2025年1月30日木曜日

ADデータベースのページサイズが32Kになっているか確認したい

Windows Server & Cloud User Group Japan 第43回 勉強会セッション資料「Windows Server 2025 Active Directoryへのローリングアップグレード」を公開します。

Windows Server & Cloud User Group Japan 第43回 勉強会セッション動画「Windows Server 2025 Active Directoryへのローリングアップグレード」を公開します。

の補足で、ADデータベースのページサイズが32Kになっているか確認する方法をまとめます。

上記資料では、

Active Directory ドメイン サービスで Database 32k ページのオプション機能を有効にする

に基づいてADデータベースのページサイズが32Kにできるところまで確認しました。

が、msDS-JetDBPageSize 属性だけ見ていても変更に気づけないかもと思いました。なので、msDS-JetDBPageSize 属性と併せて確認すると良い属性として、msDS-EnabledFeatureが妥当なのかや、別の方法でも確認可能なことをコミュニティメンバー(高井さん、ありがとうございます!)にアドバイスいただきました。

本稿では、msDS-JetDBPageSize 属性以外にに確認すると良い属性、それとはまた別の方法について、当方が確認した結果を記載します。

msDS-JetDBPageSize 属性と併せて、msDS-EnabledFeature属性も確認すると良い

もともと、ADデータベースのページサイズが32Kであるかを確認するのは、下記のコマンドレットです。当方のADドメイン名にあわせたものになります。
Get-ADObject -LDAPFilter "(ObjectClass=nTDSDSA)" -SearchBase "CN=Configuration,DC=sshzk2016,DC=local" -properties msDS-JetDBPageSize | FL distinguishedName,msDs-JetDBPageSize
実行結果は、下記の通りです。

これに加えて追加で確認すると良い属性は、msDS-EnabledFeatureです。
Get-ADObject -LDAPFilter "(ObjectClass=nTDSDSA)" -SearchBase "CN=Configuration,DC=sshzk2016,DC=local" -properties ,msDS-EnabledFeature | FL distinguishedName,msDS-EnabledFeature
実行結果は、下記の通りです。
ページサイズが32Kであることに加えて、ゴミ箱も有効になっていることまでわかりました。該当の文字列を下記に転記します。
msDS-EnabledFeature : {CN=Database 32k Pages Feature,CN=Optional Features,CN=Directory Service,CN=Windows
                      NT,CN=Services,CN=Configuration,DC=sshzk2016,DC=local, CN=Recycle Bin Feature,CN=Optional
                      Features,CN=Directory Service,CN=Windows NT,CN=Services,CN=Configuration,DC=sshzk2016,DC=local}

属性の確認以外で確認する方法

Get-ADOptionalFeature -Identity 'Database 32k pages feature'
を実行することです。
確認する箇所は、下記です。IsDisableableがFalse、つまり有効ということです。
IsDisableable      : False
Name               : Database 32k Pages Feature
以上のことからADデータベースのページサイズが32Kになっていることを確認できました。

 

2025年1月22日水曜日

1月央に発表されたM365 Copilot関連のリリース

まず

Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2024 年 12 月

から見出しを引用します。

  • 管理・運用機能
    • Copilot リリース ノートの発表
    • Viva Learning のリソースの拡張
    • Copilot Analytics の新しいテンプレートとレポート
  • エンド ユーザー向け機能
    • Copilot in OneNote がメモの取り方を変革
    • Copilot in Excel でデータを深く読み解く
    • Word と PowerPoint での Copilot とのやり取りがさらにダイナミックに
    • チャットからの通話や「今すぐ会議」からの会議を Teams でインテリジェントに要約

続いて、1月16日に発表されたMicrosoft 365 Copilot Chatについてです。

から箇条書きに変換して引用します。ぜひ元記事もご確認ください。また
も参考にしました。

  • GPT-4o による Web ベースのチャット
    • 市場調査を実施したり、戦略文書を作成したり、また会議の準備を行うといった様々なことができます。
    • ファイルをアップロードし、Word 文書の要点をまとめる、また Excel シート上のデータを分析したり、PowerPoint プレゼンテーションを改善する提案を受けたりすることも可能です。
    • Copilot Pages を使用すれば、人と AI がリアルタイムでコンテンツを共同作成することができ、Copilot、ファイル、そして Web からもコンテンツを追加できます。また、キャンペーン、製品発表、ソーシャルメディア投稿のために AI が生成した画像を迅速に作成することもできます。
  • エージェント
    • 自然言語を使用して、誰でも簡単に繰り返しの業務やビジネスプロセスをCopilot Chat 内で自動化するエージェントを作成できます。たとえば、顧客との会議前にカスタマー サービス担当者は、顧客管理 (CRM) エージェントにアカウントの詳細を尋ねることができ、現地サービスエージェントは、SharePoint 上に保存されている手順の指示やリアルタイムの製品知識にアクセスができます。
    • エージェントは従量制で価格設定されており、IT 担当者 が管理をします。IT 管理者は、組織全体のエージェントを構築し、導入を管理することもできます。これらすべてがMicrosoft Copilot Studio によって強化されています。
  • Copilot Control System
    •  Copilot Chat には、データプライバシーとセキュリティのためのエンタープライズ データ保護 ( EDP) を含む Copilot Control System の基本機能が含まれています。これにより Copilot とエージェントのアクセスを管理し、その使用とライフサイクルを管理および測定することができます。
最後に
から数週間のテーマについて見出しを引用します。
  • 第1週: Copilotで時間管理
    • 一日はいつも時間が足りないものですが、もっと長く働くのではなく、手元にアシスタントがいて時間を節約できたらどうでしょうか?「Great Copilot Journey」の第1週は、Copilotを活用して追いつき、優先順位をつけ、要約し、より早く答えを得ることに焦点を当てています。
  • 第2週: Copilotで創造性を強化
    • 白紙のページやアイデア不足はよくある出発点です。第2週では、Copilotがアイデアを出し、文章を改善し、プレゼンテーションを始め、文書を作成する方法を探ります。
  • 第3週: Copilotで専門知識を拡大
    • CopilotはAIモデルの知識システムを活用し、作業データやウェブからのデータに基づいています。第3週は、Copilotを活用して専門知識やスキルを拡大する絶好の機会です。この週では、ユーザーが簡単に情報を整理、分析、回答を得て、情報を見つける手助けをします。
  • 第4週: Copilotでコラボレーションを強化
    • 生産的なチームワークは不可欠であり、Copilotはさまざまな方法でコラボレーション体験を向上させることができます。第4週では、アクションアイテムを強調し、ブレインストーミングをガイドするなど、ユーザーがより良い協力をするための方法を紹介します。
  • 第5週: Copilot Chatでエージェントを作成
    • 第5週では、ユーザーがCopilot Chatで独自のエージェントを作成することで、Copilotの活用を一段と高めることができます。エージェントはAIの世界のアプリのようなもので、ビジネスプロセスを自動化し、ユーザーと共に、またはユーザーの代わりに作業を実行します。エージェントは、完璧なプロンプトを作成したり、文章の支援をしたりするのに役立ちます。
  • 第6週: Copilotでスキルを応用
    • この週では、ユーザーがCopilotを活用して学んだスキルを実際の業務に応用する方法を学びます。
The Great Microsoft 365 Copilot Journey: Empower Your Team with Copilot 末に役立つリソースのリンクが貼られていたり、今後の予定について言及があります。

2025年1月9日木曜日

Azureで今年リタイアする機能のあらまし

2025年にサポート終了となるMicrosoft製品をチェック 〜Windows 10が10月に引退へ

を読みましたら、Azureで今年リタイアする機能が載っていたので、引用いたします。加えてメールで通知が届いていたものはリンク先を加えておきます。
※一旦見つけたもののみにて、見落としている可能性もございます。念の為。

上記に加えて

https://azure.microsoft.com/en-us/updates?filters=%5B%22Retirements%22%5D

にてリタイアする機能が検索可能です。適宜検索すればしましょう。

2025年1月6日月曜日

グループポリシーにリモートデスクトップ接続の許可、Windows Firewallでリモートデスクトップ接続の着信許可を仕込んだが

手元の環境だけなのかよくわからないのですが、挙動に納得いかないのでメモしておきます。

検証用にADやサーバー群をWindows Server 2025を主として構築しました。グループポリシーにリモートデスクトップ接続の許可、Windows Firewallでリモートデスクトップ接続の着信許可を仕込みました。

接続先でgpupdate /forceを実行したところ、Windows Firewallでリモートデスクトップ接続で許可のエントリーが出ました。

が、うまくつながらない。

サーバーを再起動したら繋がりました。
なんだろうこの挙動は。。。

Microsoft Graph PowerShell SDK を使用しMicrosoft 365 organizationに接続する

Microsoft 365 のディレクトリ同期していたサーバーが諸事情により使えなくなってしまい、どうにかしてディレクトリ同期をオフにしなければなりません。いろいろ調べたところ、

Microsoft 365 のディレクトリ同期をオフにする

のサンプルがとても役立ちました。

権限をもっているアカウントでAzureのCloud Shellから

Microsoft Graph PowerShell を使用して Microsoft 365 に接続する

をまず実行してから、上記のサンプルを実行しました。

ひょんなことから、Microsoft Graph PowerShell SDK を使用しMicrosoft 365 organizationに接続する方法について学ぶことができました。

Microsoft 365 Copilotの12月まとめ

Microsoft 365 Copilotのまとめをいくつか書いておきます

を書いた後に

What's New In Microsoft 365 Copilot | December 2024

を見つけてしまいました。冒頭の見出しを引用しておきますね。詳細は、元記事をご参照ください。

Admin and management capabilities:

  • Announcing Copilot release notes
  • Expanded resources for Viva Learning
  • New templates and reports in Copilot Analytics

End-user capabilities:

  • Transform notetaking with Copilot for OneNote
  • Improve data understanding with Copilot for Excel
  • More dynamic interactions in Copilot for Word and PowerPoint
  • Intelligent recap in Teams for calls from chat and ‘Meet now’ meetings