2024年12月31日火曜日

Microsoft 365 Copilotのまとめをいくつか書いておきます。

ということでまず最初に、Microsoft Ignite 2024で発表されたMicrosoft 365 Copilotの新機能を下記に要約します。

Microsoft Ignite 2024で発表されたMicrosoft 365 Copilotの新機能

Copilot + Pages

  • Copilot Pagesとは、複数のユーザーによるAIコラボレーション用に設計された動的なキャンバス。
  • BizChatデータの活用により、CopilotがBizChatの作業データから円グラフを作成し、Copilot Pageに追加。
  • テキストに加えて、コード、インタラクティブなグラフ、テーブル、図、数字などのリッチな成果物に対応。
  • Webや作業データに基づいて作成された成果物を、OutlookやTeamsなどのMicrosoft 365アプリを通じて共有・同期可能。
  • マルチサポートにより、単一のチャットセッションで複数のPagesを新規作成したり、複数のチャットセッションからコンテンツを単一のPagesに追加可能。
  • Pagesをモバイルで編集および共有できるようになり、外出先でも作業を続けられる。
  • CopilotのチャットプロンプトでPagesコンテンツをグラウンディングできるため、連続する返信でも正確性が維持される。
  • 上記の機能は2025年の早い時期にロールアウト予定。

Word

  • 関連ソースの検索として、Copilotが関連するファイル、メール、会議を検索し、新しいドキュメントのソースとして使用。
  • 出典表示と引用オプションとして、新しいドキュメント全体の出典を表示し、下書きの保存時に引用を残すオプションを提供。
  • ドキュメントの改善として、文章のトーン、流れ、ストーリーを提案し、ドキュメントの質を向上。
  • これらの新機能は2024年末から2025年Q1にかけて順次ロールアウトされる予定。

Excel

  • Copilot in Excel with Pythonが、米国のWindowsデスクトップアプリユーザー向けに一般提供開始。
  • 新しいスタートエクスペリエンスとして、あらゆるスキルレベルのユーザーが自分のタスクに合わせて表を作成可能。
  • 組織データの参照により、Word、Excel、PowerPoint、PDFファイルを参照し、リスト化やデータのインポートが可能。
  • Web検索対応により、日付や統計などの公開情報を検索し、ワークフローを中断せずに利用可能。
  • テキスト分析機能により、アンケートのコメントを分析し、感情のインサイトを提供。
  • これらの機能は2024年末までにロールアウトされる予定。

PowerPoint

  • Narrative Builderにより、ファイルのグラウンディングに対応し、適切な情報に基づくストーリーの作成をサポート。
  • Presentation Translatorにより、Copilotを使用してプレゼンテーションを40の言語に翻訳可能。
  • トピックの追加により、Narrative Builderで「ファイルを使ってトピックを追加」を使用し、作業固有のコンテキストを基に新しいセクションを追加。
  • アセットライブラリの接続により、CopilotはSharePointアセットライブラリおよびTemplafyアセットライブラリに接続し、企業のイメージ画像を自動で取り込み可能。
  • スライドのリライトにより、Copilotはスライドのテキストをリライトし、内容を要約したり、より専門的な文章にしたりすることが可能。
  • ノートの追加により、すべてのスライドにノートを追加することを支援し、プレゼンテーション時に役立つ。
  • これらの機能は2025年1月までにロールアウトが開始される予定。

OUTLOOK

  • フォーカス時間や1:1の予定設定として、Copilotを使って自然言語で会議を設定したり、フォーカス時間を探したりできる機能。
  • 会議のアジェンダ作成支援として、Copilotが会議の要約や重要ポイントを含むアジェンダの下書きを支援し、生産性を向上。
  • これらの機能は2024年12月から2025年Q1までに順次ロールアウトされる予定。

OneNote

  • Copilotの機能を活用して、複数のエンドポイントに散らばるアイデアを整理。
  • 自然言語によるCopilotチャットを活用してメモの要約やリライトを行い、内容をわかりやすく。
  • OneNoteでの機能として、キャンバスのCopilotアイコンをクリックして、メモの作成、要約、タスクリストの作成、ページのリライトが可能。
  • OneNoteアプリで「このセクションを整理して」と入力すると、Copilotがメモのページを整理。
  • Microsoft 365 CopilotがOneNoteコンテンツを推論し、Word、PowerPoint、BizChatなどのアプリで引用を提供。

マイクロソフトの動画編集ソフトウェア Clipchamp とエンタープライズ向け動画プラットフォーム Stream の機能連携

  • この統合プラットフォームにより、動画コンテンツの作成と利用を簡単に切り替えることができ、企業の生産性と効率性を強化できます。
  • OutlookやPowerPointに埋め込まれた動画コンテンツの要約も可能になりました。

Forms

  • Copilot in Forms を使って反応を収集できることが発表されました。

Teams と Places

  • Placesカードにより、TeamsとOutlookの新しいカレンダーエクスペリエンスから直接、予定を確認し、作業計画を更新したり部屋やデスクを予約可能。
  • Copilot in Placesにより、同僚の作業計画や対面会議、その日のチーム向けガイダンスに基づき、最適なオフィス出社日を提案。
  • Places Finderにより、オフィス内エクスペリエンスとして、インサイトに基づくアクションや適切なスペースの予約を容易に。
  • 予約管理により、会議室の予約が却下されたり会議の変更があったりした場合の予約管理や予約変更に対応。
  • Microsoft Placesが、Teams Premiumで一般提供開始。
  • 話者認識により、Teams RoomやBYODルームなどの会議スペースで利用可能。室内の音声や人物を認識し、だれが話しているかを明確に把握。
  • 話者認識:により、Teams RoomやBYODルームなどの会議スペースで利用可能。室内の音声や人物を認識し、だれが話しているかを明確に把握。
  • インテリジェントな会議の要約により、Copilotが正しい話者を識別し、会議メモやアクションアイテムの精度を向上。

Microsoft 365 のエージェント

  • ファシリテーター エージェント (Facilitator Agent)により、Teams会議およびチャットでリアルタイムにメモを作成し、要約を共有することでコラボレーションを強化。
  • 通訳エージェント (Interpreter Agent)により、Teams会議中に最大9言語の音声から音声へのリアルタイム翻訳を提供し、言語の壁を取り払う。
  • プロジェクト マネージャー エージェント (Project Manager Agent)により、Plannerのプロジェクトタスクの作成から実行までを自動化。
  • SharePointのエージェント (Agents in SharePoint)により、SharePointのリッチコンテンツを活用してビジネスの課題を解決。
  • 従業員セルフサービス エージェント (Employee Self-Service Agent)

SharePoint

  • SharePointのエージェントの一般提供: 増え続けるコンテンツの中から特定のプロジェクトやプロセスに関する有益な情報を見つける。
  • インサイトの引き出し: 有益な情報からすばやくインサイトを引き出し、ビジネス上の意思決定をスマートに行う。

Copilot 分析 + ビジネス影響レポート

  • Copilotビジネス影響レポートにより、Viva Insightsを活用した新しいレポートがパブリックプレビューで提供開始。Microsoft 365 Copilotの活用が主要なビジネス成果とどう関係するかを把握可能。
  • データ主導の意思決定により、事業運営に関する貴重なインサイトを獲得し、生産性を強化し、ビジネス価値を向上。
  • Viva Pulseの影響調査テンプレートにより、AIの従業員への導入状況やビジネス価値をビジネスリーダーが把握可能。
  • Microsoft Vivaの生成AI機能拡張により、従業員との円滑なコミュニケーションの下書きや、ビジネスリーダー向けのデータ分析を容易に。
  • Viva製品へのCopilot機能追加により、Viva Amplify、Viva Glint、Viva InsightsなどのViva製品にさらに多くのCopilot機能が搭載。

IT 管理者向けの発表

  • AI管理者ロールにより、グローバル管理者ロールが持つ多数の権限がなくても、Copilotを効率的に管理可能。
  • Copilot in Microsoft 365管理センターにより、2025年を目途に一般提供予定。AIを活用して定型的なタスクを最適化し、意思決定の改善に役立つインサイトを提供。
  • Microsoft 365管理センターにCopilot管理の専用ページを導入。
  • エンタープライズデータ保護機能を備えたMicrosoft Copilot向けスタンドアロンレポートを提供。アクティブユーザー数、デイリーアクティブユーザーの平均、アプリのエントリポイント別のアクティブユーザー数の合計や傾向を可視化。
続いて下記を抄訳から、項目を引用します。

Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2024 年 11 月

  • 管理・運用機能
    • Copilot Analytics の導入
    • Copilot ダッシュボードに指標とインサイトを追加
    • SharePoint Advanced Management のサイト アクセス レビューを実施するサイト所有者をサポート
    • Microsoft 365 管理センターの新しい使用状況レポート
  • エンド ユーザー向け機能
    • Copilot に Viva Engage のナレッジを追加
    • Copilot in Viva Glint で従業員からのフィードバックに対応
    • Copilot in Outlook のテーマとチャットを改良
    • SharePoint のエージェントを使用してビジネス インサイトを顕在化
    • Copilot in Word の参照機能と画像を強化
    • Copilot in PowerPoint で充実したプレゼンテーションを作成
    • Copilot のチャット エクスペリエンスを強化
    • 新しくなった Copilot プロンプト ギャラリーでプロンプトの検索、保存、共有が可能に
本校の最後は、2024年のまとめを原文から抜粋引用します。なお8月はまとめがなかったです。

Microsoft 365 Copilot Year In Review | 2024

  • 1月: 会議中に Copilot のサポートのメリットを活用しながら、Teams での Copilot の制御を強化したいというご要望に応えました
  • 2月: Copilot を使用するお気に入りの場所である Microsoft Teams のエクスペリエンスが向上し、Windows デスクトップで初めて Copilot が利用できるようになりました。
  • 3月: Viva Insights を搭載した Microsoft Copilot ダッシュボードの形で実用的な分析情報が提供され、Microsoft 365 Copilot への投資価値が最大化されました。
  • 4月: 新しい学習方法と利用可能な言語の増加により、より個人的な体験が可能になりました。
  • 5月: ToDo、タスク、計画、目標を新しい Microsoft Planner に統合し、チームがプロジェクトで共同作業するための新しい統合エクスペリエンスが導入されました。
  • 6月: 情報管理に配慮したいくつかの変更が導入されました。インテリジェントな通話要約では、AIが生成したメモとアクションアイテムが提供され、会話に集中できるようになります。
  • 7月: 話者認識機能を含む強化されたパーソナライズされたコパイロットエクスペリエンスをさらに強化し、どこで働いているかに関係なく全員が参加できるようにしました。
  • 9月: Microsoft 365 Copilot Wave 2 をリリースし、Copilot を使ったまったく新しい作業方法を導入しました。Web ワーク ページをナレッジ ワークのための新しいデザイン システムとして統合し、Microsoft Excel での高度なデータ分析、PowerPoint での動的なストーリーテリング、Outlook での受信トレイの管理などを実現しました。また、セキュリティ、規制遵守、プライバシー情報に関する新しいガイダンスを Service Trust Portal に追加しました。
  • 10月: 利用可能な言語の数を 2 倍に増やし、エージェントを導入して、ビジネス プロセスの自動化と実行をこれまで以上に簡単かつ迅速に行えるようにしました。
  • 11月: 開発者、IT プロフェッショナル、パートナーを対象に、Microsoft の今後の展望を紹介する年次イベントである Microsoft Ignite が開催されました。Copilot とエージェントが主役となり、IT プロフェッショナルがビジネス価値を最大化するためのツールがさらに追加された Copilot Control System がリリースされました。
  • 12月: ユーザー中心のエクスペリエンスを強化する新機能、新しい管理者コントロール、セキュリティとガバナンスのさらなる革新をすでに共有しています。

2024年12月22日日曜日

Windows Admin Center V2こと2410のリリースに伴い、インストールのキックを確認しました

気づいたらリリースされていました。

Windows Admin Center のリリース履歴

を見たところ2024年12月14日ごろにリリース/GAされた模様。

Windows Admin Center version 2410 is now generally available!

この辺りは、いろいろ展開させていく予定で、今日はダウンロード&インストールをキックする方法についてまとめます。

一つ目は、Windows Admin Centerのリンクよりダウンロードする方法です。従来、こちらからは必要情報を入力しないとダウンロード可能になりません。ですが、下図「Windows Admin Centerのダウンロード」

をクリックするだけで、ダイレクトにWindows Admin Center 2410をダウンロードできます。

もう一つは、Windows Server 2025のスタートメニューから「Windows Admin Center Setup」を探す方法です。
※Azure VMにて確認したため、英語版のままです。

これを進めていくと、本稿執筆時点で、Windows Admin Center V2こと2410のインストールをキックできます。

Windows Admin Center 2410が正式にリリースされたので、インストール方法については、旧バージョンとの違い含め別途整理する予定です。

Azure Portalでマルチファクター認証のポップアップが出たのですが

Azure Portalでマルチファクター認証のポップアップが出ました。

最近よく出るので、詳細を見ました。
いくつかのリンクを参照しました。

Microsoft Entra ID P1のライセンスが前提の一つでした。見てみたら、そういうライセンスになっているわけないw
確認は断念しますー

2024年12月10日火曜日

EDITF_ATTRIBUTESUBJECTALTNAME2を有効化しないで、SAN属性ありの証明書を発行しましょう

従来、

といった記事で、EDITF_ATTRIBUTESUBJECTALTNAME2を有効化して、SAN属性ありの証明書を発行していました。が、

How to Request a Certificate With a Custom Subject Alternative Name

セキュリティで保護された LDAP 証明書にサブジェクトの別名を追加する から上記にリンク有ります。

という公式情報があるよと同僚から教えてもらいました。上記リンクから文面引用するとEDITF_ATTRIBUTESUBJECTALTNAME2を有効化するのはリスク有とのこと。。。

警告

Adding a SAN attribute to the RequestAttributes section of RequestPolicy.inf also requires that the CA is configured to accept SAN attributes by enabling EDITF_ATTRIBUTESUBJECTALTNAME2, which can put your PKI at risk for impersonation attacks.

Whenever possible, specify SAN information by using certificate extensions instead of request attributes to avoid enabling EDITF_ATTRIBUTESUBJECTALTNAME2.

Do not enable EDITF_ATTRIBUTESUBJECTALTNAME2 on an enterprise CA.

For more information about risks and mitigations, see Security best practices for allowing SANs in certificates.

じゃあ、どうするのということで、

How to Request a Certificate With a Custom Subject Alternative Name

を何度も読み返しました。結果、To create a RequestPolicy.inf file の内容を編集すればよいことに気づきました。上記文面でその該当箇所を太字で強調してみました。

To create a RequestPolicy.inf file の内容を抜粋すると、

[Extensions]
; If your client operating system is Windows Server 2008, Windows Server 2008 R2, Windows Vista, or Windows 7
; SANs can be included in the Extensions section by using the following text format. Note 2.5.29.17 is the OID for a SAN extension.
2.5.29.17 = "{text}"
_continue_ = "dns=www01.fabrikam.com&"
_continue_ = "dn=CN=www01,OU=Web Servers,DC=fabrikam,DC=com&"
_continue_ = "url=https://www.fabrikam.com&"
_continue_ = "ipaddress=172.31.10.134&"
_continue_ = "email=hazem@fabrikam.com&"
_continue_ = "upn=hazem@fabrikam.com&"
_continue_ = "guid=f7c3ac41-b8ce-4fb4-aa58-3d1dc0e36b39&"

この内容から、

[Extensions]
2.5.29.17 = "{text}"
_continue_ = "dns=www01.fabrikam.com"

だけにすればよい感じでした。実際に試した要求用テキストファイルは、下記の通りです。;がコメントアウトの箇所で、SAN属性はコメントアウトしました。

[NewRequest]
Subject = "CN=contosowac2.contoso.local"
Exportable = TRUE
KeyLength = 2048
KeySpec = 1
KeyUsage = 0xA0
MachineKeySet = True
ProviderName = "Microsoft RSA SChannel Cryptographic Provider"
ProviderType = 12
RequestType = CMC
[EnhancedKeyUsageExtension]
OID=1.3.6.1.5.5.7.3.1
[Extensions]
;https://learn.microsoft.com/ja-jp/previous-versions/windows/it-pro/windows-server-2008-R2-and-2008/ff625722(v=ws.10)#security-best-practices-for-allowing-sans-in-certificates
; If your client operating system is Windows Server 2008, Windows Server 2008 R2, Windows Vista, or Windows 7
; SANs can be included in the Extensions section by using the following text format. Note 2.5.29.17 is the OID for a SAN extension.
2.5.29.17 = "{text}"
_continue_ = "dns=contosowac2.contoso.local"
[RequestAttributes]
;SAN="dns=contosowac2.contoso.local"
; ???Enterprise CA ?? 
CertificateTemplate = WebServer

証明書は、EDITF_ATTRIBUTESUBJECTALTNAME2を無効化した状態

certutil -setreg policy\EditFlags -EDITF_ATTRIBUTESUBJECTALTNAME2 
net stop certsvc 
net start certsvc


で発行しました。問題無く、使用できました。

ここまで調べたり試したりしたところで、

AD CS で SAN (サブジェクトの別名) を追加するリスク

という記事があるのを知りました。ということで、EDITF_ATTRIBUTESUBJECTALTNAME2の有効化は今後止めていきたいですね。

2024年12月7日土曜日

Copilot in Excelの抄訳が公開されています。

「Copilot in Excel でできること」シリーズの抄訳が合計11本公開されていましたので、各々のサマリーと共に転記しておきます。

  1. Copilot in Excel でできること (パート1)
    Copilot を使って計算列の数式を作成し、テーブルの質を高める方法の紹介です。
  2. Copilot in Excel でできること (パート 2)
    Excel でチャットを通じて Copilot によるサポートを活用することで得られるメリットの紹介です。
  3. Copilot in Excel でできること (パート 3)
    Copilot in Excel を活用してスプレッドシート内のデータを処理、要約、可視化する方法の紹介です。
  4. Copilot in Excel でできること (パート 4)
    Copilot in Excel を活用してさまざまな種類のデータを希望どおりの書式や場所に変換する方法の紹介です。
  5. Copilot in Excel でできること (パート 5)
    Copilot in Excel を活用してデータの視覚化を刷新し、スプレッドシートから貴重なインサイトを引きだす方法の紹介です。
  6. Copilot in Excel でできること (パート 6)
    回文の検出、地図リンクの生成、なぞなぞの作成、セーリングの旅程の計画、趣味の写真撮影に関連する作業など、すべてをスプレッドシート内でシームレスに行う方法の紹介です。
  7. Copilot in Excel でできること (パート 7)
    Copilot in Excel を使用して、一意の値を計算するための数式を作成する方法の紹介です。
  8. Copilot in Excel でデータを分析用にすばやく変換する
  9. Copilot in Excel で売上データをすばやく予測する(パート 9)
  10. Copilot in Excel にデータのクリーニング機能が登場 (パート 10)
  11. 色、条件、Copilot: Copilot in Excel で条件付き書式を活用して時間を節約する方法 (パート 11)

2024年12月1日日曜日

Windows Server 2025 Active Directoryへのローリングアップグレード その1

手元の環境にあるWindows Server 2022 Active Directoryから、Windows Server 2025 Active Directoryへのローリングアップグレードを想定しています。

まずは下調べとして、関連ドキュメントのリストアップを行いました。

Windows Server 2025 now generally available, with advanced security, improved performance, and cloud agility 

には、変更点が簡単にまとめられているので、日本語に訳して引用します。

Active Directory (AD): ID と認証のゴールド スタンダードは、新しいセキュリティ機能によってさらに向上し、スケーラビリティの向上、プロトコル、暗号化、強化、新しい暗号化サポートの改善により、進化する脅威に対して環境を強化できます。

Windows Server 2025 の新機能 -> [Active Directory ドメイン サービス]

には、変更点の詳細がまとめられています。こちらから更に、いくつかの情報を辿れます。

下記は、中級者向けにまとめられたラーニングパスです、アップグレード以外の情報もありますね。

Microsoft Applied Skills: Active Directory Domain Services を管理する

2024年11月23日土曜日

物理サーバーでWindows Server 2025へのインプレースアップグレードを試す

Windows Server 2025がGAしたようですね。

どうやら互換性の問題なのか、Windows Server 2025に最新の累積更新プログラムを適用すると起動失敗する模様

の続き。

もう一つ物理サーバーがありましたので、そちらでWindows Server 2025へのインプレースアップグレードを試してみました。最初に結論を書いておくと、HWメーカーのサポートはないと思いますが、Windows Server 2025へのインプレースアップグレードはPowerEdge T320でできました。

アウトバウンドコントローラー経由からの画面ショットにて、一連の流れを載せておきます。インプレース元のOSバージョンは、Windows Server 2022です。

USBメモリに配置したsetup.exeを起動します。ウィザード起動しました。

「インストールの向上」にチェックを入れて先に進めます。
プロダクトキーを入力し、先に進めます。
「デスクトップエクスペリエンス」を選択し、先に進めます。
「ライセンス条項」に同意し、先に進めます。
引き継ぐ項目として、「ファイル、設定、アプリを保持する」を選択し、先に進めます。
準備完了しましたので、「インストール」をクリックして、インストール開始します。
インストール中。
ここから複数回再起動しました。
小一時間程経過後、インストール完了しました。
インプレースアップグレードできたことを確認しました。

当方の環境だけなのか、アクティベーションがうまくいっていない様子。

bing copilotに聞いてみまして、
ソフトウェア保護サービスを再起動してみました。がそれでは解消せず。
プロダクトキーのトラブルシューティングを実行したところ、アクティベーションが復旧しました。
以上








2024年11月17日日曜日

Apple Siliconの仮想化でどの製品までがInsider Programに対応してもらえそうか その2

Apple Siliconの仮想化でどの製品までがInsider Programに対応してもらえそうか

の続き。

補足)本稿は、Windows Insider Programに加入されている方が対象です。Windows Insider Programが一般向けのプログラムではないことを前提にしていますので、ご注意ください!WindowsのOSライセンスは別途必要です!
またWindows Insider Programの有効化前に、「診断とフィードバック」→「オプションの診断データを送信する」の有効化が必要です。
Windows Insider Programに興味のない方は、ここでごリタイヤいただけると助かります。

VMware Fusion 13.6.1があるというのを下記で知りました。

商用もOK ~「VMware Workstation」「VMware Fusion」が完全無償化

VMware Fusion 13.6.1のダウンロードは、Broadcomアカウントが必要です。また、ちょっと探しにくい感じでしたが無事にダウンロードできました。ダウンロードおよびインストール手順は、下記を参考にしました。

VMware Fusion 13.5で構築、M2 MacにWindows11をインストール

ダウンロードのリンクは、下記にあります。

https://www.vmware.com/products/desktop-hypervisor/workstation-and-fusion

Windows 11 Arm版のインストールで、VMware Fusion 13.6.1で実行してみました。確かにISOダウンロード周りが、Parallels Desktopと同様な感じで簡単になっています。

Windows 11 Arm版のインストール後、VMware Toolsをインストールすると画面の解像度が一年前に確認した時より格段に使いやすくなっています!これは助かりました。

Parallels Desktopは、有償ゆえ機能も豊富ですので、間違い無くベストの製品です。ただ、WindowsのアプリもMacのアプリもシームレスに使えることが、時々混乱したりします。Mac側のファイルとアプリの関連付けがWindowsアプリへの関連づけに置き換わることもありました。少々便利すぎるかもしれないと感じていたところです。
※なおParallels  Toolsが有償で得られることもメリットです。不要ファイルのクリーンアップ、メモリの節約などとても便利に使えていたことを申し添えます。

VMware FusionはParallels Desktopほどの機能はないのですが、境界が分かれているので逆に混乱しなくても良いのが、個人的に良いなと感じた次第ですね。

追伸 色々お試ししているタイミングで、下記の記事がそういえば出ていました。より簡単にインストールできるのは朗報ですね!

「Windows 11 バージョン 24H2」のISOイメージファイル、ARM64向けがようやく登場

Microsoft Autofill Chrome 拡張機能が終了してしまいます。

Microsoft Autofill Chrome 拡張機能が新しくなったなと思ったら、下記のようなメッセージが出ていることに気づきました。2024年12月14日をもって廃止されてしまいます。

さらに辿っていくとよくある質問に辿りつきそうなので、アクセスしてみました。

Microsoft オートフィルを使用してパスワードを同期する

※重要と思いましたので画面ショットでも引用します。

にたどり着きました。ここではMicrosoft Autofill Chrome 拡張機能のパスワードは、Edgeからエクスポートして他のブラウザへインポート可能である旨、記載があります。また英語版ですが、下記のページもありました。

How to back up your Microsoft Edge favorites, passwords, and more

2024年12月14日以降は、各々のブラウザでパスワード管理していくことになりそうです。あとはiCloudパスワードが使える状態ならば、それに頼る選択肢があると思います。

どうやら互換性の問題なのか、Windows Server 2025に最新の累積更新プログラムを適用すると起動失敗する模様

タイトルにも書いたのですが、Windows Server 2022どまりとなった物理サーバーが出ました。ML110G7という古い機器ですが逆に度重なるOSアップグレードに対して、よくぞここまで持ってくれたと言えますね。
※特定機器を誹謗中傷する意図は無いことを明言しておきます。上記でも書いた通り、ここまで良く持ってくれたなと感謝してます。

Windows Server 2025のインストール後に10月の累積更新プログラムを適用していました。その時は、起動していたと思ったのですが、2週間ほど間を空いたのちに起動させてみると、赤い画面で起動せず。

BIOSバージョンは、2019/04/04が最新版のようでした。

起動メディアから修復を試みました。

が如何ともし難いので再びクリーンインストールしました。

今度は、11月の累積更新プログラムを適用して、再起動しました。結果は下記の通りです。

ここまで連続して通電していたので、BIOSの日付がズレた可能性も低いと思います。

これ以上の探求は諦めて、Windows Server 2022を入れ直しました!

2024年11月12日火曜日

Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2024 年 10 月 の抄訳

Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2024 年 10 月

として抄訳がリリースされていましたので、内容を確認しました。

内容の全ては、Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2024 年 10 月をご確認いただきたいので、個人的に気になったところのみをピックアップします。

  • 管理・運用機能
    • Copilot の回答の引用セクションに Web 検索クエリを表示
      bingのweb検索というか、bingでCopilotを使った時のように情報の引用が表示されるようになるそうです。
    • Copilot の Web 検索を管理するコントロールの拡張
      上記に関連して、Web検索を許可するか否かを制御できます。この制御はMicrosoft 365 Apps管理センターからユーザーやグループといったレベルで管理できます
  • エンド ユーザー向け機能
    • Copilot Lab に新しい業界向けプロンプト コレクションが登場
      新しいコレクションに含まれるプロンプトの一例として、持続可能性、消費財、非営利団体、モビリティ、小売があるそうです。
    • Copilot in Outlook による会議の準備
      これは12月に提供されるそうです。次の会議の予定があればCopilot によって受信トレイの上部に [Prepare] ボタンが表示されます。この[Prepare] ボタンをクリックすると、会議アジェンダの作成、関連ファイルの表示が可能です。
    • Copilot in Word によるテキストの書き換えと表作成の強化
      すでに提供済みの機能だそうです。
      編集したいテキストの範囲を選択しCopilotを起動することで、テキストの自動書き換え、コーチングの実施、表への視覚化、独自のプロンプトの追加といったことが可能です。

2024年11月4日月曜日

Windows Server 2025がGAしたようですね。

インプレースアップグレードを確認したかったのですが、事情によりクリーンインストールのみ確認しました。

USBメモリをインストールメディアとして使用しますが、install.wimのファイルサイズが大きいですね。よって、dismコマンドでinstall.wimを分割しました。分割した際のコマンドラインは、こちらをご覧ください。

USBメモリからの起動直後は下記の通りです。

キーボードは、既定が101/102になっていますので、106/109に切り替えて進めます。

クリーンインストールなので、ファイル等が削除されても良い旨のオプションを選択して先に進めます。
Pay-as-you-goは改めて確認することとして、プロダクトキー無しで進めます。
Datacenterを選んで進めます。
ライセンス条項を同意して先に進めます。
インストール先を選択して先に進めます。
インストール準備が完了しましたので、先に進めます。
インストールの最終盤です。改めてプロダクトキーの入力画面になります。ここは後ほど設定することとして、先に進めます。
Windows Server 2025 Previewのプロダクトキー入力 でメモしていた事象は解消していますね。
ローカル管理者のパスワードを設定します。
サインイン画面が出ました。
サインイン初回に、診断データのオプションを含む場合と必須の選択肢があります。既定値の「オプションを含む」を選んで先に進めます。
無事にインストール完了です。
以上です。プレビューからインストール確認していましたが、Windows ServerのインストールウィザードもWindows 11に準したものが正式になりましたね。
引き続き、いろいろ確認を進めていきたいです。