2023年1月29日日曜日

Azure Stack HCI 22H2をSingle Server/Single Nodeから、2ノードクラスターへ変更する

Azure Stack HCI Single Nodeを作りました。

の構成から、2ノードクラスターへ拡張してみます。

Change a single-node to a multi-node cluster (optional)

に沿って進めます。
※各ステップの内容は、日本語版を採用します。が、念のため英語版もご確認くださいね。

1. Azure Stack HCI クラスターの検証

「Validate-DCB ツールをインストールして実行する」を確認しました。今回の環境がNested Hyper-Vであるため、この確認はスキップとしました。Validate-DCB ツールを実行するところまで画面を貼っておきます。

素直に、下記を実行しました。
Install-Module Validate-DCB
エラーになってますね。なので、Validate-DCB ツールの実行もできませんし、そもそもモジュールのインポートもできません。
モジュールPester競合しているため、
Install-Module Validate-DCB -SkipPublisherCheck
として実行しないとダメでした。

Validate-DCB ツールを実行してみます。

物理サーバーであれば、このあたりを設定可能なので、本ツールは有用ですね。今回は、Nested Hyper-Vなのでここで止めてしまいます。
ちゃんと保存していないとメッセージ出ますw

シングルノードになっているクラスターをValidateします。[Validate cluster (Preview)]をクリックします。

[Yes]をクリックします。
しばらく待つと、Validateが正常終了しました。

2. クラスターにサーバーを追加する

ノードを追加します。[+ Add]をクリックします。

追加したいAzure Stack HCI OSのノードを入力し、しばし待ちます。検出できたら、[Add]をクリックします。

追加対象に入ったことを確認して、一番下にある[Add]をクリックします。
しばらく待つと、ノード追加が正常終了しました。

3. インライン 障害ドメインの変更

ストレージ プールの障害ドメインの種類を確認しておきます。
ストレージ プールの障害ドメインの種類を変更し、結果を確認します。


クラスターとしての仮想ディスクを確認しておきます。

クラスターパフォーマンス履歴ボリュームを削除します。

新しいストレージ層を生成し、クラスターのパフォーマンス履歴ボリュームを再作成します。

クラスターパフォーマンス履歴は、しばらく待つと出来上がります。すぐに出来上がっていないからと焦らないようにしましょう。

適用できなくなったストレージ層を削除する前に、どういうものがあるかを見ておきます。

ストレージ層の概要テーブルも参照したのですが、今一つ理解できない。2ノードクラスターとして作成したものと比較してみました。
PerformanceとParityOnHDDが対象かなと。注意深く進める観点から、ParityOnHDDだけを削除しました。
2ノードクラスターと、改めて比較しておきます。

既存のボリュームの障害ドメインの種類を確認します。

既存のボリュームの障害ドメインの種類を変更します。が"階層化ボリュームの場合"だったようでして、変更が失敗しました。

階層化ボリュームのFriendlyNameを確認します。

"階層化ボリュームの場合"として、既存のボリュームの障害ドメインの種類を変更します。
ストレージジョブが完了するまで待ちます。

4. Optionally, if more resiliency is needed, adjust the volume resiliency type from a 2-way mirror to a Nested 2-way mirror: Single-server to two-node cluster.
は、スキップしました。

5. クラスターウィットネス

でファイル共有ウィットネスを作成します。

以上で完了です。

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