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2023年1月22日日曜日

Azure Stack HCI OS 22H2でもNew-VirtualSwitch の -AllowNetLbfoTeams オプションは、使わなくても大丈夫です。

Windows Server 2022でNew-VirtualSwitch の -AllowNetLbfoTeams オプションは、使わなくても大丈夫です。

という訂正記事を書いたついでに、「Azure Stack HCI OS 22H2でもNew-VirtualSwitch の -AllowNetLbfoTeams オプションは、使わなくても大丈夫ということだよね」を念のため確認しておきます。

Azure Stack HCI OS 22H2に、最新のパッチを適用してから確認を始めました。

イベントID 106がないことを確認しておきます。

Azure Stack HCI OS 22H2でNew-VirtualSwitch の -AllowNetLbfoTeams オプションを使わずに、SETを作成します。
※合わせて、マネジメント用のvNICを作成し、IPアドレスやDNSサーバー情報を設定しておきます。


Azure Stack HCI OS 22H2でも、New-VirtualSwitch の -AllowNetLbfoTeams オプションを使わなずとも、AllowNetLbfoTeamsはfalseになっていました!

イベントID 106がないはずですが、念のため確認しておきます。

やはりイベントID 106はないですね!

Windows Server 2022でNew-VirtualSwitch の -AllowNetLbfoTeams オプションは、使わなくても大丈夫です。

以前、下記のような記事を書きました。

月日は流れたので、Windows Server 2022でNew-VirtualSwitch の -AllowNetLbfoTeams オプションは、使わなくてAllowNetLbfoTeamsがfalseになっているかを確認します。

まず、最新のパッチを適用しておきます。

イベントID 106がないことを確認しておきます。

Windows Server 2022でNew-VirtualSwitch の -AllowNetLbfoTeams オプションを使わずに、SETを作成します。
※合わせて、マネジメント用のvNICを作成し、IPアドレスやDNSサーバー情報を設定しておきます。

Windows Server 2022で、New-VirtualSwitch の -AllowNetLbfoTeams オプションを使わなずとも、AllowNetLbfoTeamsはfalseになっていました!

イベントID 106がないはずですが、念のため確認しておきます。

イベントID 106はないです!

従って、下記ドキュメントに、-AllowNetLbfoTeams オプションが書いてなくても大丈夫です。知識をリフレッシュできて一安心!

Set-VMSwitch

2022年2月11日金曜日

特に明示的に指定しなかったけど、Switch Embedded Teaming の負荷分散モードは Hyper-V Port になっているで、良いのかな

Switch Embedded Teaming (SET)の負荷分散モード(負荷分散アルゴリズム)は Hyper-V Port になっているかを確認(振り返る)します。

Windows Server 2019の場合

下記のような感じで、SET を作ってました。

$NICs = @("イーサネット 7","イーサネット 8")
$VSwName = "SET25"
$MngName01 = "SET2501"
New-VMSwitch -Name $VSwName -NetAdapterName $NICs -AllowManagementOS 0 -EnableIov $true -EnableEmbeddedTeaming $true -Verbose
# -AllowNetLbfoTeams $false
(以下略)

こんな感じで、SET になってます。
AllowNetLbfoTeamsは、Windows Server 2019でサポートされていないオプションです、念のため。

チーミングモード、負荷分散モードを見てみましょう。
チーミングモードは"スイッチに依存しない"、負荷分散モードは "Hyper-V" というのが、既定値ということでよいみたい。

Windows Server 2022の場合

下記のような感じで、SET を作ってました。

NICs = @("SLOT 4 ポート 1","SLOT 4 ポート 2")
$VSwName = "SET25"
$MngName01 = "SET2501"
New-VMSwitch -Name $VSwName -NetAdapterName $NICs -AllowManagementOS 0 -AllowNetLbfoTeams $false -EnableIov $true -EnableEmbeddedTeaming $true -Verbose
(以下略)

こんな感じで、SET になってます。
AllowNetLbfoTeamsは、Windows Server 2022でサポートされているオプションで、LBFO を無効化して SET を作成しています。(既定値では、LBFO 有効なのです)

チーミングモード、負荷分散モードを見てみましょう。
チーミングモードは"スイッチに依存しない"、負荷分散モードは "Hyper-V" というのが、既定値ということでよいみたい。

以上

2022/02/14 参考資料を追記

2021年11月9日火曜日

Azure Stack HCI OS で事前に SET を作っておいてから、Windows Admin Center のクラスター作成を使ってみるとどうなるのか

最初に結論から申し上げますと、適合しません。

  • Azure Stack HCI OS において、SET を PowerShell で作成した場合は、そのまま PowerShell で Azure Stack HCI にしたほうが良いです。
  • Windows Admin Center のクラスター作成を使う場合は、管理用の NIC 以外に仮想マシンスイッチ用、ストレージ同期通信用の NIC を複数持っておく感じで進めます。
Azure Stack HCI OS で事前に SET を作ってから、Windows Admin Center のクラスター作成を行ってみた際の画面サンプルを記載します。
※Nested Hyper-V な Azure Stack HCI OS を用い、Windows Admin Center 2103.2と クラスターの作成 1.577.0で確認してます。

まず手動選択のほうで確認してみました。
仮想スイッチを解体してよいかとのメッセージが表示されます。事前に SET を組んでいたからですね。ここは[いいえ]を選択して続行します。
こちらの画面は、スキップ。
SET にvNICを足して管理ネットワーク用としていたのですが、改めて管理ネットワークを作る画面になってました。

画面を戻して、ネットワークATCのほうも見てみました。やっぱり仮想スイッチを削除してよいか聞かれます。ここは[いいえ]を選択して続行します。
ネットワークアダプターを見てみます。ついでにここで、ネットワークアダプター名も変更してます。
SET にvNICを足してるほうは、選択できませんね。

最後に確認で使った構成を添付しておきます、念のため。

2021年9月4日土曜日

New-VirtualSwitch の -AllowNetLbfoTeams オプションは、Windows Server 2022から使えます。

Windows Server 2022で SET を組んだら、イベント ID 106が出ていた
の続きかも。

試しに、Windows Server 2019で、-AllowNetLbfoTeams オプションを付けて、New-VirtualSwitch で Switch Embedded Teaming(SET)を作ろうとすると失敗します。

Windows Server 2019の New-VMSwitch では-AllowNetLbfoTeams オプションは、確かに無い!

また Windows Server 2022の New-VMSwitch は、まだプレビュー版の記載のため、言及無し。後日、Windows Server 2022の New-VMSwitch を確認してみます。

2023年1月22日 追記

上記の内容を訂正する記事を書きました。

Windows Server 2022でNew-VirtualSwitch の -AllowNetLbfoTeams オプションは、使わなくても大丈夫です。

2021年9月1日水曜日

Windows Server 2022で SET を組んだら、イベント ID 106が出ていた

Windows Server 2022で Switch Embedded Teaming(SET)を組んだら、イベント ID 106が出ていました。
※ログ保存するのを忘れて、クリーンインストールしたため、画面キャプチャ等は無しです。。。

Hyper-V 仮想スイッチが LBFO チームにバインドされている場合のイベント ID 106

Set-NetAdapterVmqで解決する方法が書かれています。が、そもそも Windows Server 2022で LBFO チームの上に仮想スイッチを作るのは非推奨(というか GUI からは許可されてない)です。よって、SET を一度解体し、LBFO を使わないように構成しました。下記がそのサンプルで、赤字箇所がLBFO を使わないオプションです。

$NICs = @("SLOT 1 ポート 1","SLOT 1 ポート 2","SLOT 1 ポート 3","SLOT 1 ポート 4")

$MngName = "Management"

$VSwName = "SET01"

New-VMSwitch -Name $VSwName -NetAdapterName $NICs -AllowManagementOS 0 -AllowNetLbfoTeams $false -EnableIov $true -EnableEmbeddedTeaming $true -Verbose

2023年1月22日 追記

上記の内容を訂正する記事を書きました。

Windows Server 2022でNew-VirtualSwitch の -AllowNetLbfoTeams オプションは、使わなくても大丈夫です。 

2021年8月28日土曜日

Windows Server 2022では、Teaming の上に仮想スイッチは作れません

 Windows Server 2019から、Windows Server 2022へインプレースアップグレードしてます。Windows Server 2019でTeaming の上に仮想スイッチを作っていたのですが、これが引っ掛かりました。これを解消しないとインストールできないことを申し添えます。

これは、インプレースアップグレードだけではありません。OSインストール後も同じように非推奨となります。

というわけで、Teaming の上に仮想スイッチは作れないため、Switch Embeded Teaming(SET)を使いましょう。

※シングル NIC の上に仮想スイッチを作るのは制約ないです。
 が、運用環境で、シングル NIC の上に仮想スイッチ作るのは冗長性が無いことから滅多に使わないとも思います。

2021年6月11日金曜日

Hyper-V vSwitch on LBFO と Azure Stack HCI のサポート

同僚の方より、Hyper-V vSwitch における負荷分散フェールオーバー (LBFO)は、Azure Stack HCI でのサポートが無いようだと聞きました。

教えてもらった情報

スイッチが埋め込まれたチーミング (設定)

を読んでみました。上記から本文を引用しますと、

SET は、Azure Stack HCI でサポートされている唯一のチーミング テクノロジです。 負荷分散フェールオーバー (LBFO) は、Windows Server で一般的に使用される別のチーミング テクノロジですが、Azure Stack HCI ではサポートされていません。

とありますね。。。

ほかにも、下記の情報を教えていただきました。

Teaming in Azure Stack HCI より本文を引用します。

All-in-all, we’re not focusing on LBFO much these days, particularly as software-defined Windows Server networking scenarios become more exotic with the rise of containers, software-defined networking, and much more. There’s a faster, more stable, and performant teaming solution, called Switch Embedded Teaming.

Features we're no longer developing より本文を引用します。

Hyper-V vSwitch on LBFO In a future release, the Hyper-V vSwitch will no longer have the capability to be bound to an LBFO team. Instead, it must be bound via Switch Embedded Teaming (SET).

これらを見ていくと、今後は スイッチが埋め込まれたチーミング/Switch Embedded Teaming (SET)を主流にしていくのかなと思います。

例えば。
Windows Admin Center において、 Azure Stack HCI OSを使ったクラスター作成では、SET を使っていくようになっています。
※もちろん、Azure Stack HCI OS は、Storage Spaces Direct (S2D)です。ストレージ同期ジョブに高速なネットワークを使います。その高速なネットワークを通すためには、SET が最適というのも理由でしょう。

SET は、PowerShell で作成しますので、このあたりの押さえておくべき技術になるのかもしれませんね。

2021年4月25日日曜日

Azure Stack HCI OS で、仮想スイッチを作ってみる

Azure Stack HCI OS ノードを追加する前に Switch Embedded Teaming (SET) 仮想スイッチをそろえておきたいと思いました。

二つの SET を作成するパターンで、構築してました。
Windows Admin Center の Cluster Creation で Azure Stack HCI を組む その2

上記で作成した SET は、二つあります。Hyper-V の仮想スイッチマネージャーで見てみます。


Windows Admin Center では、このようになってます。

ホスト OS への管理ネットワークアダプターは、普通に作れるとして、SRIOV のオプションが有効化されるかも確認点となります。

早速、Windows Admin Center で作成してみました。

NIC が全部入っているし、SETになってない。。。


というわけで、PowerShell で仮想スイッチを作り直します。とりあえず、どういう感じで構成されているのか、Windows Admin Center から確認しておきます。

作成できました。GUI から違いが無いか見てみます。

SR-IOV が有効になってない。

-EnableIov $true を追加して作り直します。

今度は大丈夫です。

※ちなみに、-EnableEmbeddedTeaming $true が既定になっているような感じで、このオプションがなくても SET になっているような。

Get-VMswitch から違いがないか、diff チックに確認してみます。

違いがありますね。。。どちらの仮想スイッチで差異があるのか確認します。

DefaultQueueVmmqQueuePairsRequested
DefaultQueueVrssMaxQueuePairsRequested

に違いがありました。

プロパティを変更できるかやってみます。

読み取り専用のため、できない。。。

set-VMswitch を見てみましたが、変更できるプロパティではないようですね。。。

ということで、Windows Admin Center のクラスター作成 と、PowerShell による SET 作成では、一部のプロパティに差異があります。これを防ごうとすると、事前に PowerShell で SET 作成し、Windows Admin Center のクラスター作成に進むのがよさそうです。
この仮説が可能なのかを確認してみます。別稿に続く。