりまだ限定公開ということです。

早速、ダウンロードして適用してみます。なお、適用後には再起動が必要でした。
自己解凍型のファイルを実行します。


なぜかダイアログ表示が異常に小さいのですが、左側のボタンを押してみました。


ここに解凍してみます。


解凍先を指定します。


解凍完了。


更新プログラムが解凍されました。


更新プログラムをインストールします。



インストール完了。


ここからバックアップをテストしてみます。
今回のバックアップテストでは、下記バージョンのAgentを使います。


バックアップ先はこちら。Azure Recovery Agent等の約38MBが対象です。


作成したバックアップジョブを[今すぐバックアップ]で実行します。


[バックアップ]ボタンを押します。


バックアップ開始。



ほどなく完了!


正確な実行時間をみるため、ジョブの画面を開きます。


2分ほどで終わりました。修正プログラムにより、Azure Backup on Windows Server 2012だとバックアップ時間が遅いのはバグなんでしょうか?の問題は解消されました。


念のため、もう一つ(修正プログラムの自己解凍ファイル)ファイルを追加して、バックアップしてみます。


バックアップ開始。




バックアップ完了。


同様に、バックアップ時間を確認します。


1分ほどで終わっています。問題ないですね!


以上で、Windows Server 2012でのAzure Backupによるファイルバックアップがうまく動くようになったことが、確認できました。

2015年12月17日木曜日

NW疎通確認で、こんな便利なものがあったのか「portqry」

Linuxだとnmapになるのですが、FWの疎通確認をWindowsからやろうとして、何か良いツールが無いかと調べました。

portqryというMicrosoftが無償提供しているツールです。
リリースが2003年12月11日ということで、まったく知らなくて逆に恥ずかしい。
折角なので備忘録として、リンクをまとめていきます。

すでに、いろいろな方が記事にされています。
PortQry version 2.0 - TCP/UDP Port Check / Port Scan

ポートスキャナPortQryをGUIから簡単利用 - PortQryUI
こちらの記事から、GUI版があることを知りました!
GUI版は、こういう画面になっています。


コマンドライン版のダウンロードページは、PortQry Command Line Port Scanner Version 2.0です。
GUI版のダウンロードページは、PortQryUI - User Interface for the PortQry Command Line Port Scannerです。

使ってみて、接続状態の意味が、どのようなものがあって、それぞれどういう意味か理解する必要がありました。
接続状態の意味については、Portqry.exe コマンド ライン ユーティリティの説明に説明があります。状態は、下記の三つだそうです。それぞれの意味は、Portqry.exe コマンド ライン ユーティリティの説明でご確認ください。

  • LISTENING
  • NOT LISTENING
  • FILTERED

2015年12月13日日曜日

System Center 2012 R2 VMM Update Rollup 8 and Operations Manager Update Rollup 8 - PRO

System Center 2012 R2 Update Rollup 8をVirtual Machine Manager適用後、Virtual Machine Manager(VMM)とOperations Manager(OM)の接続(PRO)は、疎通が切れます。

Update Rollupを適用後は、VMM用の管理パックをOMにインポートする作業が毎回必要となります。

では、確認していきます。
VMMのインストールフォルダにある"ManagementPacks"フォルダをのぞいてみますと、2015年10月の日付で、VMM用の管理パックが用意されています。


Operations Managerへ、VMMのインストールフォルダにある"ManagementPacks"フォルダの管理パックをインポートします。



オンラインカタログを確認するので、[OK]ボタンを押します。


VMM用の管理パックを選択します。


セキュリティの警告が出ています。



セキュリティ警告を了解したうえで、インポートを進めます。


インポート完了です。管理サーバーの性能にもよると思いますが、当方の環境では完了までに13分ほどを要しました。


VMMコンソールから[Operations Managerの設定]を表示させ、[最新の情報に更新]ボタンを押してしばらく待ちます。


管理サーバーの性能、VMMとの通信条件にもよると思いますが、当方の環境では完了までに6分ほどを要しました。


再度、VMMコンソールから[Operations Managerの設定]を表示させると、Virtual Machine Manager(VMM)とOperations Manager(OM)の接続(PRO)が回復していることを確認できます。


以上で、PRO設定の復旧は、完了です。

VMバージョン6.2をWindows Server 2016 TP4にインポートするとセキュアブートの設定が一部見えなくなる

注)開発途中の製品ですので、あくまでも2015年11月時点の情報となります。今後開発が進むに従い、本記事の内容と差異が発生するはずです。これをもって、次期Windows Serverがこうなると判断するのは早計ですので、ご注意ください。

Hyper-Vの第2世代VMでセキュアブートの設定を見ていたら、気が付きました。
リリースに向けてプレビューが公開されているので、これからメモしておくことは、過渡期の現象ですね~

VMバージョン6.2をWindows Server 2016 TP4にインポートするとセキュアブート周りの設定が一部みえなくなりますね。
向かって左側が6.2、右側が7.0です。


もちろん、VMバージョンを7.0に更新すれば、まったく問題ありません。

ほかの画面も一通り見てみましたが、上記設定だけがちょっと変わるようですね。
Windows Server 2016 TP4を検証する際の留意事項として、お気を付けください。

2015年12月6日日曜日

Windows 10 バージョン 1511 の更新プログラム (KB3122947)がインストールできません

Windows 10 バージョン 1511 の更新プログラム (KB3122947)がインストールできない事案が発生。なぜかSurface Proだけできないような。。。


なんとなく、sfc /scannowをかけてみたら、壊れている。。。


Windows 10 - Windows Update に失敗する場合の対処法を見つけてみたので、試してみます。細かな手順は、上記リンクにあるので、結果のみ記載します。
  1. トラブルシューティング ツールを実行する
    これは、解決できました。

  2. BITS トラブルシューティング ツールを実行する
    一つはエラーのまま、解決せず。


    ここで、再度Windows Updateを試すも、やはりNG

  3. DISM コマンドを実行する
    DISMコマンドを実行するも、ソースファイルが無いと怒られる。。。


DISMがらみで情報がないかと調べてみたら、下記を見つけました。
DISM (Error 0x800f081f) and SFC (Failed to Repair)
このエントリの途中に下記の記載がありましたので、試してみます。

DISM /Online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup
DISM /Online /Cleanup-Image /AnalyzeComponentStore
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /source:WIM:G:\Sources\Install.wim:1 /LimitAccess
SFC /SCANNOW


  1. DISM /Online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup
    これは上手くいかない。
  2. DISM /Online /Cleanup-Image /AnalyzeComponentStore
    問題があることはわかる。。。

  3. DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /source:WIM:Install.wimファイルのパスを指定:1 /LimitAccess
    install.wimファイルをsourceオプションで指定したところ、修復できました!

  4. SFC /SCANNOW
    こちらも修復できました!

ここで、再再度Windows Updateを試すも、やはりNG

致し方ないので、
Windows 10 - Windows Update に失敗する場合の対処法
Windows10(Ver.1511)の更新(KB3122947)でエラー(0x80070643)となる
Windows10のKB3122947パッチが適用失敗する件
にある手動更新を試してみることにします。↓
dism /online /add-package /packagepath:C:\Windows\SoftwareDistribution\Download\c4a1b8896ce9fbfea96c1ee6890d52a5\windows10.0-kb3122947-x64.cab


問題なく成功しました。

ただ、上記3件の記事にもある通り、履歴に残らないのが玉に瑕です。。。


Windows Updateを再実行してみたところ、インストールエラーは消えました。


昨日ぐらいから起きているようなので、更新プログラムの問題にも見えますが、さて真実はどこに?