2013年3月31日日曜日

System Center 2012 Orchestratorでアラート監視と解決を実装してみる

System Center 2012 Orchestrator と System Center 2012 Operations Manager を連携させる方法を参考にさせていただき、System Center 2012 Orchestratorでアラート監視と解決を実装してみます。

本記事の前提は以下の通りです。
元ネタと同じでは全く意味がないので、VMMとOMを連携するPROをフックする形を想定します。
・Orchestrator、VMMとOMのインストールには触れません。RunbookサーバーにOMコンソールをインストールする手順は、元ネタをご参照ください。
とは言え前提条件には若干ふれます。
・OMとの連携は、元ネタの"A-3. SCOM 管理サーバーの設定"に準じて設定します。
・Integration Packのインポートと展開は、日本語版の画像を用いて記載しようと思います。
また、記事自体は数回に分けて行こうと思います。

最初に前提条件について触れていきます。
システム要件は、Single-Computer Requirements for Orchestrator in System Center 2012 SP1に記載の通りです。システム要件を満たしていない場合は、セットアップ時の前提条件チェックに引っかかります(以下は、メモリの条件を満足していない場合の例です)。
01setup-warning

機能を分けてインストールする場合のシステム要件は、Individual Feature Requirementsで確認できます。
続いて統合パック(IP)の登録を行います。
スタート画面などから、[System Center 2012 Orchestrator Deployment Manager]を起動します。
[統合パック]フォルダを右ボタンクリックし、[統合パックのOrchestrator Deployment Managerへの登録]を選択します。
02IP-regist00

[統合パックの登録ウィザード]が表示されたら、[次へ]ボタンを押します。
02IP-regist01

登録するファイルを選択します。
02IP-regist02

ファイルを指定したら、[次へ]ボタンを押します。
02IP-regist03

[完了]を押します。
02IP-regist04

[使用許諾契約書]で[同意する]ボタンを押します。
02IP-regist05

登録されると[統合パック]フォルダ配下に表示されます。
02IP-regist06

続いて統合パックを展開します。
[統合パック]の右ボタンクリックか、下図のように[統合パック]の中で右ボタンクリックし、[統合パックのRunbookサーバーまたはRunbook Designerへの展開]を選択します。
03IP-deploy01

[統合パックの展開ウィザード]が表示されたら、[次へ]ボタンを押します。
03IP-deploy02

展開したい統合パックをチェックし、[次へ]ボタンを押します。
03IP-deploy03

展開先のコンピューターを指定し、[次へ]ボタンを押します。
03IP-deploy04

ただちに展開したいので、[次へ]ボタンを押します。
03IP-deploy05

正常に展開されると以下のようなメッセージが表示されます。
03IP-deploy06
この環境の場合、なかなかうまく登録されないことがあり、IP削除、IP再登録の上で展開でうまくいくことがありました。

次回に続く

2013年3月17日日曜日

Windows Server 2012 記憶域プールのベンチマーク例

すでに一度記憶域プールを構成しています。が、Cristal Diskinfoでみると、3台中1台に警告が出ていることがわかりました。
ストライプで構成していたため、一旦、記憶域プールを解体してやる必要があります。

解体する前にSC 2012 VMM SP1で記憶域の移行を行い、ひたすらVMを移動。

Cristal Diskinfoでディスクのシリアル番号を確認し、サーバーの電源を落として警告が出ているHDDを取り外しました。
3台でストライプセットにしても面白くないというか、更なる性能アップのためにもう400GB HDD 1台追加した4台構成にしてみました。
とはいっても、ストライプ(=RAID 0)か、パリティ(=RAID 5)が良いのか今一度確認しておこうと思います。
まず、400GB HDD 1台についてのみ、CrystalDiskMarkでベンチマークを取ります。


続いて、ディスク4台をパリティとして構成したベンチマークを取ります。

ソフトウェアRAID 5のため、書き込みのパフォーマンスがあまり良くありませんね。

続いて、ディスク4台をストライプとして構成したベンチマークを取ります。


耐障害性が完全に犠牲となっていますが、結構良いパフォーマンスが出ています。それでもスピード、電力消費の面ではSSDに及びませんが。。。
ということで、しばらくはストライプを使って、検証環境を動かしていこうと思います~

2013年3月6日水曜日

SC 2012 VMM SP1 ベアメタル展開 まとめ資料を公開します!

System Center User Group Japan 第6回勉強会 セッション2として発表した資料をこちらでも公開しておきます。
・PDF版
20130301vmmベアメタル展開.pdf
・slideshare
SC 2012 VMM SP1によるHyper-Vホストの展開
因みに、検証の参考資料となった技術資料を今一度ご紹介しておきます。
Adding Physical Computers as Hyper-V Hosts in VMM Overview
英語版は、SC 2012 VMM SP1に対応済みです。
Hyper-V ホスト用物理コンピューターの追加の概要
日本語版は、まだSC 2012 VMM SP1向けにはなっていませんが、大筋で参考になるはずです。